【2020~2022年】電通の世界の広告費成長率予測について
みなさんこんにちは、すみです。
先日、電通グループが「世界の広告費成長率予測」を発表しました。
このデータは、テレビ、新聞、雑誌、ラジオ、映画館(シネアド)、野外/交通、デジタルについて世界59ヵ国から収集した広告費の成長率を分析したものです。
今回はこのデータについて読み解き、今後の広告について考察したいと思います。
世界の広告市場:2021年に5.8%成長と予測
まずは、世界全体の広告成長予想です。
【世界の広告市場予想】
2020年:-8.8%
2021年:5.8%増、総広告費5,790億ドル
2022年:6.9%増、総広告費6,190億ドル
2020年はコロナの影響で、世界全体で広告費が減少すると予想されています。
2021年から増加する見込みです。
2022年には世界的にコロナ前の水準に戻るとされています。
国別広告市場
続いて、国別の広告市場です。
【上位3ヵ国】
1位:アメリカ(+3.8%)
2位:中国(+5.3%)
3位:日本(+5.3%)
2020年の世界的な広告費減少の反動で、世界的にプラス成長になると予想されています。
上位3ヵ国については、グラフで可視化してみました。
黄色の棒グラフが日本ですが、2020年は-16.6%。他国に比べてかなり減少しているのが分かります。
そして、成長率が高いと予想されている国がこちらです。
【成長率が高い国】
■ インド(+10.8%)
■ イギリス(+10.4%)
■ フランス(+8.9%)
2020年の反動があるので、マイナス成長が予想されている国は今のところないようです。
媒体別の広告シェア:2021年にデジタル広告の割合が50%に
続いて、媒体ごとの広告シェアについてです。
2021年の注目点は、デジタル広告費が50%になると予想されている点です。
こちらもグラフにしてみたのですが、デジタルが圧倒的ですね。
主なデジタル広告費の内訳はこちらになっています。
【デジタル広告費内訳】
■ ソーシャルメディア広告(+18.3%)
■ 検索連動型広告(+11.0%)
■ 動画広告(+10.8%)
2位のテレビ広告については、2021年にオリンピックなどの大型スポーツイベントの影響を受けて伸びると予想されています。
世界全体で+1.7%の1,690億ドルになるとされています。
以上、世界のデジタル広告費予想でした。
2020年はコロナの影響で伸び悩んだ広告ですが、2021年から徐々に盛り返しそうです。
デジタル広告費が50%に達するのは、Webマーケターとしてうれしい限りです。
ぜひ参考にしてみてくださいね!