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親切さはどこから生まれるのか。優しい人で溢れるブルネイで浮かんだ一つの疑問【世界一周#3】

こんにちは、すみやです。
世界一周2カ国目にブルネイを訪れました。
約4日間のショートステイでしたが、ブルネイでのとある出来事とそこから感じたことを書いていこうと思います。

ブルネイとはどんな国か

あまり馴染みのない国だと思うので、簡単にブルネイの説明をしておく。
正式名称ブルネイ・ダルサラーム国は、ボルネオ半島北部に位置し、陸地はマレーシアに囲まれている。
ダルサラームはアラビア語で平和な土地を意味する。

面積は三重県とほぼ同じで、人口は約40万人。
天然資源が豊富で、豊かであり、個人に対する所得税、住民税はなく、医療費、学校も無料。

今回、私はブルネイを訪問したものの、特に何か見たい、行きたい場所があったわけではない。今回の旅を逃すと一生行かない気がしたので行ってみようくらいの気持ちだった。

ブルネイは公共交通機関が発達しておらず、車社会である。
一応バスがあるのだが、どのバスがいつ、どのルートで走っているのかはネットを調べても出てこない。

だからと言ってタクシーばかり使うことは貧乏バックパッカーには許されないので、なんとかバスに乗ろうとしていた。

バス停探しから生まれた一つの出会い

バス停がなかなか見つからなかったので、通りすがりの女性に声をかけてみた。
その女性は、「バス使わないから分からないんだよね」と言いつつ多分あっちだから一緒に行こうと言って連れて行ってくれた。

歩いている間は、私の旅の話や女性の仕事話などたわいもない会話をしていた。
その流れで、私が翌朝フェリーで出国する旨を伝えると、「フェリー乗り場遠いけどどうすんの?連れてってあげようか?必要な連絡ちょうだい」と言われインスタのアカウントを交換した。

その後バス停を見つけて、無事目的地までバスで辿り着くことができた。

宿に戻り、翌日のタクシー料金を配車アプリで調べると3,000円近くすることがわかり、ちょっと痛い出費だなと思ったところで、先ほどの女性に連絡してみることにした。
半信半疑だし、図々しいなと思いつつ、連絡してみると、快くOKしてくれた。

ちょっと心配しつつ翌朝6時半に待ち合わせ場所に行くと、その女性は既に待っていてくれた。
そのまま、30km、30分の道のりを無償で送ってくれたのである。

親切さとはどこからやってくるのか

送ってくれた女性に限らず、ブルネイではわからないことを聞くと、誰でもとても親切に教えてくれた。

一方でなぜここまで親切な人が多いのだろうかという疑問が湧いてきた。

親切な国民性はどのように育つのだろうか

豊かだから人に親切にできるのだろうか。
宗教や教育が関係しているんだろうか。
気候、人口、交通インフラの発展度合いが関係しているのだろうか。
日本人である自分は、日本に来ている観光客に同じように人な親切ができるだろうか。
そんなことを考えさせられる国だった。

きっとその理由は一つではない。
日本という小さな国の中だって、都道府県によって特色がある。
旅を進める中で、考えを深めていきたいと思っている。


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