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進級テストとは、インストラクターに対するテストでもある。というお話。

こんばんは、サムです。
今日も一日お疲れさまです。

何日かぶりに記事を書きます。
なぜ久しぶりになってしまったかというと、だんだん一か月の疲れが出てくるからですね(笑)。
わたしの勤務しているスイミングスクールは、その月の4週目に進級テストがあります。
そして5週目がお休みになるのですが、この5週目のまとまったお休みというのが本当にありがたい。
この5週目の3連休(カレンダー次第で2連休だったり4連休になったりもする)で、一か月の疲れをリセットすることができます。

その、最後の難関?として、進級テストがあるんですね。

わたしの勤務するスイミングスクールでは、級ごとに合格基準となる項目が4~5個あって、テストの日にコーチが泳ぎを見て基準を満たしている項目に〇をつけていき、項目すべてに〇がついたら合格となります(一度〇がついた項目は累積される)。
飛び級制度はないので、必ず一回はその級のテストを受けることになります。

なので各担当コーチは、子どもたちが合格できるように、言い換えれば項目に〇がつくように、練習メニューを組んでいきます。
このクラスは呼吸動作が苦手な子が多いから、今月は呼吸動作の練習をしっかりめにやっていこう。
このクラスは今月進級してきた子が多いから、今日は復習メニューを多めにしていこう。
などなど。
1~3週目に段階的にドリル練習をして、最終的に4週目の進級テストに挑むのですが進級テストは、子どもたちの合否を決めるだけのテストではありません。

子どもたちのテストの結果というのは、わたしたちインストラクターの、一か月間の「練習メニューの内容」・「練習メニューの伝え方」・「指導方法・補助方法」に対する答えでもあるのです。

人それぞれに生まれ持った才能や向き不向きはあって、すべての子が同じスピードで進級していくことはないのですが、練習メニューや指導方法ひとつでまったく変わってくるのは言うまでもありません。
わたしたちインストラクターは、どういう練習をすれば、どういう声かけをすれば、どういう補助をすれば上手になるのか、日々勉強と試行錯誤を続けています。

そして進級テストの合否という結果だけを見るのではなく、「今月はクロールの手(プル)はみんなだいぶ上達したから、来月は呼吸動作の練習をしよう」という風に来月の目標や予定を立てるためのテスト結果でもあります。
その繰り返しですね。
親は子どもから親として成長させてもらえると言いますが、わたしたちインストラクターも子どもたちに成長させてもらっている毎日です。

今月はまだ金曜日~月曜日まであるので、気を引き締めてがんばります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

最近クロージングに悩んでいるサムでした。

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