【Ø choir/UVERworld】人を強くさせるのは、寂しさかもしれない
「どこか一人足りないような寂しさは消えない」
ロック界の中心を走るUVERworldが、Ø choir(ゼロクワイア)という曲でこう歌っています。
ドーム規模の公演もチケットは即完、男性限定ライブの観客動員数日本一を誇る彼らでも、「寂しさは消えない」と歌っているのが印象的です。
彼らは、闘志むき出しで色んなものに向かっていくイメージが強いのですが、たまにこういう弱さを見せることもあるのです。
でも、彼らの姿やメッセージを見て、こう思うのです。
「寂しさを知っているから、強くなれるかもしれない」
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私事ですが、昨日取材を受けました。学生と一緒に作っているメディアで、戦略の一環として僕の取材を設定しました。
取材目的をかなり明確に設定して、①メディアの価値を社会に改めて訴求②メディアを見てくれる学生へのメッセージ、この2つにしたのです。
特に、②はかなり時間を割いて話をしました。
色々と伝えたのですが、一番伝えたいこととして、以下のことを話しました。
「孤独と向き合え」
これは、僕の過去の経験が、そして、UVERworldのALL ALONEという曲が教えてくれたことなのです。
哀しくても 歌ってるだけで
哀しくても 踊ってるだけで
ほんの少し こんな街で
僕らは輝けてる気がしてた
哀しくても 絵を描いてる時だけ
この街に 存在してる気がした
ほんの少し 笑ってる気がした
ALL ALONE/UVERworld
孤独と向き合って、自分の闇と向き合って、そんな闇の中でも明日を照らすべくやること。
それが自分のやりたいことだと。
哀しいときって、何でもかんでもやろうとしませんよね。
自分の哀しみを乗り越えようと、孤独の中で答えを見つけ出して実行していく。
そんな状態でやることは、どんな感情でもやることだと思っています。
「これさえあれば僕は笑っていられる」
僕は、それが文章だった気がします。
そうやって、孤独と向き合っている人が必ず出会うのが寂しさ。
孤独の中にいるとどうしても寂しさと向き合う必要があって、そこから抜け出しても寂しさは消えないものです。
どんなに楽しくなったって、どんなに嬉しくなったって、寂しさは消えない。
孤独を知っている人は、抜け出せない寂しさがあるのでしょう。
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だからこそ、人は強くなれるんじゃないでしょうか。
寂しさを広い意味でとらえると、自分の周りから大切な人やモノが離れていくことも指します。
自分が中途半端な生き方をしていたら、今まで一緒にいてくれた人は居なくなってしまう。
その寂しさを知っているからこそ、離れていかないようにどんどん成長したいと思えるのです。
周りの人もどんどん前に進んでいる。だから、自分も前に進んでいたい。たとえ回り道でも、足は踏み出していたい。
そうでないと、寂しさが現実になってしまうから。
次会ったとき、「会ってよかった」と思ってもらえるよう、寂しさと向き合う人が強くなれるのでしょう。
make go for the next step
全てを受け入れ僕らは自由になる
君を哀しませはしないようにと
また太陽に手を伸ばす
AWAYOKUBA-斬る/UVERworld
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寂しさを知っているからこそ、その寂しさを味わうことのないよう、強くなっていく。
失った人がいるからこそ、同じ思いをしないように、次の出会いを大切にする。
孤独と向き合って、寂しさを向き合える人が、本当の自分を知っていくのでしょう。
僕もきっとこの先
何百人で過ごそうとも
どこか1人足りないような
寂しさは消えないけど
失った物ばっかり
数えてちゃいけないだろ?
これから出逢える
素敵な物が沢山あるはずだろ?
Ø choir/UVERworld