【ウクライナ戦況図】11月11日。ハルキウで解放進むドネツクでは激しい戦闘が続く【地図で解説】
いつもお伝えしている方が動画休止してしまいましたので、
だれか地図で解説してほしいと思っていましたが、
日頃調べているウクライナ戦況をお伝えします。
11/10に公表されたウクライナ軍参謀本部、戦争研究所、ミリタリーランドのレポートを中心にまとめています。
詳細はnoteにもまとめています。
https://note.com/sumaitotoushi/
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BGM
OST of WoWP - Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。
■関連動画
過去のウクライナ戦況図は再生リストで見ることができます。
https://youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
■内容
みなさんこんにちは。
今日もウクライナ情勢についてお伝えします。
ウクライナ情勢について知ることは、
東欧の経済情勢を知る上で重要です。
以前は地図で紹介していたかたが
いらっしゃいましたが、
現在休止気味ですので、
本家が戻ってくるまでは、
簡単ですが、
日頃調べていることをお伝えします。
投稿主は実は国家公務員で今日は
時間の都合がつかず、
戦況が大きく動いた
ヘルソン州の動きを中心にお送りします。
■まずは全般的な事柄です。
ウクライナ軍参謀本部によると、
昨日11月10日のロシア軍の損失は
兵士740名
戦車3両
装甲輸送車16両
砲3門
対空戦闘システム16機
UAV7機
その他車両15両となっています。
ウクライナ参謀本部は、ロシア軍は
リマンとアウディーイユカ方面で
大きな損失をこうむったと報告しています。
■それでは、各地域の戦況です。
●ウクライナ南部 ヘルソン州
ここでは、大きな動きがありました。
昨日、ロシア軍司令部は、
ドニエプル川を超えて左岸(東側)に
撤退するように命令しました。
ウクライナ軍は、
ノバ・カホフカとヘルソンに向かって
進軍ししています。
次々と領土を取り戻しています。
ウクライナ軍は次の領土を解放しました。
・ヘルソン北西部
・ヘルソン州
スタニスラフ、
オレクサンドリフカ、
プラフディネ、
マロルビフカ、
ブラホダトネ、
キセリフカ、
・ヘルソン北東部
・ミコライフ州
スニフリフカ
パブリフカ、
バシリフカ
タマリネ、
・ヘルソン州
カリニフスケ、
ブルスキンスケ、
イシチェンカ、
スタリツスカ、
クチェルスケ、
ボロゼンスケ、
ピャチカトキー、
ノホカイリ
マイロベ、
カチカリフカ、
●ウクライナ北東部 クピャンスク方面
ウクライナの守備隊は、本日も
ノヴォシェリブスケとマキイウカで
ロシアの攻撃を撃退しました。
また、ウクライナ軍は、
ボロホリフカのロシア軍の攻撃を撃退しました。
●ウクライナ東部 アルチェモフスク(バフムト)方面
ウクライナ軍の大10山岳旅団は、ヤコブリフカの東で前進し、
ロシア軍を押し戻しました。
ソルダー、
バフムツクでは、
引き続き戦闘が続いています。
バフムト周辺では
激しい戦闘が続いていることが報告されています。
バフムト自体はウクライナ軍が守っていますが
、一部ロシア軍の攻撃が優勢で押しているとの報告があります。
ロシア軍は、
イバンヘラド
オプトネ
クリシチフカ
マヨルスクへ攻撃しましたが、
こちらの攻撃は単調で
ウクライナ軍が撃退しました。
●ウクライナ南東部 ドネツク州
・ドネツク北部
ロシア軍はヴェセレで
ウクライナ軍を突破しようとしましたが、撃退されました。
ここでは、ドネツク空港が拠点となるため、
両軍が攻勢をかけています。
現在、空港はロシア軍が確保しているものと
考えられますが、戦線が入り乱れているようです。
また、ロシア軍は
ペルボマイスケ
ネベレスケ
で攻撃を行ないましたが、損害を出して撤退しました。
このあたりは情勢が流動的となっています。
・ドネツク南西部
ウクライナ軍は
ノボミカイリフカでロシア軍の攻撃を撃退しました。
一方パブリフカでは戦闘が続いています。
●ウクライナ南部 ザボリージャ州
特にこの方面で動きはありませんでした。
■その他
ワグナーの創設者のプリコジンは、
サンクトペテルブルグでワグナーセンターの建設許可を
申請しましたが、
サンクトペテルブルグ当局は建設を不許可にしました。
そのため、ワグナー側は、
サンクトペテルブルグ知事の辞任を要求しています。
今日は以上です。
ご視聴いただきありがとうございました。