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新卒5年目エンジニアが退職し、世界一周旅に出ることを決意した理由

初めまして、こんにちは。すみやです。
この度、新卒から約4年半ITエンジニアとして勤めた会社を退職し、世界周遊一人旅に出ることを決意しました。
出発日は2024年8月24日。
今回の決断に至るまでの経緯、今の自分の思いを残しておくために久しぶりにnoteを更新します。



なぜ会社を辞めて旅をするのか

まず、旅に出る決断をするきっかけとなった学生時代の経験から、新卒入社した会社でのこれまでについて触れておきたいと思う。

学生時代の留学経験

大学3年を終えた後、1年間休学してアメリカのシアトルに留学した。(もう6年も前になるのか…)
留学の動機は、海外への憧れや、海外と関わる仕事がしたいという思いからだった。

実際に留学して、それまでの自分の考えや視野がいかに狭かったかを痛感した。特に「働き方」についての視点は大きく変わった。

留学前の自分は、大学を卒業したら大企業に就職し、長く勤めて少しずつ給料を上げていくことが社会人としての当たり前だと思っていた。それが良い悪いという話ではなく、自分の中での固定観念となっていた。

しかし、留学中は大学の授業に限らず、ボランティアやインターンなど様々な活動に取り組む中で、働くことへの価値観が変わっていった。
アメリカにはそもそも新卒一括採用がないし、転職が日本よりも当たり前だし、時には退職して働かない期間があっても良い。NPOで地域や貧困への活動をしたり、場所を定めず好きな場所からリモートで働いたって良い。

留学を経て、自分の中の固定観念が解き放たれ、人生の選択肢を大きく増やすことができたと思っている。

中米バックパッカー、一人旅

留学中は、長期休みを利用していろんなところに旅行へ出かけた。
その中でも、中米3カ国(ベリーズ、メキシコ、キューバ)のバックパッカー一人旅はカルチャーショックの連続だった。
一人旅をすることにした理由は、日本からは行きづらいアメリカ周辺国に行ってみよう、くらいだったと思う。
初めての一人旅で、世界各国のバックパッカーが集まるドミトリー、日本人の旅人が集まる宿や現地人の家に泊まったり、ローカルバスで陸路の国境越えをしたり、とにかく新しい未知の体験の連続だった。

この旅で出会った旅人から受けた影響も大きく、日本はもちろん、留学先でさえ出会えないような人たちに出会い、生き方、働き方の選択肢を増やしてもらったと思っている。
この一人旅が、世界一周旅の原体験になっている。

私立文系からITベンチャーに新卒入社

その後、私はITコンサルティングとシステム開発を担うベンチャー(?)企業への就職を決めた。
私立文系出身であったが、留学を通じてITでサービスを創り出すことの魅力や可能性に惹かれ、自分もITでサービスを創る仕事がしたいと思ったからである。

入社後は、エンジニアとして要件定義から設計、開発、テスト、運用保守まで幅広く濃密な経験を積ませてもらった。
正直、会社に対する不満はほとんどなく、このまま会社で働き続けても成長できると感じていた。
尊敬する上司もたくさんいたし、優秀なメンバーに恵まれ、やりがいを持って楽しく働いていた。

特に退職時に在籍していたプロジェクトでは、アーキテクチャの検討から関わることができ、最後までやり切りたいという思いも強くあった。

旅に出る決意をした理由

それでも私は27歳(もうすぐ28歳)で退職し、旅に出る決意をした。
前置きが長くなってしまったが、ここからは、その決意に至った理由を書いていく。

①世界を見たい・知りたいという好奇心

一つ目の理由はいたってシンプルである。
行ってみたい国、都市、遺跡、遺産がたくさんあって、いつか行きたいと思っていた。
会社員をやりながら、アフリカや南米、ヨーロッパに長期で何度も訪れるのはどうしても難しい。
有給を駆使して、制覇しようとすると数十年かかってしまうくらい、行きたいところがある。

だったら、いっそのこと退職し、期間に余裕を持って自由気ままに旅をしてみたいと思った。

②人生の選択肢を増やしたい

人は知らないことを選択することはできない。当たり前のことであるが、私が留学で得た大きな学びの一つだと思っている。
もし、留学に行かず、働き方の選択肢を増やせていなかったら、IT企業に入社していなかっただろうし、今こうして旅に出る選択もできていなかったと思う。
だから、知らないことを知ることに対して、強い興味がある。
世界にはまだまだ私の知らないこと、見たことのない景色がたくさんあるなら、行ってみようじゃないか。
そんな気持ちである。

③体力、時間、お金に自由がきく絶好のタイミング

なぜ今なのかという問いに対する答えはこれである。
よく「学生は時間はあるけどお金がない、社会人はお金はあるけど時間がない」と言ったりする。
ならば、「社会人がお金を貯めて、仕事を辞めて時間をつくる」ことができれば、ある程度長期でも旅をすることができると思った。

体力に関しては、行ったことのない国の安宿に泊まり、陸路で国境を越えるような旅が定年後にできるか、やりたいかと言われると自信はない。
今ならまだ体力的にも無理ができる。
また、ライフイベントを考えると会社を辞めて旅に出るなら今しかないと思った。

④新たな働き方の模索

これまでの4年半は、ほぼ毎日出社だったので、会社から自転車通勤圏内に住んでいた。
いわば、仕事中心にライフスタイルを構築したと言える。
逆に、住みたい場所があるなら、その場所に住むことを中心にワークスタイルを見直しても良いのだと思う。
ここは何に重心を置くか、優先するかという話で、ライフステージによっても変わってくるし、人によって考え方も全然違うと思う。

だから私は、一度会社を辞めて、フラットに選択肢を並べてみて、その時々で自分がやりたいこと、大事にしたいことを中心にワークスタイルとライフスタイルを検討してみたい。
そんな思いもあって、休職ではなく退職を選んだ。

終わりに

ここまで読んでくださりありがとうございました。
いよいよ、世界一周の旅が始まります。
このnoteでは、感じたことや考えたことを中心にリアルな日記を書いていこうと思っています。
気が向いたら読んでいただけると嬉しいです。
では、また。

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