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ねじ屋の経営合宿
自社の課題にいつもとは違う環境で向き合う
自社の課題は「経営理念の浸透」。
様々な場面で発信したり、評価項目に組み込んだりするも、なかなか全体への浸透が難しい。
そこで、理念に基づいた「行動規範」の策定をと思い立ちました。
私一人で決めるよりも、できるだけ多くのメンバーで策定した方が、周知も早いと考え、案を募ることにしました。
ただの会議形式でやるのもいいけど、何か面白い事をしたい・・・
「そうだ、合宿形式にしよう」
いざ合宿計画立案!
行きたい場所は決まっていました。
私が以前から、経営のお手本と勝手にしていた、長野県のかんてん製造メーカー「伊那食品工業」。
ここへメンバーを連れていきたかったので、長野県に決定。
施設は、宿泊もBBQもできる最高の環境を見つけました。
集まるのは係長以上のメンバーで、総勢16名。
メンバーがそれぞれ、どのような考えや価値観を大事に仕事をしているのかを明確にした方が、議論がスムーズに進むと考えました。
そこで全員に自己開示の為の質問に答えてもらい、当日までに全員分を開示、発言がし易くなるよう心理的安全性を高める工夫をしました。
いよいよ経営合宿スタート!
当日は最高の天気に恵まれました。
肌寒い晩秋の11月でしたが、暖かな日差しを浴びながら、野外ウッドデッキでのミーティングです。
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4つのグループに分かれ、自分たちの「あるべき姿」を出し合い、共有しました。
改めて様々なタイプのリーダーが集まっていると実感。
彼らとそのチームメンバーが経営理念と行動規範で、同じ方向を向くことができればとてつもなく強いチームが出来上がるぞ、と内心ワクワクしていました。
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出揃った案に投票したり、意見を言ったりと終始ワイワイとした雰囲気で進行できました。やはり会議室とは違い、普段あまり意見のないメンバーからも自然に意見を出してくれたりしました。
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夜は焚き火で自己開示
夕方からは全員で買い出し&火おこしをし、お待ちかねのBBQ。
近くには温泉もあり、長野県の夜を満喫。
最後は焚き火でチル。やはり火を囲むと、普段話さないような家族やプライベートの話になります。
こんな事聞くと、メンバーがより好きになっちゃうんですよね。
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翌日は企業視察
翌日はいよいよ、伊那食品工業様へ。
「年輪経営」を基に、社員の幸せや地域貢献、企業の永続についての講和を聞かせて頂きました。
この考えに出会って10年近く。自分のフィルターを通し、参考にさせて頂きながら組織運営をしてきました。
「いつかメンバーにも実際に触れてもらいたい」
ようやくこの願いが叶いました。
合宿終了後には、参加メンバーが自発的に各拠点で「年輪経営」の考えをシェアしてくれていたことにも感激。
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合宿っていいな
初めての試みで上手くいくか内心ドキドキしてました。
細かい反省点はあるけれど、結論は・・・
「やってよかった!!」
節目や研修、大きな軌道修正が必要な時など、合宿を活用してより強いチームにしていこう!
と余韻に浸っております。
リーダーだけでなく、色んなメンバーでもやってみたいとも思いました。
自分の生い立ち~現在に至るまでの時系列、将来の夢も共有する機会を設けられたのも良かったです。
お金も時間もかかるんです。
でも緊急性は低く重要な仕事に時間を割ける様、メンバーを導いていきたいですね。
合宿は最高。