三浦尚悟
僕の趣味は「チェアリング」です。
チェアリングという言葉を初めて聞く、という方も多いですよね。
チェアリングは、適当な場所に椅子を持っていって、座ってぼーっと目の前に広がる風景を眺めながら、お酒を飲んだり、音楽を聴いたりすることです。ただ座って普段のようにしているだけなのに、周辺環境や風景が違うことで、非日常な体験になります。
僕はこの日常に変化を与えてくれる、風景に興味があります。
風景に興味が出てきたのは、福島にいた学生時代に黒いスーパーカブを購入した時でした。これまで自転車でしか行動できなかった僕の人生は、この日を境に一変し、どこへでも行ける気分になりました。
原付を走らせ、いろんな町の風景を見たり地元の人と話したりする中で
移り変わる風景や、その風景の中で生活する人々の魅力に気づきました。
大学は一応、建築学科だったんですが、建築への興味というよりも風景画を研究したりフィールドワークを研究したり、やはり風景やその地に関わる人たちへの興味の方が強かったです。
大学院ではこの風景が持つ魅力を生かしたことがやりたくて、
「風景 × 小学校の教科書・カリキュラム」
「風景 × 日本酒」
「風景 × ワークショップ」
など、風景を手がかりとして地域に興味を持つきっかけとなるプロジェクトをデザインしてきました。
こうしたプロジェクトを遂行する中で、何かに興味を持ってもらうための「接点づくり」なら、自分のできることかもしれないと思いました。
スマサガ不動産に興味を持ったのは、この「接点づくり」の部分を真正面から正直に考えてると感じたからです。
スマサガのリノベや住まい探しは、クライアントが持つ自分らしさを大切にして、共に住まいについて考えていきます。
この部分を真面目に取り組んでいる会社だからこそ、自分が取り組んできた「接点づくり」のデザインを活かせると思い、入社しました。
住まいに関して考えるタイミングは人それぞれで、いつでも自由に考えることができます。ただ、考えるまでのきっかけは、なかなか見つからないのかなと思います。
そんな人たちが自分たちらしい暮らしや住まいについて考えることのできるきっかけをデザインできればと思います。
皆さんの日常をより豊かなものにするため頑張ります!