在宅ワークで忘れかけていた「おなかが減ったから帰る」幸せ
実は昨日から、また新たなライフスタイルを実験し始めました。
一昨年秋からメインで活動している静岡県下田市と、地元(の隣町)である愛媛県松山市との2拠点生活です。
また、後者は実家でもなく家やマンションを借りるでもなく、ホテル生活を選択。
かつ、仕事場はカフェではなくコワーキングスペースです。
人生で初めてコワーキングスペースを契約しました。
この「2拠点生活&ホテル生活」を選んだ理由については別の機会に書くとして、今回は新しいライフスタイルで気付いた"当たり前のこと"について。
下田では、ワークスペースとレジデンススペースが一緒になっている、いわゆる職住一体型の場所に滞在しています。
部屋から1階に降りたら職場、みたいな感じです。
だから、仕事をするのも食事を取るのも息抜きをするのも誰かと話すのも同じ場所で、それに完全に慣れてしまいました。
ご飯を食べながらチャットの返信もするし、本を読みながら人と話すし、そんなごちゃ混ぜライフを送ってきた過去1年です。
(このごちゃ混ぜライフ、結構好きですよ)
おながが減ったらすぐご飯にありつける等、要するに欲求と実行のタイムラグが限りなくゼロな状態なのですね。
場所が変わって愛媛の話。
昨日からホテル&コワーキングスペースという生活が始まりました。
契約したコワーキングスペースの写真。先月オープンしたばかりです。
コワーキングスペースでは、当然ですが飲食禁止。
晩ご飯を食べるなどもってのほかです。
また、ホテルでもミーティングや作業はしていますが、基本的には羽を休める場所。
お風呂、洗濯、睡眠が主な役割です。
だから、現時点ではほぼ外食です。
地元とはいえ、知らない店もたくさんあるので、新鮮な気分で楽しめています。
ここまで書くとおわかりかと思いますが、生活における各機能が分離しているのですね。
おなかが減ったらすぐに食べれるわけじゃないし、休憩するならホテルに戻らなければならないし。
職住一体が当たり前になっていた僕にとって、逆に新鮮な出来事でした。
そして昨日、久しぶりに抱いた感情がありました。
やることがかなり溜まっていて、夜に打ち合わせも入りそうだったので、なるべくコワーキングスペースにいようと考えていたのですが、「おなか減った!」と夕方くらいに出ることに。
多くの方にとっては当たり前だと思いますが、僕にとっては久しぶりの感覚で、嬉しくさえ感じたのです。
「おなかが減ったから帰る」って、受験勉強で図書館にこもっていた頃や大学の研究室以来で。
あの頃は、今日を頑張った勲章として晩ご飯を食べる感覚だったので、それを思い出したような昨日の出来事でした。
このように、幸せは本来自分の目の前にあるはずなのに、最適化を図ろうとしすぎて忘れてしまっていること、そこそこありますよね。
だからそういうときは、いつもと違うことをしてみて、本来自分の目の前にあるはずの幸せを再認識するのもいいかもしれません。