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自閉症息子の幼稚園年少⑥(発達検査&診察)
年少さんになって2、3ヶ月が経った頃
発達検査→診察(1ヶ月くらい間あったかな?)
がありました。
前回の記事はこちら↓
▪️療育センターの発達検査
発達検査で覚えていることは、
私が部屋から出て行くと着いてきそうな勢いで別室で検査は無理そうだったので
同室で行いました。
検査はK式検査で、
半分は親からの聞き取りだったかな?と思います。
これは幼稚園時代ずっと同じような内容だった気がします。
ここでのやり取りや結果は次回の記事で詳細を書きたいと思います。
▪️療育センターの医師の診察
発達検査から1ヶ月後くらいに医師の診察がありました。
診察には主人と私と息子の3人で行きました。
(娘は実家に預けていきました)
初めてのちゃんとした診察だったので
(浜松時代に意見書をもらいに診察は受けましたが、診断されたわけではありませんでした)
何を言われるのか緊張したのを覚えています。
すごく優しい女の先生で、
自閉症スペクトラムの子供たちにとても理解があるんだなという印象でした。
すごくかたい感じを想像して行ったのですが、
「この子は自閉症スペクトラムです!」
とか断定的に言われるわけでもなく、
これからどういう風に捉えていったらいいか、
どのように子育てをしていけばいいか、、
それを教えていただいた気がしました。
「この子たちは物を見る見方がとても面白くて、
例えばきりんを見た時みんなは首が長いなーって思うけど、
この子たちはきりんの模様ひとつをずーっと見て面白いなーって感じていたりします」とお話してくださいました。
独特の目線でみんなが気づかないことに気付いたりするので一緒にいると楽しいよって。
「大人になってからもこの人細かいなあとか穏やかだなあーとか色んな人がいるのと同じで、
この子たちの個性だと思って子育てしてあげてくださいね」と言われました。
その言葉が私にとってはとても大きく響いて、
そっか!そういうふうに育ててあげたらいいんだなって思いました。
すごく気が楽になったのを覚えています。
それと同時に
小学校就学の選択肢についてのお話もありました。正直驚きました。
まだ年少さん入ったばかりなのに
もう小学校のこと考えないといけないの?と思いました。
地域の学校の普通級、支援級、
特別支援学校
この3つの選択肢があることは覚えておいてくださいと言われました。
このお話しを聞いた時の感想は、、
やっぱりそのときはショックだったかな?
障害は個性だって先生の話を聞いて思ったと同時に、
支援級や支援学校の話をされて
結局社会的には障害だよね、、と思いました。
そのときは障害についても何もわからない状態で、
支援級や支援学校の実態も知らなかったし、
特別支援教育についても無知だったので
そう思った当時の自分も仕方なかったと思います。
でも最初に息子について主治医の先生から教えていただいたお話しは
私が障害を前向きに捉えてこの子を育てていこう、
得意なところを伸ばして、苦手を手伝ってあげて、
毎日を楽しく過ごせる子育てをしようって思えた
きっかけにもなりました。
ちなみに発語については、
必要だと思った時に話し出しますと
言われました笑
なんだかそれも面白いなと思ってしまいました笑
それから先生には3年間お世話になったのですが、
診察は毎回リラックスして行けましたし、
なんでも聞きたいことは聞ける先生だったので
先生に出会えてよかったと思いました。