【制作工程】AE教本のカバー/挿絵イラスト担当しました!
こんにちは。スミ マミ です!
書籍のカバーデザイン・イラスト/ 挿絵イラストを担当させていただきました!3月にお話をいただき5月からコツコツ作業してようやくお披露目です。
2021/10/23 発売「一気にビギナー卒業! 動画でわかるAfter Effects教室」
著者:サンゼ (和田 光司)
発行所:株式会社技術評論社
Amazon 全国書店にて販売中!
https://www.amazon.co.jp/dp/429712369X
今回カバー・表紙・中扉・挿絵と
かなりがっつり携わらせていただきました。
せっかくなのでカバーデザインの制作工程をお見せしようと思います!
よろしければ最後までご覧くださいね。
※著者様と出版社様の許可をいただいての掲載です。ありがとうございます!
1.お打ち合わせ
まずは出版社の担当Fさんと著者サンゼさんとのお打ち合わせです。
今回はAfterEffectsの教本のカバーという案件です。
以下を満たすカバーデザインをしてほしいというご依頼でした。
・映像制作の本だとわかるデザイン
・「座学」という堅い感じではなく「楽しく学べる」雰囲気のデザイン
・ビギナーが一気に成長できる本だとわかるデザイン
ふむふむ。
ここからデザインに落とし込むため分解していきます。
そこから提案資料とラフを制作して再び打ち合わせをしました。
メリットとデメリットを伝えながら説明し、選んでいただきました。
私が案を出す場合は
・クライアントの要望をストレートに形にしたデザイン
・いただいた要望をこう表現しては?と+αの提案をしたデザイン
・こういうのもアリかも!という別の切り口パターン
というパターンでご提案することが多いです。
クライアントさんが「本当はこうしたい」と考えているけど、言葉で表現できないところまで想像し提案できるよう頑張っています…!
クライアントさんの期待を超えていく私にしかできない
成果物を常に出していきたいですね!
また必ずデザイナー目線でのオススメもあわせて伝えるようにしています。
(できるだけ先方が悩むことに時間をつかわせないようにという配慮です。)
今回は満場一致でBになりました。
2.ラフ
続いてラフを描いていきます。
Illustratorのデータ納品のご希望でしたが、下書きはCLIPSTUDIOで。
・机や椅子を配置し、教室で学ぶ感。
・にぎやかに飛び出す小物やキャラでワクワク感。
・たくさんのスクリーンやPC映像制作感
・飛び出す矢印で、一気に卒業できる!というスピード感
を表しました。
今回は本と動画で学べるハイブリット型書籍ということでしたので
本の存在感もプラスしています。
3.ペン入れ
まずは色は仮色として、Illustratorでペン入れです。
下に先ほど書いたラフをひいて、
ブラシツールでフリーハンドでなぞっていきます。
パスでひいていくとどうしても固い印象になってしまいがちなので
あえて、最初はゆがみは気にせずガンガン描きます。
ひきおわったらまとめて、スムーズツールで、ガタガタな部分だけ綺麗に整えます。そのほうが、適度なゆるさを保ちつつ綺麗な線に仕上がりますよ!
ここで、子供っぽくなりすぎないようにというご依頼があったので
ロゴをかっちりしたものに変更し、絵柄とのバランスをとりました。
4.配色
配色を決めていきます。
これがと〜〜〜っても悩みました!!
今回は配色のオーダーが橙と紫っぽい紺を入れて欲しい
というものでした。
(橙が著者のテーマカラーで、紫はAfterEffectsのアイコンカラーですね)
配色辞典でひいたり、Adobecolorで複数パターン作ったりと
かなり悩みました…。橙と紫ってハロウィンっぽさがでてしまうという…。
そこで一度この2色から離れて
カラフルにしつつポイントで橙や、紫を入れる方向に切り替えました。
Fさんやサンゼさんにも意見をいただきながら、ようやくしっくりくるカラーに!
5.帯デザイン
イラストがほぼ固まったので、帯や背表紙にに入っていきます。
今回は冊子と帯は別ではなく、冊子に直接帯のデザインが印刷されたタイプでした。
上のイラストがカラフルなので、あえて色は抑え
黒で締め色にしました。
6.背表紙デザイン
背表紙ものすごーく大事です!
とFさんから伺ってましたので、ここも随所に工夫してます!
背表紙は本棚に並んだとき手に取ってもらえるかどうかを左右するので
すごく大事!
人間、文字で説明するよりも色やイラストで伝えると、
パッと目に入ってきます。
そのため初心者マーク・動画マークをいれつつ
AfterEffectsのカラーで塗りつぶして白抜きという方法をとりました。
(本屋で本棚入ってたら注目してみてください!)
7.合体して完成!
完成!!
最初のご依頼にあった、
「楽しく学べる」「ビギナーが一気に成長」「映像制作」の本
というオーダー、
橙と紫のキーカラーをうまく取り入れれたのではないでしょうか!
▲裏表紙や袖もデザイン。中の挿絵をワンポイントに入れながら楽しげに。
AfterEffects、映像制作っていうと
「うわ〜〜〜難しそうだっ!!」といままで敬遠していた方も、
ぜひこの本を片手にワクワク楽しく学んでいただきたいなと思います!
店頭でみかけたらお手に取ってみてくださいね♪
▼ご購入はコチラ
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PRマンガも描きました!
引き続き書籍の挿絵やカバーイラスト・デザインなどご依頼募集中です。
まずは無料でお見積もりをいたしますので、
サイトのお問い合わせよりお気軽にお声がけくださいね♪
ここまで読んでいただき誠にありがとうございました!
スミ マミ
最後までご閲覧いただきありがとうございました! いただいたサポートはデザイナーとしての活動にあてさせていただきます。