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【4月2日最新情勢】ロシア落とし穴にハマる 強固な防衛線がムダだった!?|ロシア内部で更迭始まる|ウクラ軍 バフムトでクラマトルスクの敵を取る|ロシアに55兆円の請求書|字幕は英語ウクライナ語で提供

0:00 はじめに
0:56 全般的な事柄
1:44 クピャンスク方面スバトベ・クレミンナ線の戦況
3:32 バフムト方面の戦況
7:19 ドネツク州アウディーイユカ、マリンカ、ブフレダールの戦況
9:42 ザポリージャ方面ヘルソン州の戦況
8:53 おまけのニュース
10:52 世界銀行ウクライナの復興費用算出そのままロシアに請求か?
11:48 イギリス国防省レポート:ロシアの作戦失敗から責任者捜し
12:57 ロシアの強固な防衛線はムダだった?意外な落とし穴発覚

日頃調べている最新のロシア軍とウクライナ軍の状況、情勢をコンパクトにまとめてお伝えします。
その日のレポートをその日に動画にしています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめ、英語とウクライナ語で字幕を提供しています。
●過去の動画は再生リストへ
https://youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
■より快適に見るには
※字幕が2重→YouTube側の字幕を消去
・方位は赤い針が北
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍側 青:ウクライナ軍側 オレンジ:係争中
・一辺10kmの正方形が所々あります
・畑の大きさ:1kmX1.6kmほど
●距離
スバトボ・クレミンナ45km/クレミンナ・バフムト55km/バフムト・ドネツク65km/ドネツク・マリウポリ100km/マリウポリ・メルトポリ170km/メルトポリ・ヘルソン200km
●ウクラ軍の損失は?
 データ非公表で不明
●noteに内容を日本語、英語、ウクライナ語で掲載
 https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials

OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。
曲の使用に関しては、運営側に確認の上、規約に従った範囲で行っています。
地図はGoogleEarthを使用。
#プーチン大統領
#ゆっくり
#ウクライナ

全文はnoteに掲載しています。
https://note.com/sumaitotoushi/


みなさんこんにちは。

今日も最新のウクライナ情勢についてお伝えします。

ロシアがキーウに侵攻してからおよそ402日、
この動画では、
本日公表された戦争研究所のレポートなどをまとめて、
その日にいち早くお伝えしています。

ニュースは、
最後のおまけで投稿主がお伝えしています。

■まずは全般的な事柄です。

ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日、ロシア軍の損失は

兵士630名
戦車1両
装甲戦闘車4両
砲8門
多連装ロケット1両
防空システム1基
その他車両9両
となっています。

この日は、
ビロホリフカ、バフムト、アウディーイユカ、マリンカを中心に、合計30回の戦闘がありました。

■それでは、各地域の戦況です。

よくある質問の答えは概要欄に記載しています。

●北東部 クピャンスク方面
この日の天気は、くもり、最低気温5度、最高気温14度。
今日の天気は、くもりの予報。

○スバトベ・クレミンナ線

この日ロシア軍は、
ステルマヒウカに攻撃しましたが、
ウクライナ軍が撃退しました。

また、
マキイウカ、
チェルボノポピフカ、
ディプロバ、
クゼミネ、
クレミンナに攻撃しましたが、
これらはウクライナ軍によって撃退されました。

ロシア軍は、
この日何も成果がありませんでしたが、
兵力は着々と蓄積しています。

例えば、
ロシア軍はマキイウカの東のクラスナ川に舟橋を建設しました。

また、
クレミンナの西側で活動する第20軍の第144自動車化ライフル師団の部隊を増強し、
再編成しました。

これにより、
いくつかの部隊はBTG(大隊戦術群)から、
ストーム形式の突撃部隊に変更されました。。

○シベルスク南方

この日ロシア軍はビロホリフカに南から攻撃しましたが、
この攻撃は撃退されました。

ビロホリフカは撃退続きですが、
ロシア軍は攻撃を諦めてはいないようで、
背後のルビージェネとの間のオスキル川に橋を建設して、
兵站を強化していることが確認されました。

またこの日、
ロシア軍はベルホノカミヤンスケに攻撃しましたが、この攻撃はウクライナ軍が撃退しています。

●東部 バフムト方面。
この日の天気は、くもり、最低気温4度、最高気温13度。
今日の天気は、くもりの予報となっています。

○バフムト北方

ロシアのミルブロガーによると、
この日ロシア軍は、
オリコヴォバシリフカに砲撃と突撃を行いましたが、
この攻撃は失敗に終わりました。

また、ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日ロシア軍はボホダニフカにも攻撃しましたが、
この攻撃はウクライナ軍が撃退しています。

この方面ではワグナーの部隊が激しく攻撃し始めてから1ヶ月が経過し、
現在の攻撃軸はオリコヴォバシリフカとボホダニフカに集約されました。

そのため、フリホリフカの戦線は現在後退している可能性があります。
調べてから戦況図を修正します。

○バフムト市街地

バフムト市街地の戦況についてお伝えします。

クロモベの北では、
ウクライナ軍の第77空挺旅団が、
砲撃でワグナーの部隊を撃退しています。

2
バラ園の付近では、
ウクライナ軍がその北にある湖の橋を破壊しました。

ここは2月27日に堰を破壊して洪水を起こしたところですが、
今回の爆破は
ロシア軍の進軍に伴って不要となったため、破壊した可能性があります。

北の工場地帯では、
ワグナーの集結地となっている最前線の工場を、
ウクライナ軍がトーチカUミサイルを使って爆破しました。

この攻撃で使われたトーチカUミサイルは、
1975年にロシアで制式採用されたミサイルで、
最大射程70キロ、
パッシブレーダーで目標を定め、
平均誤差半径70メートル、
重量2トンの地対地ミサイルとなっています。

