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33歳妊婦の誕生日 自分がまず生きていること
先日、無事33歳になった。
つわりの時期をなんとか乗り越えたか?と喜び、食べたかったものを食べたり少しずつ歩くようにしたりしていたら、まさかの突然の嘔吐と微熱、頭痛で誕生日付近はひたすら寝込んでいた。
体調が悪くなると、これは妊娠によるもの?それともただの風邪?赤ちゃんは大丈夫なのか?と2人分心配しないといけないのが妊婦の大変なところだなとしみじみ。産院に電話をしたら、高血圧になっていると赤ちゃんに血液が行かなくなるので良くないと言われ、「心配なら測りに来て下さい」と。
その日は動けないぐらいしんどかったので、次の日行ったら値は正常値。
そうすると、後は胃腸炎?風邪?つわりのぶり返し?
何かは分からないけど耐えて回復を待つしかないということだった。
そんな中、私は33歳になった。
赤ちゃんを授かってから毎日、無事に育っているのか心配し続けて思うことは、私も周りの皆もよく無事に産まれて、ここまで元気に育ってきたなということ。考えるだけでどれだけ奇跡のようなことか、今は前よりよく分かる。産まれるまでは赤ちゃんの生きる力と、私の体がそれを支える力があることを祈るだけ。
産まれてからだってきっと、病気や事故、いろんなことを心配するとキリがなかっただろう。その全部を超えて、私は33歳になったんだ、と思った。
大変なこともあったけど、幸せで楽しいことが圧倒的に多かった。
地球ってこんな綺麗なところなんだ!と思うような忘れられない景色にも出会った。今は旅行に行ける体力がないけど、清潔であたたかい部屋で外の光をぼーっと見ていられる。
それは私の力ではなくて、見守ってくれた両親や、いろんな冒険を一緒にしてくれる相方くん、いろんなところで助けてくれる人たちのおかげだと思った。
赤ちゃんが無事に産まれてこられたら、そんな世界にようこそと言いたい。
そもそも考えたら、明日100%生きている保障はないのは私も、赤ちゃんも、生きている人皆同じ。一生に一回しかない今日を、
なるべく気持ちよく、綺麗なものを見て過ごしていたいと思った。
安定期に無事たどりつけますように。
まだしばらくは、赤ちゃんの心音を聞けるエンジェルサウンドのお世話になりながら(最初はうまく聞こえず動揺しまくったけど、今は割と拾えるようになった。文明の利器も取り扱いが難しい・・・)過ごしていくことになりそう。