
【反撃作戦?】ロシア軍 レオパルド2に遭遇し損失多数【ウクライナ戦況図】南部ザポリージャで複数の地上戦【5月19日】混乱したロシア軍がドニプロ川で自滅【最新】バフムトでワグネル98%占領
【反撃作戦?】ロシア軍 レオパルド2に遭遇し損失多数【ウクライナ戦況図】南部ザポリージャで複数の地上戦【5月19日】混乱したロシア軍がドニプロ川で自滅【最新】バフムトでワグネル98%占領
0:00 はじめに
1:06 全般的な事柄
1:49 最新ウクライナ情勢ニュース
1:57 ロシアレオパルド2に遭遇し砲撃戦
3:06 ロシア軍バフムトで撤退認めるワグネルのプリコジン激おこ 「バフムトで側面突かれる」
4:38 大規模反撃作戦はどこから?机上シミュレーション
6:19 北東部クピャンスク方面スバトベ・クレミンナ線の戦況
7:21 バフムト方面の戦況
12:32 ドネツク州アウディーイユカ、マリンカ、ブフレダールの戦況
12:57 ザポリージャ州ヘルソン州の戦況
14:56 ロシア最高裁判所「降伏は国家反逆罪」適用へ
日頃調べている最新のロシア軍とウクライナ軍の状況、情勢をコンパクトにまとめてお伝えします。
最新の情報をお届け!その日のレポートをその日に動画にしています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめ、英語とウクライナ語で字幕を提供しています。
●過去の動画は再生リストへ
https://youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
■より快適に見るには
・字幕が2重→YouTube側の字幕を消去
・方位は赤い針が北
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍側 青:ウクライナ軍側 オレンジ:係争中
・一辺10kmの正方形が所々あります
・畑の大きさ:1kmX1.6kmほど
●距離
スバトボ・クレミンナ45km/クレミンナ・バフムト55km/バフムト・ドネツク65km/ドネツク・マリウポリ100km/マリウポリ・メルトポリ170km/メルトポリ・ヘルソン200km
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表で不明
●noteに内容を日本語、英語、ウクライナ語で掲載
https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。
※サブチャンネルで投稿主がニュースと視聴者様のコメントを読んでいます。
https://www.youtube.com/channel/UCNu9XVGZ4CEwmyj7TBwsn_w/
#ウクライナ
#ゆっくり
#プーチン大統領
みなさんこんにちは。
今日も最新の
ウクライナ情勢についてお伝えします。
ロシアがキーウに侵攻してから
449日、
この動画では、
きょう公表された
戦争研究所のレポートなどをまとめて、
いち早くお伝えしています。
そのため、
地図の記号は簡略化しています。
過去の動画も、
再生リストからあわせてご覧ください。
■まずは全般的な事柄です。
ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日、ロシア軍の損失は、
兵士510名
戦車2両
装甲戦闘車8両
砲32門
多連装ロケット1両
ドローン11機
巡航ミサイル8発
その他車両7両
となっています。
この日は戦線全体で
17回の地上戦の報告があり、
すでにロシア軍の兵士の損失は、
20万を超えています。
■この日のニュースを簡単にお伝えします。
YouTubeのチャプターで
必要なところを見ることもできます。
1番目.
ディフェンスエクスプレスが、
ロシアのメディアの話として
伝えるところによると、
この日コールサイン「タイガー」で活動している
ロシア軍戦車大隊の指揮官が、
レオパルド2と遭遇した話を語りました。
それによると、
レオパルド2は
ロシアの陣地に攻撃しようとしたが、
ロシアの偵察隊が先に察知したため、
ロシア軍の戦車がすぐに砲撃し、
レオパルド2は撤退したと述べました。
しかし地形が険しく、
撃破したかどうか
確認できなかったとのことです。
場所については
明かされませんでした。
ロシア軍では、
昨年にも、
レオパルド2を保有していないはずの国から
供与されたレオパルド2が、
ウクライナで発見されたというニュースがあるほか、
今年の4月、
ロシア軍の工作員が
レオパルド2を鹵獲したものの、
後方への輸送に失敗したため、
近くの沼地に沈めたというニュースがあります。
2番目.
