見出し画像

彼は、ハートの指輪を買った。

月がだんだんとかけていく様を

子どもと一緒にみました。

「また形かわったで!」
『赤い!」
「不思議やなぁ。」

息子は何も言わずに

私が声をかけるたびに月を見ていました。

どう感じたのか。

私にはわからなかったけど

彼の中で思うことがあったのかもしれません。


小さい頃には

いろんな体験をさせてやりたいです。


そして

親の感じたことを

言葉にしていくといいなと思います。


こういうものを綺麗というのか。

おもしろいという表現もあるのか。

凸凹とかぐちゃぐちゃとかいう言葉もある。

小さい頃はママを通して

世界の表現の仕方を知るのだと思います。



でも、もし子どもが何か言ったら

よく聞いてみたい。

子どもは子どもの感性で

みているのだから

大人が感じるものとは

違うかもしれない。



息子は先日お店に行くと

わぁーーー!キレーーー

かわいいーーーー!!

と半ば興奮ぎみに声を出しました。

たくさん並べられている

クリスマスのオーナメントをみて

言ったのです。

そして置いてあった

フクロウのぬいぐるみを

抱きしめて

ぎゅーーっとしながら

かわいい!って、満面の笑み。

ママもやってというので

同じようにやってみました。


そのあと100均に行きました。

いつも好きなおもちゃを一つ買っていいよと

言っているのですが

たくさんある中で

その日ふなかなか選べません。

随分と悩んだ挙句

これにするといったのは

銀色のキラキラした

指輪、ブレス、ステッキのセット

指輪にはピンクの❤️付きです。

「これでいいの?」

「うん」

何度も繰り返して聞きそうになるところを

我慢しました。

あぁ息子はこれがいいのか。

それを買って帰りました。



いつもなら

車の中まで待てなくて

店の中で

開けて!!

というのですが

なぜかその日は

それを

入れといてと言って

自分で袋の奥にぎゅーっと押し込みました。



大人の感性では

それやめときと

いっちゃいそうなところ。

でも今それがほしいなら

それでいい。

隠したいなら隠せばいい。

彼のちっちゃなプライドなのかもしれません。

大人はいちいち否定しないこと

大人の物差しで指示しないこと

だなと思います。


息子は

前世、女の子だったと

聞いたことがあります。

フクロウを抱きしめる姿を見ながら

だからかなぁなんて思いました。


この子は男の子。

この子は女の子。

っていう見方ではなく

この子は、(名前)


なんだか結果的に

ジェンダーの話みたいになったので

今度

私がやってきた

ジェンダーの取り組みを

また今度書きます。

いいなと思ったら応援しよう!