学校に来れて幸せ。脳腫瘍を抱えた桜ちゃんの話。⑤
桜ちゃんのこれまでの記事はこちら。
今学校に来れていないんです。
腫瘍が再発して
今入院中なんです。
と担任の先生。
あぁ。。
あれだけ元気だったのに。
いつの間にそんなことに。
お母さんに連絡をとって
お見舞いに行かせて欲しいとお願いしました。
幼い我が子を抱えて
病室にいきました。
病室にはお母さんと
おばあちゃん
生まれて間もない桜ちゃんの弟がいました。
桜ちゃんは
ベットに横になっていました。
お母さんが先生来てくれたよと
言ってくださいました。
でも
起きているような眠っているような桜ちゃん。
声をかけても返事はありませんでした。
桜ちゃんが
はらぺこあおむしの歌を歌っていたことを思い出して
絵本をプレゼントに持っていきました。
そして絵本のページをめくりながら
歌を歌いました。
・・・
まもなくあおむしは〜
さなぎになって何日もねむりました〜
それからさなぎのかわをぬいで出てくるのです〜
「・・・あ、、、ちょうちょ。
あおむしがきれいな、、、ちょうちょに、なりました〜」
最後だけ一緒に歌ってくれました。
痛いとか苦しいとか
全く言わない桜ちゃん。
手術の時も
嫌だとか言わないと聞きました。
桜、がんばる!
というそうです。
なんで桜ちゃんなんだろう。
天真爛漫で明るくて
誰にでも優しくて
がんばりやさんの桜ちゃん。
涙をこらえることはできませんでした。
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