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【4月18日ウクライナ最新情勢】ロシア バフムトで派手に消える|ウクラ軍の工作か|プリコジン 砲弾1日に●千発要求 見事な損失数の計算を披露|スロバキアのMig29は解体されて提供へ【最新】字幕は英語ウクライナ語で提供

※今日も全編合成音声です。
0:00 はじめに
1:04 全般的な事柄
1:43 クピャンスク方面スバトベ・クレミンナ線の戦況
3:11 バフムト方面の戦況
9:25 ドネツク州アウディーイユカ、マリンカ、ブフレダールの戦況
11:18 ザポリージャ方面ヘルソン州の戦況
11:52 おまけのニュース
12:04 ワグナープリコジンバフムト攻撃で砲弾?000発要求
13:19 スロバキアがウクライナに供与するMig29は解体されて提供へ

日頃調べている最新のロシア軍とウクライナ軍の状況、情勢をコンパクトにまとめてお伝えします。

その日のレポートをその日に動画にしています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめ、英語とウクライナ語で字幕を提供しています。
●過去の動画は再生リストへ
https://youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
■より快適に見るには
※字幕が2重→YouTube側の字幕を消去
・方位は赤い針が北
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍側 青:ウクライナ軍側 オレンジ:係争中
・一辺10kmの正方形が所々あります
・畑の大きさ:1kmX1.6kmほど
●距離
スバトボ・クレミンナ45km/クレミンナ・バフムト55km/バフムト・ドネツク65km/ドネツク・マリウポリ100km/マリウポリ・メルトポリ170km/メルトポリ・ヘルソン200km
●ウクラ軍の損失は?
 データ非公表で不明
●noteに内容を日本語、英語、ウクライナ語で掲載
 https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials

OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。
#プーチン大統領
#ウクライナ戦況
#ゆっくり


みなさんこんにちは。
今日も最新の
ウクライナ情勢についてお伝えします。
ロシアがキーウに侵攻してから
およそ418日、
この動画では、
本日公表された
戦争研究所のレポートなどをまとめて、
その日にいち早くお伝えしています。
今日もニュースまで、
全部合成音声でお伝えしています。
■まずは全般的な事柄です。
ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日、ロシア軍の損失は
兵士590名
戦車3両
装甲戦闘車4両
砲9門
防空システム1基
UAV8機
その他車両16両
となっています。
この日は戦線全体でロシア軍は
50回の攻撃をおこないました。
■それでは、各地域の戦況です。
●北東部 クピャンスク方面
この日の天気は、くもり、最低気温4度、最高気温15度。
今日の天気は、くもりの予報。
○クピャンスク方面
この日ロシア軍は、
シンキフカに攻撃をおこないましたが、
この攻撃はウクライナ軍が撃退しました。
この方面ではロシア軍の攻撃がほとんどなく、
ウクライナの防衛研究所の分析によれば、
この方面でロシア軍は、
占領地の防衛に転換した兆候が
出ているとの報告があります。
○スバトベ・クレミンナ線
この方面では、
砲撃と偵察で
お互い防衛の弱点を探している状況が続いています。
その中でこの日ロシア軍は、
ディプロバに攻撃をおこない、
これは陣地戦となっていますが、
ウクライナ軍が撃退しました。
そのほかにはセレブリャンカの森で、
両軍が
より有利な位置を確保しようと、
小規模な戦闘が続いています。
○シベルスク周辺
この日もロシア軍は、
ビロホリフカ、
スピルネに攻撃しましたが、
これらの攻撃は特に成果もなく、
いつものように
ウクライナ軍によって撃退されています。
●東部 バフムト方面。
この日の天気は、くもり、最低気温4度、最高気温14度。
今日の天気は、くもりの予報となっています。
○バフムト北方
この日ロシア軍は、
フリホリフカに攻撃をおこないましたが、
この攻撃はウクライナ軍が撃退しました。
現在戦線は、湖の端あたりで、
お互い塹壕を掘って陣地戦となっています。
○バフムト市街地
バフムトでは市街戦が続いています。
今日は、まずは概略から説明します。
この方面では、ワグナーの部隊に加え、
その損耗した分の穴埋めに
ロシア空挺部隊も配置されています。
しかし、
ロシア空挺部隊は
ワグナーと一緒に突撃をおこなうのではなく、
主に突撃の支援をおこなっています。
ウクライナの防衛研究所によると、
ロシア空挺軍は
市街地周辺の後方に配置され、
万が一のウクライナ軍の反撃に備えています。
バフムトのロシア軍は、
歩兵と砲撃支援により
正面突破を図っています。
しかし、以前のように
バフムトのすべての方向から
攻撃する力はなく、
戦線は縮小し、
局所的な戦闘しかおこなうことが
できていません。
一方、
ウクライナ軍はというと、
どうも砲弾が不足している模様で、
撤退しながら
特定の建物に誘い込み、
ロシア軍が入ってきた所で
集中的に砲撃するか、
撤退時に仕掛けた爆薬により、
建物を爆破して
ロシア軍の戦力を削っています。
それでは、各攻撃軸の状況です。
1番目
この日ロシア軍はクロモベの町に
攻撃を仕掛けましたが、
この攻撃は町の手前の森林地帯で
ウクライナ軍が発見し、
撃退しています。
2番目
北側のバラ園の付近では、
映像で見ていただいたとおり、
ロシア軍は砲撃と歩兵による突撃で、
建物一つ一つに浸透しています。
この、
位置情報付きの映像とその他の情報を
総合すると、
現在戦線は遊園地の手前まで、
防衛本部として青い範囲で示した直前まで
拡大しています。
この中でもワグナーの部隊がとりついた建物、
誰もいない建物、
ウクライナ軍が拠点としている建物が、
入り交じっている状態となっています。
係争地の範囲を修正しました。
また、
バラ園の近くの建物では、
この日もウクライナ軍が派手に爆破し、
その煙の中、
ウクライナ軍の兵士が
歩いている様子が映像になっています。
これもワグナーの部隊を誘い込んでいる
作戦かもしれません。
3番目
貨物駅は、激戦となっていて、
ここのところ毎日といっていいほど
支配がかわります。
この日はロシア軍が再度占領した可能性があり、
ウクライナ軍を掃討して
追い出している情報が最新となっています。
ロシア軍は、
北側の支配地域と貨物駅の付近で
連携しはじめていること、
すでに貨物駅の穀物用のエレベーターは、
一度爆破され、
建物の大部分は跡形もなく破壊されています。
もはや爆破する建物がないとなれば、
近々、
ウクライナ軍が
ここから撤退する可能性があります。
4番目
バフムト中央駅から南東方向では、
ここもワグナーの部隊が1ブロックほど前進して、
突撃をおこなっています。
その部分を赤い矢印で書き足しました。
黄色いマークを追いかければ、
およそ平均して
1週間で1ブロックずつ進んでいる計算となります。
5番目
コルサンスキー通りでは、
戦線は膠着しています。
位置情報付きの画像によると、
