【6月10日】双方ねじり合い【ウクライナ戦況図】ロシア ウクライナの至宝奪えず負け確定【最新】バフムトではウクラ軍優勢 ザポリージャではロシア軍の作戦発動
0:00 はじめに
1:05 全般的な事柄
1:42 最新ウクライナ情勢ニュース
1:51 ロシア「テロ支援国」認定へ
2:52 バイデン政権 ウクライナへ追加軍事支援3000億円発表
3:45 各地域の戦況
4:04 北東部 国境方面クピャンスク方面スバトベ・クレミンナ線の戦況
4:30 東部 バフムト方面の戦況
7:51 南東部 ドネツク州アウディーイユカ、マリンカ、ブフレダールの戦況
8:12 南部 ザポリージャ州の戦況
10:32 南部ヘルソン州の戦況
11:07 ロシア 占領地の至宝を獲れず
最新の情報をお届け!その日のレポートをその日に動画にしています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめ、英語とウクライナ語で字幕を提供しています。
●過去の動画は再生リストへ
https://youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
■より快適に見るには
・字幕が2重→YouTube側の字幕を消去
・方位は赤い針が北
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍側 青:ウクライナ軍側 オレンジ:係争中
・一辺10kmの正方形が所々あります
・畑の大きさ:1kmX1.6kmほど
●距離
スバトボ・クレミンナ45km/クレミンナ・バフムト55km/バフムト・ドネツク65km/ドネツク・マリウポリ100km/マリウポリ・メルトポリ170km/メルトポリ・ヘルソン200km
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表で不明
●noteに内容を日本語、英語、ウクライナ語で掲載
https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。
※サブチャンネルで投稿主がニュースと視聴者様のコメントを読んでいます。
https://www.youtube.com/channel/UCNu9XVGZ4CEwmyj7TBwsn_w/
#ウクライナ
#ゆっくり
#プーチン大統領
みなさんこんにちは。
今日も、
最新のウクライナ情勢についてお伝えします。
ロシアがキーウに侵攻してから471日、
この動画では、
きょうの戦争研究所のレポートや、
ロシアのミルブロガーの情報などをまとめて、
地図を使っていち早くお伝えしています。
そのため記号は簡略化しています。
最近は午後6時頃に公開しています。
過去の動画も、
再生リストからあわせてご覧ください。
■まずは全般的な事柄です。
ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日ロシア軍の損失は、
兵士1010名
戦車10両
装甲戦闘車24両
砲34門
多連装ロケット4両
防空システム4基
ドローン13機
その他車両28両
となっています。
この日戦線全体で、
43回の地上戦の報告があります。
■この日のニュースを簡単にお伝えします。
YouTubeのチャプターで
必要なところを見ることもできます。
1番目
アメリカ下院の民主党ルー議員はこの日、
ロシア連邦を
テロ支援国家として認める法案を
提出しました。
この内容は
超党派の議員によって支持されていて、
タイトルを
「ロシアはテロ支援国家法」といい、
9月に採決される見通しです。
提出文書によると、
ロシアがウクライナに侵攻したこと、
その間に非国家テロ集団への
支援を繰り返し提供してきたとしています。
これまで
アメリカのテロ支援国リストには、
シリア、
北朝鮮、
キューバ、
イランが含まれ、
これにロシアが加わると、
アメリカはロシアに対し追加制裁を科し、
武器の禁輸、
経済支援の差し止めが
できるようになるとのことです。
ロシアは、
もはやシリア、
北朝鮮と
並ぶ国になるということでしょうか?
2番目
この日アメリカは、
ウクライナに
追加軍事支援を発表しました。
今回の支援は
21億ドル(約2900億円)相当で、
・パトリオット防空システムの弾薬
・ホーク防空システムとミサイル
・105mm、203mm砲弾
・プーマ無人航空機システム
・GMLRS用の弾薬
・トレーニング、
メンテナンス、
維持活動のサポート
となっています。
このうちプーマ無人航空機とは、
全長1.4m、
重量約6キロの小型の偵察用の無人機で、
主に前線の歩兵が
敵の様子を確認するために用います。
■それでは、各地域の戦況です。
ウクライナ軍の反撃作戦は、
バフムト方面、
ヴェルカノボシルカ方面、
トクマク方面の
3つでおこなわれていますので、
この方面と
戦況の変化のあったところを中心に
お伝えします。
●北東部 クピャンスク方面
最近この方面では脱走事件が、
週に数回報告されています。
この日、
クピャンスクの30キロ東にある
アラピフカでは、
90名のロシア軍兵士が武器を持ったまま、
前線を放棄し脱走しました。
現在ロシア軍の特殊部隊が捜索しています。
●東部 バフムト方面。
この日の天気はくもり、
最低気温15度、最高気温26度。
今日の天気はくもりの予報。
ウクライナ軍の東部軍管区の
セルヒーチェレバティ報道官によると、
この日この方面で、
15回の地上戦があったと報告しています。
○バフムト北方
1番目
この日ロシア軍は、
オリコヴォヴァシリフカに向けて
攻撃をおこない、
この攻撃は
