学校か命か。私の信頼する友人も先生を辞めました。
YouTubeをみました。
不登校の子どもをもつお母さんの話。
小学校二年生から不登校になったそうです。
その当時は
背負ってでも学校に連れて行ったとのこと。
そして、ある日彼が言ったのは
「俺を刺してくれ。」
という言葉でした。
学校をとるか命をとるか
それは命だとそのとき気づいたのだそうです。
それからただ子どもたちが
笑って楽しく過ごしていれば
いいと思うようになったと話しておられました。
学校はいかなくてはならない。
勉強はやらせなくてはならない。
mastで生きることは
親も子どもも苦しいです。
学校は子どもの命を奪うことだってある。
それは事実です。
元教員として言います。
学校は決して
命をかけまで
行かなくてはならない場所ではありません。
学校に通うのが当たり前の世の中ですが。
正直
学校はそんなにいいところじゃないです。
学校でやらされる勉強は
将来役に立たないものもたくさんあります。
比べられ
評価される学校という社会では
生きていくのが苦しい子がいて
当たり前です。
一人一人を本当に愛で満たすことができ
学校という枠組みを超えていける
そんな先生に出会えたら幸せ。
だと思っていました。
あるときまでは。
私の友人は先生でした。
休日には教育講座に出かけて学び
手作りの教材をつくり
子どもたちの関係性づくりも
一緒に
全力でやってきた。
彼女のクラスの女の子は
突然
自ら命を絶ちました。
学校の友だち関係を苦にして。
知ったのは、他の先生からでした。
私はこの事実を受け止めきれなかった。
どれほど彼女が子どもたちのために
やってきたかを知っていたからです。
彼女は一切を公表してほしくないという
保護者の意向を汲んで
私にも
詳細はほとんど話してくれませんでした。
だからこの事実と
少し距離を置くことができました。
話してくれていたら
私はその後
先生を続けていられなかったかもしれません。
彼女の苦しみなんて
計り知れない。
私は何も
できませんでした。
私は
先生になれば
子どもたちを幸せにできると思っていました。
だけど
自分の力でできることなんて
限られている。
子どもを育てるということに関しては
いろんな大人が必要だと思う。
今は先生一人で40人。
決められた内容を
決められた期間に
教えなくてはならない。
時間外労働は当たり前。
自分のお金を使って学び、教材も買う。
休日出勤も自主的なものなら代休はない。
ブラックさを挙げたらキリがないのです。
彼女は先生を辞めました。
絶対に自分を責めないでほしい。
今もこれからも
彼女が幸せであることを切に願っています。
人との関わりを学べる場所は
今は
学校以外にもたくさんあります。
子どもには
子ども時代を
子どもらしく
豊かに過ごしてほしいです。
そして
先生たちにも
大人時代を
その人らしく
豊かに過ごしてほしいのです。
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