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ロシア バフムトで失敗悟る【ウクライナ戦況図】占領不可能で主導権はウクラ軍に【5月6日】ワグナー撤退宣言【最新】ロシア軍幹部 自己防衛と責任押し付け合いの醜聞始まる

0:00 はじめに
1:23 全般的な事柄
1:50 この日のニュース
2:01 「バフムト撤退」宣言 波紋広げ識者コメント
4:29 オランダ追加軍事支援決定Pzh2000自走砲、パトリオット、水陸両用車・・・
5:41 アメリカ最新自走砲ウクライナに到着 その恐るべき性能は?
7:13 クピャンスク方面スバトベ・クレミンナ線の戦況
8:15 バフムト方面の戦況
13:13 ドネツク州アウディーイユカ、マリンカ、ブフレダールの戦況
13:39 ザポリージャ州ヘルソン州の戦況

日頃調べている最新のロシア軍とウクライナ軍の状況、情勢をコンパクトにまとめてお伝えします。
最新の情報をお届け!その日のレポートをその日に動画にしています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめ、英語とウクライナ語で字幕を提供しています。
●過去の動画は再生リストへ
https://youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
■より快適に見るには
・字幕が2重→YouTube側の字幕を消去
・方位は赤い針が北
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍側 青:ウクライナ軍側 オレンジ:係争中
・一辺10kmの正方形が所々あります
・畑の大きさ:1kmX1.6kmほど
●距離
スバトボ・クレミンナ45km/クレミンナ・バフムト55km/バフムト・ドネツク65km/ドネツク・マリウポリ100km/マリウポリ・メルトポリ170km/メルトポリ・ヘルソン200km
●ウクラ軍の損失は?
 データ非公表で不明
●noteに内容を日本語、英語、ウクライナ語で掲載
 https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。
※サブチャンネルで投稿主がニュースと視聴者様のコメントを読んでいます。
https://www.youtube.com/channel/UCNu9XVGZ4CEwmyj7TBwsn_w/