ウクライナ軍が撃退しました。
一方、この日ウクライナ軍は、
デュボヴォバシリフカに向けて
攻撃を行い、
戦闘中となっています。
デュボヴォバシリフカの郊外には
砲兵陣地があることから、
これを背後から狙っている
可能性があります。
するとデュボヴォバシリフカは、
今後ウクライナ軍により
包囲される可能性が出てきました。
2番目
ベルキフカでは、
戦闘が継続しています。
この日ウクライナ軍は、
ベルキフカの
ロシア軍の第57独立電動ライフル旅団と、
ストーム分遣隊のいる陣地に
攻撃を仕掛け、
これらの部隊を無力化し、
残ったロシア軍は
撤退しました。
その後、
ロシア軍は
パラスコヴィイフカから
予備役の増援部隊が到着し、
北の森林地帯で
地上戦となっています。
戦況図には変更はありません。
3番目
複数のロシアのミルブロガーによると、
昨日の動画で
ベルキフカ貯水池から
ヤヒドネに向かったとお伝えした
ウクライナ軍の部隊は、
ヤヒドネの南の
線路に向かって進み、
陣地を確保しようとしています。
ロシア軍も応戦していますが、
あいにく線路の方向に押し込まれ、
撤退できず、
逃げ場を失っている可能性があります。
この部分を
ロシア軍の占領地域から
係争中に変更しました。
○バフムト市街地
この日も
戦況図に変更のある情報は
ありませんでした。
○バフムト南方
この方面ではウクライナ軍は、
クリシチフカ奪還に向けて
組織的に攻撃をおこなっています。
クリシチフカの北側の森林地帯では、
ウクライナ軍の部隊が前進し、
市街地まで
あと1.5キロの範囲まで近づきました。
この部分を係争地から
ウクライナ軍の奪還地域に変更しました。
クリシチフカの西側から南側では、
ロシア軍は、
町の西側の小麦畑から撤退しました。
また、
ウクライナ軍は町の包囲に向け、
水路の東側を掃討し、
支配を確立しました。
ロシア軍も応援を送ろうとしていますが、
水路、
川、
鉄道に阻まれて、
十分な援軍は届いていないようです。
戦況図を修正しました。
●南東部 ドネツク州
ドネツク州の戦況についてお伝えします。
○アウディーイユカ周辺
この日は、
セヴェルネ、
ネヴェレスケ、
マリンカで地上戦の報告がありますが、
戦況図を変更する情報はありませんでした。
●南部 ザポリージャ州
メルトポリのこの日の天気はくもり、
最低気温18度、最高気温27度。
今日の天気は雨の予報。
日曜日にかけて雨となります。
ロシア軍はこの方面で、
ある程度ウクライナ軍に進軍させて、
その後反撃をおこなうという作戦を
とっているようです。
○ヴェルカノボシルカ方面
1番目
昨日、
ウクライナ軍が奪還したと
お伝えした、
ノヴォドネツクでは
激しい戦闘となっています。
この日ロシア軍は
ウクライナ軍の部隊に対し、
空爆と砲撃をおこない、
その後第70、
第291自動車化ライフル旅団が
地上戦を仕掛け、
ロシア軍は
ノヴォドネツクとその周辺を
再度占領しました。
戦況図を更新しました。
ヴェルカノボシルカの南では、
戦況図に変更はありません。
ウクライナ軍は、
引き続きネスクチネを確保しています。
○オレホポ方面
この方面でウクライナ軍は
いくつかの攻撃軸を作り、
ロシア軍の防衛線の突破を図っています。
ロシア軍は、
先ほどお伝えしたように、
最初の防衛線を突破させ、
2番目の防衛線で大きく反撃しています。
1番目
昨日の動画では、
ウクライナ軍は
ノヴォプロコトピフカまで進んだと
お伝えしましたが、
この日は、
ロシア軍が反撃し、
ロボチネで戦闘となっているとの
報告が多くあります。
戦況図を修正しました。
○カミヤンスケ方面
昨日の動画では、
ウクライナ軍は
ロブコベの南に進軍していると
お伝えしましたが、
こちらでもこの日はやや後退し、
ロブコベの支配を
争っている可能性があります。
○後方地域
この方面では、
ロシア軍占領下のベルジャンスクで
爆発音を聞いたとの報告があります。
●南部 ヘルソン州
カホフカダムの爆発により
影響を受けているザポリージャ原発の
貯水池の水位は、
9日の21時の時点で、
11.3メートルとなっているとのことです。
この水位についての評価は、
前日の動画をご覧ください。
数ヶ月は問題ないとの話も聞きますが、
状況は良くないように感じます。
それ以外にこの方面では、
戦況図に影響のある情報はありませんでした。
■その他
オランダの最高裁判所はこの日、
ロシアが返還を求めていた
「スキタイの黄金」と知られる
クリミアの金細工の工芸品を、
ロシアではなく、
ウクライナに返還する判決を
言い渡しました。
「スキタイの黄金」は、
2015年にクリミアで発見された
金でできた埋蔵品で、
紀元前7世紀に
遊牧騎馬戦士としておそれられた
キンメリア人を駆逐した
スキタイ人の宝物と言われています。
ロシアはクリミアを併合した直後、
「クリミア博物館」という名前の
博物館を作り、
アムステルダムの博物館で
展示されていた「スキタイの黄金」を
ウクライナではなく
ロシア側のクリミア美術館に返還するよう主張し、
訴訟となっていました。
第1審、
第2審ともロシア側が敗訴しましたが、
ロシア側は最高裁判所に上告し、
今回判決が確定するまで
9年間かかりました。
これは全て金でできた鎧、
剣差し、
壺、
弓矢入れ、
イノシシの像、
女性のかぶり物などあって、
紀元前7世紀にこんな国があると思うと
ロマンがあるものになっていて、
全部ゴールドでできている
きらびやかな黄金美術となっています。
今日は以上です。
ご視聴いただきありがとうございました。
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