ウクライナ戦争では、
ロシア軍がクラマトルスクの鉄道駅の攻撃で使用し、
民間人50人以上が死亡したことがあります。

南側の市場の北、
マリウポリ通り、
コルサンスキー通りでは、
激しい戦闘が継続していますが、
戦線は膠着しています。

この日はバフムトの戦況図に変更はありませんでした。

○イワニフスケ方面

この日ロシア軍は、
イワニフスケに南から攻撃しましたが、
この攻撃はウクライナ軍が撃退しました。

また、
ウクライナ軍は昨日に引き続き、
南西の森林地帯からロシア軍の陣地に攻撃をおこない、
ロシア軍に圧力をかけています。

まとめると、

バフムトはウクライナ軍が保持しています。
バフムトの補給線も、
ウクライナ軍が確保して利用しています。

この日ロシア軍は、
目立って前進できたところはありませんが、
北側の工場地では、
ロシア軍が占領した建物が破壊され、
大きな損害が発生しました。

今後もウクライナ軍はバフムトを防衛しつつ、
ロシア軍の進出をコントロールしながら、
戦力を削っていくものと思われます。

●南東部 ドネツク州

○アウディーイユカ周辺

この方面でロシア軍は、
アウディーイユカの包囲を目指しています。
この日はロシア軍はアウディーイユカ方面で活発に攻撃をおこなっています。

ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日ロシア軍は、
ノヴォカリノベの方向に、
東と南東の方向から同時に攻撃をしました。
攻撃は、いずれも鉄道の付近で戦闘となり、
これらの攻撃はウクライナ軍が撃退しました。

この際ウクライナ軍の第114機械化旅団の部隊がロシア軍の砲撃を受け、
3両の車輌が破壊されました。

また、ステポヴェでは、鉄道を挟んで戦線が膠着しています。

さらにこの日、
位置情報付きの画像により、
ロシア軍はヴェセレのダムに進軍したことが明らかとなりました。

この日ロシア軍は、
アウディーイユカの南から攻撃しましたが、
この攻撃はこの日も撃退されました。

アウディーイユカの南では、
両軍が攻撃をおこなっています。

この日ロシア軍は、
セヴェルネに攻撃しましたが、
この攻撃はウクライナ軍によって撃退されました。

その後、逆にウクライナ軍の第36海兵隊は、
ヴォジャネの北にあるロシア軍の陣地を反撃し、
数百メートルにわたりロシア軍を排除しました。

ここは昔はウクライナ軍の陣地だったところで、
先月ロシア軍が占領したところとなっています。

また、ロシア軍はペルボマイスケに攻撃しましたが、
この攻撃は撃退されました。

○マリンカ周辺

この日ロシア軍は、
クラスノホリフカとマリンカに攻撃しましたが、
いずれもロシア軍は進軍することはできませんでした。

○ブルレダール周辺

この方面では、地上戦の報告はありませんでした。

●南部 ザポリージャ州及びヘルソン州

この日ロシア軍はこの方面であわせて7つの町に砲撃しました。

また、2週間ほど前にウクライナ軍が反撃して奪還した情報をお伝えした、
オレホボの南では、
位置情報付きの画像によると、
この日ロシア軍は、
ノヴォダニリフカの南にあったウクライナ軍の陣地を砲撃したという情報があります。

本日は以上です。
このあとおまけで投稿主がこの日のニュースをお伝えします。

ご視聴いただきありがとうございました。。

■それでは、
投稿主がこの日のニュースを簡単に紹介します。

1.
ウクライナ政府、国連、世界銀行、欧州委員会は、ウクライナ戦争後にウクライナを再建するための費用を見積もりました。
その結果、4110億ドル(約55兆円)が必要とわかりました。以前の報告では3190億ドルでした。

報告書によると、ロシアはウクライナの住宅再建に500億ドル(約6兆5000億円)、
ウクライナの教育機関に44億ドル(約5兆7千億円)、
医療機関に25億ドル(約3兆3千億円)の損失をもたらしたとされています。

イギリス国防省の定期報告によると、

ロシア軍は12月22日以降、
ドネツク州全部の占領に注力し、
2月にはクピャンスクからクレミンナにかけて、
冬の攻撃作戦を開始し、
バフムトではワグナーの部隊が昼夜問わず突撃を行いましたが、

その結果、クレムリンが設定した、
3月末までに東部ドンバス地域全体を占領する目標は、
全く達成されませんでした。

今後、
ゲラシモフ参謀総長の処遇が注目されます。

すでにロシア空挺軍のテプリンスキー司令官が3月30日呼び戻され、
代わりにマカレヴィッチ中将が司令官となりました。

また、これはすでにお伝えしましたが、
ロシア東部軍管区の司令官だった、
ムラドフ大佐は最近解任されたとの話があります。

ロシアが占領しているヘルソンの小麦畑では、
今年も種まきシーズンが始りました。

ロシア軍の占領局長はこの日、
ヘルソンではロシア軍の塹壕が、畑の真ん中を通っているため、
この畑の作物が、視界を遮り行く手を阻むことから、
ロシア軍の作戦行動に障害になると認めました。

作物は、歩兵にとっては障害物となりそうですが、
機甲部隊にとっては問題ないのかどうなのか?
装輪とキャタピラーでは違うのかどうなのか、

今後あるかもしれないウクライナ軍の春の攻勢にプラスとなるのか、
注目したいと思います。

本日は以上です。

ご視聴いただきありがとうございました。

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