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「中国人!」と呼ばれる違和感とアフリカを見る自分の解像度【世界一周#20】
こんにちは、すみやです。
世界一周旅は6ヶ月目に突入し、現在は南アフリカのケープタウンに滞在しています。
なかなかnoteを書く気分になれず久々の投稿になってしまいましたが、元気に旅を続けています。
今回は、アフリカを旅する中で感じる解像度を上げる事の重要さについて書こうと思います。
「中国人!」と言ってくるアフリカの人々
アフリカに行ったことがある人なら、街を歩いていると「チャイナ!」だの「ニーハオ!」だの言われた経験がある人も多いのではないだろうか。
アフリカに限った話ではないのだが、ここでは特に多いように感じる。
「中国人」と呼ばれて怒りを覚えることはないが、良い気分はしない。
それは、自分が「日本人」であり、「中国人」とは異なる言語、文化、民族であることをわかってもらえていないことに起因するのだと思う。
アフリカに行く前の解像度
さて、アフリカがほぼ未開の地だった半年前の自分を思い出してみたい。
私のアフリカに対する認識は黒人が多く暮らし、スワヒリ語を話す人たちがいて、野生動物が生息する場所、くらいの解像度であった。
実際に訪れ、鮮明になる解像度
実際にアフリカを訪れて感じたことは、それぞれの国によって、同じ黒人でも肌の色や顔立ちに違いがあるし、異なる言語を話し、国民性は全然違うということである。
これまでの自分はアフリカ大陸という大きな括りでしか認識することができていなかったが、実際に訪れたことで、その違いを理解することができたと思っている。
「東アジア人」を「中国人」と認識するアフリカの人々
逆にアフリカの人々の視点に立つと、遥か離れた東アジアの解像度は、かつての自分がアフリカを一括りに見ていたのと同じなのかもしれない。
そう思うと東アジア系っぽい外見の人を見て、中国人と認識することに関しては理解できる。
無論、「チャイナ!」や「ニーハオ!」と言ってくる人には、少なからず不快感を覚える人がいることを理解してほしいのだが。
解像度を上げることの重要性
多くの日本人にとってアフリカ大陸は身近な場所ではない。
物理的な距離があるし、経済的に結びつきが強いわけでもない。
そして、アフリカは貧しくて、危険な場所というようなイメージを持つ人が多いのではないだろうか。
黒人はなんだか怖いと思っている人も一定数いるのではないかと思う。
私もまた、アフリカに来るまではそうだった。
しかし、こうしてアフリカの国々を自分の足で歩くと黒人という括り方ではなく、タンザニア人やルワンダ人、さらに言えばもっと細かい民族があることも知ることができた。
また、どこの国に行っても人は親切でフレンドリーで、黒人が怖いという先入観は、限られた情報から来る固定観念であることに気づいた。
「中国人!」と叫んでくる人々はきっと中国や日本を訪れたことの無い人達だろう。
彼らの東アジアに対する解像度が低いことも、「中国人!」と言ってしまう一因なのではないかと思う。
知らないことを理解し、解像度を上げる
ソクラテスが「無知の知」と言ったように、知らないことを理解した上で、知ろうとすることが大事だし、知らない状態で何かを決めつけることは悪手だと感じる。
今の世の中は情報に溢れている。
アフリカの景色や歴史、暮らしについても、今は検索すれば簡単に情報を得られる。
それでも、実際に訪れなければ気付けないことは山ほどあると、旅を通じて実感している。
旅をすることで世界の見え方は変わる。
これからも、自分の目で見て、世界を知っていきたいと思う。