2nd: 不定詞
ポイント!
- 中2英語はここから難易度が一気に上がります。
- 不定詞:to不定詞とも呼ばれる。「to+動詞の原形」、というひとまとまりの言葉。
- 3つの用法(使い方)があり、どの用法かによって訳し方がガラッと変わる。
例)【名詞的用法「〜すること」】
I want to drink Coke. 私はコーラを飲むことがしたいです。(飲みたいです)
My hobby is to drink Coke. 私の趣味はコーラを飲むことです。
To drink Coke is fun. コーラを飲むことは楽しいです。
※ 特定の動詞(下表参照)やbe動詞の後ろ・先頭で使われる。
例)【副詞的用法「〜するために/〜して」】
I went to McDonald’s to drink coke. 私はコーラを飲むためにマックに行きました。
(Why did you go to the store?) (なぜあなたはその店に行ったのですか。)
→ To buy a bottle of Coke. コーラのボトルを買うためです。
I am happy to drink Coke. 私はコーラが飲めて幸せです。
※ 文章の中盤・Why(なぜ)に対する返答・形容詞の後ろに使われる。
※ 形容詞の後ろに使われる場合のみ、「〜するために」ではなく「〜して」と訳す。
例)【形容詞的用法「〜する(ための・べき)」】
I have a lot of homework to do. 私にはするべき宿題がたくさんあります。
Do you have something hot to drink? あなたは何か温かい飲むもの(飲み物)を持っていますか。
※ 名詞の直後に使われる。
※ somethingやanyone, everythingといった名詞を使った「something+形容詞+to do」という語順は狙われやすい。
☆ 不定詞の見分け方:
振り分けてから訳すことで見分けることができます。以下の手順を踏みましょう。
① to不定詞に下線を引きます。
例)I want to do my homework.
② 「to不定詞が先頭に来ている場合」「be動詞の次に来ている場合」の2つはほぼ名詞的用法「〜すること」です。
※ Why〜?への返答文として使われている場合は副詞的用法「〜するために」。
③ 下線を引いた部分を
「〜すること(名詞)」「〜するために(副詞)」「〜して(副詞)」「〜する(形容詞)」の4通りで訳した上で、全文を訳します。
例)I want to do my homework.
「私は宿題をすることがほしい」「するためにほしい」「してほしい」「するほしい」
④ 最もしっくりきた和訳が答えです。
例)I want to do my homework
→「私は宿題をすることがほしい(=したい)」:名詞的用法
※ 他にも「直前に来る言葉で見分ける」「使う場所で見分ける」「熟語として覚えてしまう」といった見分け方があります。
※ 慣れれば、パッと見ただけで見分けられるようになります。が、最初のうちや見分けを絶対に間違えたくない場合はこの手順を踏みましょう。
☆ 見分けの練習をもう少し!
例)I went to the stadium to watch a baseball game.
① 下線を引きます。
② 先頭でもbe動詞の後ろでもない。
③ 訳してみます。
「野球の試合を観ることスタジアムに行った」
「野球の試合を観るためにスタジアムに行った」
「野球の試合を観てスタジアムに行った」
「野球の試合を観るスタジアムに行った」
④ 最もしっくりくるもの:
「野球の試合を観るためにスタジアムに行った」:副詞的用法(〜するために)。
※ 必ず日本語に訳して確認することを忘れずに!
☆ もう1回!
例)I was surprised to hear the news.
① 下線を引きます。
② 先頭でもbe動詞の後ろでもない。
③ 訳してみます。
「その知らせを聞くこと私は驚いた」
「その知らせを聞くために私は驚いた」
「その知らせを聞いて私は驚いた」
「その知らせを聞く私は驚いた」
④ 最もしっくりくるもの:
「その知らせを聞いて私は驚いた」:副詞的用法(〜して)。