2024.11.18「何もおめでたくない」
内定が決まったことをついに父親に伝えた。
「とりあえず、おめでとう」
第一声でそう言われて、
率直に『何がおめでたいんだ』と思った。
元々志望度が高かったわけでも
興味があったわけでもなくて、
なんとなく合説で見たってだけで夏のインターン受けて、
その流れでなんとなく早期選考に進んで、
面接の練習ぐらいの気持ちで受けてたのに
気づけば最終面接に進んでて、
その翌日に内々定の電話が来るまで、
全部、ずっと"なんとなく"だった。
だから何も頑張ってないし、
単位やばすぎて就活してる場合じゃないから
最初に内々定もらえたとこに決めたってだけで
正直内定さえくれればどんな会社でも良かったわけで、
それなのに何が「おめでとう」なの?
みんな、「すごいね」「早く決まったんだね」って、
そりゃ人一倍早く始めたんだから決まるのも早いよ。
だって1秒でも早く就活終わらせたかったんだもん。
何もすごくない。私は就活何も頑張ってない。
面接の場数も踏んでないし、自己分析も中途半端。
電話とかメールとかの文言も礼儀も知らないし、
社会人になる準備なんて何一つできてない。
なんなら誰よりも焦ってる自信しかない。
卒業できなかったら内定取り消しだし、
そしたら"留年"ってステータスでもう1回就活だし、
そんなやつ拾ってくれる会社あるわけないし、
単位取りつつ初任者研修も受けなきゃいけないし、
これからもあの相性の悪い人事部の人と関わらなきゃだし、
このまま問題なく卒業して就職できる未来なんて
実は誰よりも見えていないと思う。
すごく怖い。すごくしんどい。
かと言って悪いのは全部私だし、
自分がやったことが返ってきてるだけ。
でもやっぱり辛いものは辛いし、、
ね、だから言ったでしょ。
『何がおめでたいんだ』って。