Creepy Nuts / パッと咲いて散って灰に
「パッと咲いて散って灰に」とは
この曲は、日本の大人気HIPHOPグループCreepy Nutsにより2022年3月9日に公開された楽曲であり、第94回選抜高等学校野球大会(春の甲子園)のMBS公式テーマソングでもあります。
歌詞には、多くの思いや意味が詰まっており、その一つ一つが頑張っている人の心に深く響くものとなっているように思います。
また、野球に打ち込む選手たちの状況を思わせるような内容でもありながら、Creepy Nutsのお二人のおかれている日々の状況とも重なるような内容でもあり、私はとても心を打たれました。
では、今から曲の内容を”私なり”の考察していきたいと思います。
R指定の巧みな言葉
まず、私が驚いたのは野球に関する"ワード"を使わずに、聞いた人に試合中や大会の会場の状況を鮮明に想像させる表現の巧みさです。
例えばここ↓
春の風感じるマウンド
バッターボックスに立つ球児。
集中力のピークに達し、ゾーンに、、、、、
観客の声や、応援歌、仲間の声や風の音が次第に消えていく。
「ボールが止まって見えるぞ」
静かに笑い、バットを振る。
私は、こんな場面が想像できますね。
最高です!!!!!!
そして、最後のこの歌詞↓
何があろうと、何が起ころうと誰のせいにも出来ない、自分一人しかいないバッターボックス。
ベンチにいる仲間、観客席で声援を送る人々。
かっ飛ばせ――――!
カキ―――――――――ン!
ホームラン!
って感じです!!!!
いやぁ、熱い!!
アニメだったら、打つか打たないかで次回予告になるとこです。
漫画だったら、見開き1ページでドカーンと描かれる場面です。
無条件で無責任な応援をしない応援歌。
この曲は、頑張って何かに取り組み、自分の望むゴールへと頑張っている人の心にバチ――ンと響く歌詞が多くあります。
ありすぎて書ききれん。
そんな中で、私の特に好きなものを紹介・考察したいと思います。
➀みんなの”二文字”
頑張り、踏ん張り、何かに打ち込み、ゴールを目指す過程では辛く厳しいことがあるのは多くの人が知っています。
そこでは、”優しさ”は傍らにに置かなければならない。戦う相手への優しさなのか、はたまた自分への優しさなのかは聞き手次第です。
そして、そんな状況で”優れたもの”のみが獲得できる”二文字”。
ここで、”二文字”と表現することで聞く人の思考に余白のようなものを与え、より深い共感を生んでいます。
スポーツなどの、何かの勝負事に立ち向かう人なら「勝利・優勝」
受験生など、試験を控えた人なら「合格」
本当に言葉選びが巧みすぎて脱帽です。
➁妥協はするな
頑張った結果、ダメでも周りの人は「こんなに頑張ったんだから、しょうがない」「ここまで来れただけでもすごいよ」と言ってくれるかもしれない。
自分でも、「こんなに頑張ったんだから、、、」と思ってしまうかもしれない。
でも、そんな言葉に甘えるような奴に、最高なゴールテープの切り方はできない。
頑張りを認められても意味はない。
結果を求めるんだ!
”二文字”を勝ち取る、優れたものになるには妥協は許されない。
そんな、強いメッセージを感じる歌詞です。
きっと、Creepy Nutsのお二人もMCバトルの大会や、DJの大会の時にこのように思っていたのだろうと、勝手ながら思っています。
終わりに
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
私の、「Creepy Nuts / パッと咲いて散って灰に」の考察・感想はいかがでしたでしょうか?
初めての記事で、つたない部分もありますが少しでも共感し、楽しんでいただけたら嬉しいです。
コメントや、反論等お待ちしております。
今後も、自分の好きな楽曲について感想を垂れ流したいと思いますので、もしよければフォローお願いします。