ウクライナ軍の兵士が、
コルサンスキー通りと、
チャイコフスキー通りの角にあるアパートで、
記念写真を撮っている映像がありました。
バフムトからイワニフスケに至る補給線を、
ウクライナ軍が維持していることが確認できます。
○バフムト南方
この日ロシア軍は、
イワニフスケ、
プレドテチネに攻撃をおこないましたが、
これらの攻撃はウクライナ軍が撃退しました。
一方、
ウクライナ軍は、
クリシチフカからクルデュミフカの周辺で、
ロシア軍の集結地、
兵站を丁寧に砲撃で破壊しています。
まとめると、
バフムトは市街地の西側をウクライナ軍が保持し、
東側をロシア軍が占領し支配しています。
この日も戦線は縮小傾向にあり、
ロシア軍が攻勢をかけている攻撃軸が、
5、
4、
3と次第に少なくなっています。
この日は市街地の北側、
貨物駅、
中央駅付近で
ロシア軍が支配地を広げている可能性があり、
突撃をするワグナーの部隊と、
誘い込んで建物ごと爆破する
ウクライナ軍の戦いとなっています。
今後もウクライナ軍は撤退作戦を視野に入れつつ、
それまでバフムトのロシア軍に
損失を強いる可能性があります。
●南東部 ドネツク州。
ドネツク州の戦況についてお伝えします。
この日も、
全部まとめてお伝えします。
この日ロシア軍は、
ノヴォカリノベの方向、
アウディーイユカ、
セヴェルネ、
ネベレスケ、
マリンカに攻撃をおこないましたが、
この日もロシア軍は
結果を出すことができませんでした。
この日、
アウディーイユカの北にあるノヴォカリノベでは、
ウクライナ軍に第36海兵旅団の
戦車部隊の増援が到着しました。
これまでは、
第110機械化旅団が応戦していましたが、
最近、ロシア軍が
高速道路の西側にも
進出し始めてきていました。
今回増援部隊が早々に、
高速H20号線の西側から
ロシア軍を追い出しました。
戦況図を修正しました。
ネヴェレスケでは、
ロシア軍は
戦車3両でウクライナ軍の陣地に攻撃をおこない、
サーモバリック爆弾を使用しましたが、
結局ウクライナ軍の陣地を奪うことはできず、
ロシア軍は撃退されました。
マリンカでは、
バフムトと並んで激しい攻撃がおこなわれています。
砲兵(の砲撃)と航空機からの
爆撃をおこなったあと、
ロシア軍の正規軍が突撃していますが、
ロシアのミルブロガーも認める通り、
ロシア軍は
結果をだすことができていません。
ウクライナ軍の
ドミトラシフスキー報道官によると、
ロシア軍はマリンカから、
損耗の大きい
2つの空挺部隊を撤退させたと報告しています。
●南部 ザポリージャ州及びヘルソン州
この日もロシア軍は
合わせて14の町に定期的な砲撃をおこなった以外、
地上戦の報告はありませんでした。
砲撃の町の数は、ここ数日14となっています。
本日の戦況の報告は以上です。
このあと合成音声ですが、
この日のニュースをお伝えします。
ご視聴いただきありがとうございました。
■それでは、
この日のニュースを簡単に紹介します。
○最初のニュースです
この日ワグナーのプリコジンは、
ロシアの雑誌のインタビューに答え、
その様子がテレグラムで公開されました。
それによると、
バフムトには8万人のウクライナ兵がいて、
そのうち3万人が前線にいる。
これを突破して、
ワグナーの部隊が1日100メートルから、
200メートル以上前進するには、
砲弾は1日3000発でも足りず、
少なくとも1日6000発必要と述べました。
その理由としてプリコジンは、
「砲弾が3000発だと、
1日の「回復不能な損失」は120名、
負傷者が240名、
それが6000発になると
1日の損失は20名、
負傷者が40名になる」と述べ、
「砲弾3000発が
兵士300人の命に相当する」と示しました。
また、
ロシア軍とワグナーの役割分担として、
ワグナーが突撃をおこない、
ロシア軍の空挺部隊が
その脇を固めている、とも述べました。
○次のニュースです。
以前の動画でお伝えしましたが、
スロバキアは
13機のMig29をウクライナに提供し、
4機はすでに空路で
ウクライナに到着していましたが、
この日残りの9機分が
ウクライナに引き渡されました。
スロバキア国防省によると、
これらの機体は、
最高レベルのセキュリティを確保したうえで
陸送したとのことです。
このことが
様々な憶測を呼んでいます。
ディフェンスエクスプレスによると、
戦闘機を陸送するには
トラックで運べる大きさにまで解体することが必要で、
戦闘機を解体しなければならないということは、
これらの機体は
飛行不能であった可能性が高いとされています。
これも以前の動画でお伝えしましたが、
スロバキアでは、
ウクライナに供与予定のMig29を整備した
ロシアの技術者がいて、
この技術者が整備したエンジンに
不具合が生じたという事案が起きました。
警察はこの整備士を捜査し、
結局証拠不十分で逮捕されませんでしたが、
機体はどのような状態なのか不明となり、
今回、オーバーホールして使用するか、
部品取りとして使うため、
機体を解体して
陸送された可能性が高いとしています。
この日のニュースは以上です。
ご視聴いただきありがとうございました。

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