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本が好きな理由

皆さんこんばんは。澄田 美稲です。

前のnote“映画『ラストレター』を観て”で私の基本的な趣味は読書です、という話をしました。今回はその話を少し掘り下げて書いていきたいなと思います。私の理由は少し変わっているようで、知人に話すたびに色々な反応をしてもらえて楽しいので、noteにも書こうかな、と。「こんな人もいるのか」程度に読んでみていただければ幸いです。

“基本的な”という表現をしたのは、私が割と多趣味だからです。
「趣味はなに?」と聞かれたら迷わず「読書ですかね」と答えますが、
「どんなことが好きなの?」と聞かれたら答えに迷います。勿論一番は読書ですが、趣味とまではいかなくとも好きなものは沢山あるからです。

その中でも、「本好き」というラベルは周りの知人ほとんどに認識されいるレベルで広がっているので“基本的な趣味は読書”という表現に落ち着きました。

「じゃあ他の好きなことは何なんだよ」

と思う方もいらっしゃるかもしれないので軽く紹介しますね。

まず映画が好きです。上記にも添付をしたように、映画を一人で見に行ってその感想をわざわざ文字に起こしたがるくらいには好きです。中でも新海誠監督の作品が大のお気に入りです。新海誠作品が好きな話はまた別のnoteで詳しく書きたいなと思っています。

次に、音楽が好きです。時間がある時はよく音楽を聴いてます。音楽を聴くだけで、他にはなにもしない。そんな時間がとても贅沢なものに思えて。耳が悪いので多くの人よりも受け取れるものは比べ物にならないくらい少ないかもしれないけど。それでも音楽が好きです。

それに加えてスポーツも好きです。今はもうやっていませんが、前はハンドボールを10年近くやっていました。短い間ではありましたが、小学生チームのコーチとしてバイトをしていたこともありました。

あとは演劇も好きです。というかスポーツを先に書いてしまいましたが、演劇の方が好きです。こちらも10年近くやっていて、今は事情があって疎遠になってしまっていますが、また復帰できたらいいなと思っています。
なのでその繋がりで観劇も好きです。劇団での同期をはじめとする仲間の中には、私とは違ってそのまま舞台の世界に本格的に身を置いていくことにした人も多くいるので、彼ら彼女らの舞台をよく観に行きます。

軽く、と言ったのに割としっかり喋ってしまいました。細かい話で気になるものがあったら是非コメントなりTwitterのリプやDMなどで教えてください。また別にnoteにまとめます。


では今夜の本題にいきたいと思います。
題名の通り『本が好きな理由』について少し詳しくお話ししますね。

この世には本が好きな人なんていくらでもいて、その理由なんて腐る程聞いてきた、なんて方も多いであろう中で。なぜ私がわざわざ今さら『本が好きな理由』についてnoteに書くのか。序文でも書いた通り、私の本が好きな理由は少し変わっているみたいだからです。
引っ張ってないで早く教えろよ?すみません。こんなところでせっかくの貴重な読者さんにこのページを閉じられてしまっては元も子もないので言いますね。

私が本が好きな理由は、
「その本を読んでいた時の自分の状況を、その本の文章とともに覚えていられるから」
なんです。どういう意味伝わりますかね…。頑張って一言でビシッとまとめようとしたけど上手くまとまらなかったです…。
たとえば何か本を読んだとします。Aとでもしましょう。私がAを読んでいた時の周りの環境は様々です。私は一気に読むタイプではありません。なので家で読み始めて、移動中にまた読み進めて。カフェに時間を作って読みに行ったり。とにかくいろんな場所でAを読み進めます。そしてそのうちにAを読み終えますよね。その時は多くの人と何ら変わらないんです。普通に「面白かった」「表現が好きな作品だった」「涙が溢れた」など。感受性や表現力が人よりも豊かなわけではないのでそれこそ人並みな感想しか抱きません。

多くの人と大きく違うであろう点はこのあとなんです。皆さんの中で本をよく読む人はいますか?読み返しってしますか?全部読み終わって、しばらくしてからまた同じ本を読むことです。
私の場合はこの行動の持つ意味が特殊なようで。知人に指摘されるまで自分が少し変わっていることに気付いていなかったのですが、私はこの読み返しの時に「Aを読んでいた時の記憶を思い出す」んです。

「Aのこのページを読んでいたときに自分はあそこで友人を待ってたんだよな。この一節を読んでいたときに友人が来たから中断になった」

「Aのこの台詞を読み始めた時は自分は高校のテスト期間で、次の日のテストが嫌すぎて5ページくらい誘惑に負けて読んじゃったんだよな〜」

こんな感じで。もっと広義的な記憶も思い出しますよ。

「Aを読んでた時期は高校2年の夏休みだったな。あの夏はほんとに暑くて、友達と無計画に海に行ったりしたな」

とか。昔読んだ本を読み返すとその本をその時読んでいた状況を全部ではないにせよ割と細部まで思い出せる。これが私が本が大好きで、大切で、愛している一番の理由です。
私にとって本は、私の記憶庫そのものです。本を読めばその時のことが大抵は思い出せる。だから私は本を読み返しますし、あまり内容が気に入らなかった本でも大切にとっておきます。私が読んだ本は全て例外なく私の記憶そのものであり、私の一部だからです。

まぁ、幼稚園の時とか、幼児期に読んだ絵本とかは流石に思い出せませんけどね笑
小学生時代以降のものであれば思い出せます。

友人に指摘されて気付いた私の数少ない自慢であり、私の特技の一つです。


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