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#10 長く付き合っていける家具を、カルチャーを楽しみたい 鈴木岳人さん

どうもスミゾウです。
自分が是非会いたい人、話を聞きたい人へラブコールを送り、その内容を記事にしていく100本ノック中です。
参考:スミゾウnote始めます。

今回は、シンプルに「家具職人です」と自己紹介をする鈴木岳人さん(以下、タケトさん)。飛騨高山で山岳木工という家具製作事業を行っています。オリジナルブランドのKOIVU(コイブ)では企画制作した家具を販売されていますす。出身は東京、飛騨で家具職人になるまで、そしてこれからを色々聞いていきます。

■KOIVUのWEB http://koivu.minibird.jp/
■KOIVUのnote    https://note.com/koivunen08

海外やカルチャーへの憧れがあった

「子供のころから絵を書くのが好きでした。最初の成功体験はカブト虫の絵で入賞したことです。映画のエイリアンに衝撃を受けその絵ばかりをかいていました。大学では芸術を専攻し様々なジャンルを幅広く学びました。」

タケトさんは、幼いころから絵が大好き。その好きをたどって学んでいきました。その後、最初の就職先はイベントブースの企画施工会社。モーターショーなどの企業出展などに関わります。

「漠然と海外に興味があり、英語の勉強をしたいとアイルランドに3カ月の語学研修に行きました。アイルランドは音楽と芸術、そしてパブのカルチャーの国なので選びました。
その時にアイリッシュハープを作りたいという友人と工房をめぐり、木を使ったモノづくりに興味をもちました。」

と話すタケトさん。木工との出会いは楽器からだったんですね。

帰国後、店舗デザイン設計の仕事をするも、現場作業が好きで良く現場にいたので、社長さんから注意されたそうです。実際につくるところが楽しく、現場でモノづくりをするようになりたいと考えていくようになったようです。

家具を学ぼう

「しっかり家具の勉強をしようと思いました。海外にも興味があったので、せっかくなら海外で学ぼうと考えました。候補の国を下見していた際、森の中に滑走路がある白樺に囲まれたフィンランドの空港に衝撃を受け、ここだ!と決めました。」
感覚的な部分と、学費が無料で寮や食事付きという長く学べる事も大きなポイントだと岳人さんは語ります。フィンランドで3年半学び上級家具職人の資格をとります。

「海外に出ると日本の技術の高さがわかりました。木工の手道具も日本製が最高級、日本の普通レベルが海外だとトップクラスのイメージでした。日本人として自国でしっかり家具を学びたいと感じ、帰国しました。」

帰国後、岳人さんは木工を日本で学ぶ候補地を探し、飛騨の木製家具会社の開発部に入社します。部署は3人で試作品から量産する治具をつくるなど幅広い業務でした。とても楽しく充実した経験だと話されます。

飛騨で家具職人として独立

「2010年に独立しました。当時は飛騨で美ら地球さん含め、新しく独立してやって行こうという風吹き始めていました。この地域には、これからいいカルチャーができてくるんじゃないかという感覚があったので飛騨での起業を選択しました。
最初は生き残るのに精いっぱいでした。今は落ち着きましたが、7割がBtoB、3割が個人のお客様です。今後は個人の方を少しふやしていきたいです。」
■美ら地球さんリンク

長く付き合っていける家具を


「オーダー家具は通常、一発勝負での製作になります。頼まれて作ってみたものの、お客様も自分もちょっと違うなというのもあり得ます。そこを変えていきたいと思っています。私が思う、いい家具は形が変わらないのに長くつかわれているものです。お客様とも家具を通して長く付き合っていきたいんです。」

岳人さんは今、新しく家具のサブスク型にチャレンジされています。実際に家具を1回つかってもらいお客様からフィードバックをもらいます。その経験をオーダー家具時に生かしたり、気に入ったらそのまま使ってもらい続けたりと、今までの家具の販売方法でない、長くお客さ様と付き合える手法です。

サブスクデスク

サブスク型家具のWEB
https://koivu.biz/special/worktalkdesk-rental/?fbclid=IwAR2p76pAq8QqEMr-F2Yz3WLCGdbujvoqctcnyr-U6vgfgNUrNT4VxPQSQYo


カルチャーを楽しみながら伝え広めていきたい


KOIVUという家具ブランドは変幻自在に進化していきたいです。個人面としてはカルチャーを伝えたり楽しんだりする事をしていきたい。海外との2拠点も考えてます。自分はカルチャーをつくるというより、楽しんで広げていくタイプだと思っています。その強みを生かしていきたいです。」


好きなカルチャーを楽しみながら広げていく、その広がりで飛騨と世界を行き来する未来をタケトさんはイメージされていました。
タケトさんが今後どんなカルチャーを楽しみ広げるかに期待です!


スミゾウへ

「印刷会社やコワーキングスペースはカルチャーをつくる場所だと考えてます。新しいカルチャー期待してますよ!」

はい、結構プレッシャーですね(笑)


スミゾウ'S アイ


楽しいカルチャー枠の中に家具である、そんな感覚を岳人さんの話から感じました。様々な場やイベントに感度高く顔を出す姿勢を今回のインタビューからひも解けました。タケトさんの根本が分かったような気がいします。

カルチャーを楽しく伝え、自分も楽しんでいきたい。

タケトさんが楽しむカルチャーが飛騨から今後も多くでてくるだとうと感じました。自分もそのカルチャーの一部になれるといいな。


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