ロイターによると、
この日民間軍事会社のワグネルと
ウクライナ軍は期せずして、
「激戦の続くバフムトで
ロシア軍が後退している」と指摘しました。
ウクライナのマリャル国防次官はこの日、
「ロシア軍は
BARS予備軍の大部分をバフムトに集結させ、
バフムト市街で一日中攻撃を続けたが、
ウクライナ軍はこれを撃退した。
ウクライナ軍は
バフムト南西部を維持しているほか、
いくつかの地点で
1キロメートル前進した」と
テレグラムで述べました。
また、
ワグネルのプリコジンはこの日、
「戦闘員はバフムト市内で前進し、
バフムト市街地西部に残る
最後の建物からウクライナ軍を
まもなく撤退させる」と表明しました。
同時に、
ロシア軍について批判し、
「ショイグとゲラシモフは、
よく聞け。
ロシア軍は
バフムトの北と南の地点を
放棄しており、
バフムトの北では
570メートル後退した」
さらに、
昨日の動画でお伝えしたように
「ワグネルの陣地の側面
がウクライナ側にさらされ、
ウクライナ軍に
包囲される危険性が高まっている」と訴えました。
ロシア国防省もこの週、
バフムト近郊から
一部撤退したことを認めています。
3番目.
この日キーウインデペンデントに、
ロシアはウクライナの反撃作戦を
どこで予想しているのか?
というコラムが掲載されました。
この記事では、
ロシアの防衛線の画像から、
反撃が起きそうな地域を推定しています。
それによると、
・ハルキウからルハンスク
・ドネツク
・ザポリージャ東部
・ザポリージャからヘルソンに分けて
詳細に分析し、
防衛線が薄いのは、
ハルキウからルハンスク
ヘルソンのドニプロ川沿いと指摘していますが、
ザポリージャのように
3重の防衛線を構築しているところでも、
ロシア軍の守備隊はハルキウの攻勢で
損耗した部隊が配置され、
補充されないまま
いびつな編成の部隊になっている
箇所が多いと指摘しています。
また陣地を築いても、
ロシア軍は
1000キロ以上もある防衛線のすべてで
十分な部隊を配置できるだけの
人員と装備がないため、
人員を配置していない場所では
防御線は機能しないとしています。
記事では、
ロシア軍の陣地の作り方、
部隊の配置、
自然の地形から、
ロシア軍が防御を固め、
ウクライナ軍の大規模反撃作戦が
最も困難になると予想したのは、
10年近く要塞を構築してきた
ドネツクと、
数十キロの深さのある陣地を構築した
ザポリージャと結論づけています。
■それでは、各地域の戦況です。
●北東部 クピャンスク方面
○クピャンスク方面
○スバトベ・クレミンナ線
ウクライナ軍の参謀本部によれば、
この日ロシア軍は、
クピャンスクの北東にある
マシュティフカ、
スバトベの北西にある
ノヴォセリフスケ、
ステルマヒウカ、
クレミンナの北西にある
ネフスケに攻撃をおこないましたが、
これらの攻撃は
ウクライナ軍が撃退しました。
○シベルスク周辺
ロシアのミルブロガーによると、
ロシア軍は
サッコイヴェンセッティの前線から、
後方の陣地に後退しました。
ただ、
ウクライナ軍は奪還していないため、
空白地帯が生じました。
本日は詳細な範囲がわかりませんので、
わかりましたら戦況図を更新します。
●東部 バフムト方面。
この日の天気は、はれ時々くもり、最低気温11度、最高気温23度。
今日の天気は、はれ時々くもりの予報。
今後数日かけて天気は下り坂となります。
バフムトの戦況についてお伝えします。
バフムトでは、
市街地でワグナーの部隊が
最後の突撃をおこなう一方、
側面のロシア軍は後退し、
郊外ではウクライナ軍が
前進しています。
ウクライナ軍が戦場の主導権を取り、
ロシア軍はウクライナ軍の攻撃に
対応する状況となった可能性があります。
また、
ウクライナ軍東部管区の
セルヒーチェレバティ報道官によると、
この日、
ロシア軍の625回の砲撃、
16回の空爆があったと伝え、
4回の地上戦で
ロシア軍に132人の死傷者が出て、
ウクライナ軍は
最大で150メートルから
1700メートル前進したと述べています。
反対に、
ワグネルのプリコジンは、
ワグネルが市街地で260メートル前進し、
ウクライナ軍の支配地域は
1.28平方キロしかないと主張しました。
○バフムト北方
この日は地上戦の報告はなく、
ウクライナ軍は
奪還した陣地の再構築をおこない、
ロシア軍は
部隊の再編成をおこなっている可能性があります。
ロシアのミルブロガーは、
ロシア軍は前線の部隊に対し、
部隊の判断で
歩兵戦闘車を15分間後退させてもかまわない
との命令があるかのようだと嘆いています。