#ウクライナ
#ゆっくり
#プーチン大統領

みなさんこんにちは。
今日も最新の
ウクライナ情勢についてお伝えします。
ロシアがキーウに侵攻してから
およそ436日、
この動画では、
本日公表された
戦争研究所のレポートなどをまとめて、
その日にいち早くお伝えしています。
過去の動画も、
再生リストからあわせてご覧ください。
■まずは全般的な事柄です。
ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日、ロシア軍の損失は、
兵士620名
戦車3両
装甲戦闘車8両
砲16門
多連装ロケット3両
ドローン17機
その他車両33両
となっています。
■この日のニュースを簡単にお伝えします。
YouTubeのチャプターで
必要なところを見ることもできます。
1番目.
これは様々なところで
取り上げられていますが、
ワグナーのプリコジンはこの日、
5月10日にバフムトから
ワグナーの傭兵を撤退させると述べました。
これに対し、
いくつかの反応がありましたのでご紹介します。
一つ目、
ウクライナ国防省軍事情報局の
チェルニャク氏はこのように述べています。
「プリコジンは、
バフムトから撤退しない。
プリコジンの発言は、
ロシアの戦勝記念日である
5月9日までにバフムトを占領できないことを悟り、
自分が作戦失敗の責任を負わされないように、
十分な弾薬をよこさなかった
ロシア国防省が悪いと、
責任転嫁しようとするものだ」と述べています。
二つ目、
ウクライナ東部軍管区の
セルヒーチェレバティ報道官は、
このように述べています。
「弾薬が不足しているという事実はなく、
この日もロシア軍は
バフムトで520回砲撃した。
ワグナーの部隊が
損耗しているのは、
我がウクライナ軍の活動の成果で、
ワグナーは
近く壊滅されることになるだろう。
プリコジンは、
5月9日の約束を果たせないために、
気まぐれな話しをして
注目を集めているだけだ」と説明しました。
三つ目、
チェチェンの指導者カディロフは、
プリコジンがバフムトを去った場合には、
自分たちの傭兵が
その穴を埋める準備があると述べ、
「私は、
血まみれで横たわっている兵士を写し、
ロシアの指導者を
非難することはしない。
プリコジンの発言は
不快である」と述べました。
四つ目、
戦争研究所の分析では、
ウクライナの反転攻勢が予想される中、
ロシア軍は、
バフムトの攻勢の重要度を下げ、
作戦の焦点を
他の方面に移したか、
将来の防衛のための
弾薬を確保しようとしている可能性が
あるとしています。
一言で言えば、
クレムリンは
バフムトの優先度を下げた可能性、
プリコジンは
攻略失敗の責任を取らされる可能性があります。。
2番目.
ゼレンスキー大統領が訪問したオランダは、
この日ウクライナに
新たな装備を供与することとなりました。
その中には、
昨日の動画でお伝えした
Pzh2000自走砲が含まれ、
それ以外には、
パトリオット防空システム、
BvS10全地形走行車輌、
フェネク哨戒車があります。
数量は公表されていません。
このうちBvS10は、
スウェーデンと
英国が共同開発した
写真のような水陸両用車で、
あらゆる地形で
荷物や人員を運搬することができます。
重量は前車が5トン、
後車が3.5トンで、
人を乗せる場合は
前後で12名運ぶことができます。
最高速度は70キロ、
水上では5キロですすむことができます。
オランダ海兵隊では、
荷物、人員の運搬車輌、
指揮車、
修理回収車、
救急車として使用されているとのことです。。
3番目.
アメリカは、
1月6日に供与すると発表した自走砲、
M109A6パラディンをウクライナに納入しました。
資料では
18両の提供となっていますが、
実際にいくつ到着したかは不明です。
この自走砲の特徴は、
ネットワークで統合された
射撃管制システムを持ち、
グループの各車輌の位置と状況を認識し、
車輌間で砲撃目標や順番を
調整することができます。
実戦では、
どの車輌がどの目標を狙うか
重複がないように調整され、
車輌グループが
発射地点に迅速に展開し、
停止して
30秒以内に砲撃をおこない、
すぐ移動して
次の発射地点に移ることができるというもので、
自車の位置、
目標の位置、
他の味方のユニットの状況を把握し、
実際に停止したところで
再度計算して射撃する
離れ業をこなす自走砲となっています。
ウクライナのような田園地帯では、
広範囲に分散して
バラバラに移動しながら目標情報を調整し、
同時に停止し
一斉砲撃できるので、
生存性も高く、
活躍が期待されます。。
■それでは、各地域の戦況です。
●北東部 クピャンスク方面
この方面ではお互い、
砲撃により相手の陣地を攻撃しています。
ウクライナ軍の参謀本部によれば、
この日ロシア軍は、
ビロホリフカ、
スピルネに攻撃しましたが、
この攻撃はウクライナ軍が撃退しました。
