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ワクチン接種会場で感じたUIUXの大切さ

先日、4回目のワクチン接種をしてきました。

1回目、2回目は今の住まいとは別の街でした。
市内にあるスポーツセンター内の体育館です。

3回目は引っ越し先の近所にあった病院です。

4回目は3回目の病院が激混みで時間通りに行ったのに接種できたのが1時間後だったため、市で開催している接種会場にしました。

4回目の会場は公共の施設でした。内装は病院のようでした。
健康なんたらって名前だったと思うので、リハビリや健康に関するイベントをしてるのではないかと思います。

1回目、2回目、4回目の会場は、本来とは違う目的で使われているため、会場作りは大変だったのではないかと感じました。

人と人の距離を密にしない。
接種しにきた人を迷わせず案内する。

なかなかのミッションですよね。
不特定多数の属性を持つ人がやってくるんですから。

1回目、2回目
会場は大きな体育館でした。

入口から体育館に入ると、左右をロープで挟んだ通路を作り、一方通行で順路を進むようになっていました。

だだっ広い分、エリアを自由に組めるものの、換気を考えるとパーテーションは多く設置できないので、順路をどのように作るか悩んだ結果なのかなと思いました。

立ち止まったり人が詰まりそうになると、ポイントポイントにいるスタッフさんが声をかけて誘導してくれます。

問診と接種場所は複数あるので、通路からやってきた人を空いてる場所に案内していきます。
接種が終わった後の出口は1つで、椅子が並んでいるブロックに案内されます。待機が終わると出口へ案内されて退室となりました。

選挙の時みたいに、土足で入場でなく、スリッパに履き替え(持参してない人は靴を脱いでそのまま移動)ての入場だったため、床は体育館のマーキングがそのまま。
通路に使ったロープは直径5mmぐらいだったので、視認性がやや弱く、見えにくかった印象がありました。
また、接種希望者が少ない場合、順路を歩くのがめんどくさくてロープを跨いでしまう人もいたと思います。(視界に、問診や接種ブースが入っているので近道したくなりますよね。。)

4回目は公共の施設で内装は病院のようでした。
1階は椅子が並べられ、予約時間ごとに座ることになりました。
インカムを使って接種者の混雑具合を共有しています。

ひっきりなしに接種者が動くのではなく、予約時間ごとのグループが動くようでした。

時間になると2階に案内され、書類などの漏れがないか確認されます。
問題がないと確認できた順から間を開けて問診→接種ができる部屋に移動します。
問診と接種はパーテーションで区切られていましたが、スタッフさんの背後には窓があり、換気は十分にできている状態でした。

順路の看板はありませんでした。1回目、2回目に比べてスタッフの数が多かった気がします。くまなく声をかけて案内してました。
面識のない建物内だと、順路のサインがあってもわかりにくいと思うので、一撃の理解となるとこうなるんだろうなと思いました。
グループで動く分、人数が把握できるのでスタッフさんもパニックにはならなかったと思います。


アプリやサイトのレイアウトを考えるとき、「感覚で使える」ようにしたいという目標が必ず上がります。

説明書がなくても操作や利用ができることでストレスを軽減できるのですが、これがなかなか難しい。

いわゆる「リテラシー」の度合いが年齢や環境によって異なるので、どうしても最も使ってくれそうな年齢層やペルソナを想定して制作は進められてしまいます。

また、機能面を重視するとデザインがダサくなることもしばしば。見た目も大事な要素なだけに、デザイナーの人はたまに心が折れます。

そんな経験があるので、とにかく、ミッションを安全に達成させなけれなならなかった接種会場は、スタッフさんの手間と根性と愛情を多いに感じたのです。
感謝しかありません。


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