○バフムト市街地
ワグネルの部隊は
引き続き突撃をおこない、
市街戦が継続しています。
1番目
複数の情報を総合すると、
西側の住宅地では、
ワグネルの部隊が前進し、
ユビレイナヤ通りを越えた所にある
カフェまですべて掌握しました。
このカフェは、
2019年にできたばかりで、
静かな湖を眺めながら
おいしいコーヒーと
簡単な料理をいただけるお店でしたが、
残念なことになってしまいました。
戦況図を更新しました。。
2番目
ロシアに近いSNSと
ワグネルの発表によれば、
昨日の動画で第一報としてお伝えしましたが、
この日ワグネルの部隊は
ユビレイナヤ通りを越えて、
南側の区画全体を占領しました。
戦況図を更新しました。
ウクライナ軍はこの部分で
市街地から離脱した可能性があります。。
3番目
チャイコフスキー通りの
バフムト工科大学では、
ワグネルの部隊が北から前進し、
大学を占拠しました。
これも戦況図を更新しました。
それ以外の場所では、
戦況に変化はありません。。
○バフムト南方
この日ロシア軍は、
ウクライナ軍が奪還した地域に
攻撃しましたが、
この攻撃は
ウクライナ軍に撃退されました。。
まとめると、
バフムト市街では、
ロシア軍が98%を占領し、
ウクライナ軍は
2%の地域を支配するにとどまります。
この日ワグネルの部隊は
西側の住宅地に進軍し、
ほぼ占領しました。
残るはチャイコフスキー通りとなりますが、
この日は膠着しています。
ワグネルの部隊は
市街地の端まで進んだため、
市街地の完全支配に向けて
部隊を移動させる可能性があります。
一方、
側面のロシア軍は
この日は攻撃をほぼおこないませんでした。
そしてウクライナ軍は、
前日に占領した部分の
陣地の整備をおこなっています。
また、必要に応じて
新たな部隊を投入しています。
今後は、
ワグネルの部隊が
市街地の完全占領に向けて攻撃をおこなう一方、
ウクライナ軍は
後方の高台の陣地から
市街地のワグネルの部隊に向けて
砲撃をおこない、
さらに市街地の北西と
南東の2方向から攻撃し、
ワグネルに揺さぶりをかけ、
戦力を削る可能性があります。
また、
郊外では防衛の薄い陣地に対し、
ウクライナ軍が
奪還作戦を続けるものと思われます。
●南東部 ドネツク州。。。
ドネツク州の戦況についてお伝えします。
この日もロシア軍は、
マリンカに複数回の攻撃をおこないました。
ロシア軍は砲撃をおこない、
その後突撃しようとしましたが、
これらの攻撃は
すべてウクライナ軍が撃退しました。
●南部 ザポリージャ州およびヘルソン州
メルトポリの今日の天気ははれ、
最低気温15度、最高気温25度
今日の天気はくもりの予報。
この日から天候は、
24日にかけて
ゆっくりと下り坂となっていきます。
この方面では
ウクライナ軍が情報統制を敷いているため、
ウクライナ軍からの情報はありません。
一方、
ロシアのミルブロガーによると
ザポリージャ方面では、
ロシア軍が地上戦をおこなっている情報が
数多くあります。
主だったところでは、
ロシア軍は、
ステポヴェ、
マリニフカ、
フィリヤポレ、
マラトクマチカ、
ノヴォダニリフカ、
カミヤンスケその他となっています。
これがウクライナ軍の
反攻作戦かどうかは不明です。。
その西側のザポリージャ原発では、
すでに起きているかもしれないし、
これから起きるかもしれない
ウクライナ軍の反転攻勢に備え
ロシア軍の部隊が2500人ほど入った
との情報があります。
またロシア軍は、
ウクライナ軍が
カホフカダムの湖を船で渡って
攻撃してくることを懸念しているため、
反撃しにくいように
ダムの水位を上昇させているとの情報があります。
この日、
ウクライナ軍南部管区の
ナタリーフメニュク報道官によると、
ロシア軍が
カホフカダムの水位を上昇させた結果、
上昇した水位で上流のロシア軍が
複数自滅しました。
ロシア軍は
連絡が不十分なまま水を上昇させ、
湖沿いの陣地で
防衛していたロシア軍が水没し、
ロシア軍の装備に
損失が発生したと述べました。
■その他
ロシア最高裁判所はこの日、
戦場で自発的に降伏したロシア兵は、
国家反逆罪で訴追されるとの判断を示しました。
ただし例外があり、
1回目の降伏で、
捕虜になった後も
釈放されるために行動し、
捕虜の間、
敵に協力せず、
釈放後、
すぐに部隊に戻った時に限り、
刑事責任を免除される可能性があるとのことです。
この例外が適用されることは考えにくく、
事実上、
ロシアでは戦場で降伏することは、
犯罪となりました。
本日は以上です。
ご視聴いただきありがとうございました。