ロシア軍の攻撃も限定的で、
占領地を増やすと言うよりも、
相手を牽制するものとなっています。
そして、
ウクライナ軍は
この方面で反撃攻勢をおこなうかもしれないと
思わせる行動をとっています。
ロシアのミルブロガーによると、
この日ウクライナ軍は、
クピャンスク方面で、
住民に避難を呼びかけ、
オスキル川に近づかないよう
警告したと報告しています。
これはウクライナ軍が、
オスキル川を渡河して
反撃するかもしれないと
思わせるものとなっています。。
●東部 バフムト方面。
この日の天気は、くもり、最低気温5度、最高気温17度。
今日の天気は、晴れの予報。
○バフムト北方
この日ロシア軍は、
マルコベの方向
フリホリフカ、
ボホダニフカに攻撃しましたが、
これらの攻撃はウクライナ軍が撃退しました。
ロシア軍は、バ
フムト市街地攻略の優先度を下げ、
北西の集落の占領に
向かうことにした可能性があります。
また、
途中の高台をすでにロシア軍が
占領している可能性がありますので、
戦況図で該当する部分を
係争地として修正しました。
○バフムト市街地
バフムトでは戦闘が続いていますが、
ロシア軍の勢いは低下し、
ワグナーの部隊が主体的に攻撃しているようです。
1番目.
北側から西側の住宅地では、
ワグナーの部隊が突撃していますが、
ウクライナ軍の第77空輸旅団が反撃し、
戦線を数ブロック戻すことに成功しました。
現在戦線は、
再び第2病院の付近となっています。
戦況図を更新しました。
また、
この日ロシア軍は、
戦況図で示したアパート一帯で、
大量の焼夷弾とリン弾を使用しました。
リン弾は、
白リンが大気中で燃焼し、
五酸化二リンの煙で視界を遮るもので、
煙幕として使う場合もあれば、
攻撃として使う場合、
通常の焼夷弾として使う場合や、
敵を熱と煙で燻り出す目的で使われることがあります。
また、
皮膚に触れると潰瘍性の傷となり、
ニンニクのような匂いを伴って
周囲が黄色く変色し、
非人道兵器として規制すべきとの意見もあります。
2番目.
第12学校の区画の北側では、
ここでもウクライナ軍が反撃し、
やや押している可能性があります。
ドンバス解放者通りはウクライナ軍が確保し、
わずかに戦線を北に押し上げています。
わずかですので戦況図はそのままとしておきますが、
明らかにロシア軍の勢いは落ちています。
また、東側でも同様に、
ウクライナ軍は
チャイコフスキー通りを確保し、
戦線は看護学校の敷地となっています。
こちらは戦況図を更新しました。
3番目.
昨日、ウクライナ軍が
宗教施設を奪還した
バフムト工科大学付近では、
ウクライナ軍がさらに前進し、
チャイコフスキー通りを確保し、
戦車を出して
東側のバフムト工科大学の建物に
攻撃をおこなっています。
ロシア軍は、
建物内部にこもって防戦するだけで、
反撃する武器を持っていないのか、
戦車にやられっぱなしとなっています。
ここも戦況図を更新しました。
○バフムト南方
この日
ロシア軍はイワニフスケに攻撃をおこない、
この攻撃はウクライナ軍が撃退しました。
昨日お伝えしたクルデュミフカの反撃について、
この日は続報がありませんでした。
昨日の攻撃は、
どちらかと言えば威力偵察に近い、
局所的・散発的な
ウクライナ軍の活動であった可能性が高いです。
そして、
この付近でウクライナ軍の反撃作戦が
あるかもしれないとイメージさせるだけでも、
ロシア軍の士気や行動に影響し、
攻撃の効果としても十分でしょう。
まとめると、
ウクライナ軍の支配地域は、
南西側の約2平方キロメートルとなっています。
この方面のロシア軍の勢いは完全に低下した一方、
ウクライナ軍は部隊を増援し、
局所的に反撃をおこない、
ロシア軍をわずかに後退させています。
「5月9日までにバフムトを占領せよ」
というクレムリンの命令は、
実現の見込みはなくなりました。
今後も
ウクライナ軍はバフムトを機動的に防衛し、
あと少しで占領となる状態を維持し、
ロシア軍にあえて攻めさせ、
ロシア軍の戦力を削り続けると思われます。
●南東部 ドネツク州。。。
ドネツク州の戦況についてお伝えします。
今日もまとめてお伝えします。
ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日ロシア軍は、
ニウヨーク、
アウディーイユカ、
マリンカに攻撃しましたが、
ロシア軍は、
成果を出すことができませんでした。
●南部 ザポリージャ州およびヘルソン州
メルトポリの今日の天気は晴れ、最低気温9度、最高気温21度
今日の天気はくもりの予報。
この日はロシア軍の定期的な砲撃以外、
戦況図に変更のあるような
情報はありませんでした。
本日は以上です。
ご視聴いただきありがとうございました。

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