
全編ゆっくり音声【4月12日ウクライナ最新情勢】ワグナー 30発被弾してもなお前進できる理由|ロシア 油断して反撃を食らい部隊◎滅|衛星画像で見るバフムトの様子|先月から新型誘導弾を実戦投入か?字幕は英語ウクライナ語で提供
全編ゆっくり音声【4月12日ウクライナ最新情勢】ワグナー 30発被弾してもなお前進できる理由|ロシア 油断して反撃を食らい部隊◎滅|衛星画像で見るバフムトの様子|先月から新型誘導弾を実戦投入か?字幕は英語ウクライナ語で提供
※今日は都合で全部ゆっくり音声です。
0:00 はじめに
1:19 全般的な事柄
2:07 クピャンスク方面スバトベ・クレミンナ線の戦況
4:49 バフムト方面の戦況
9:50 ドネツク州アウディーイユカ、マリンカ、ブフレダールの戦況
11:24 ザポリージャ方面ヘルソン州の戦況
11:46 おまけのニュース
11:54 ウクライナの宗教家20人がロシアのパスポートを持っていた
13:35 ロシア新型誘導弾に対抗手段が見当たらず
15:02 ワグナーの突撃詳細が判明
12:50 視聴者様のコメント
11:08 投稿主のコメント
日頃調べている最新のロシア軍とウクライナ軍の状況、情勢をコンパクトにまとめてお伝えします。
その日のレポートをその日に動画にしています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめ、英語とウクライナ語で字幕を提供しています。
●過去の動画は再生リストへ
https://youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
■より快適に見るには
※字幕が2重→YouTube側の字幕を消去
・方位は赤い針が北
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍側 青:ウクライナ軍側 オレンジ:係争中
・一辺10kmの正方形が所々あります
・畑の大きさ:1kmX1.6kmほど
●距離
スバトボ・クレミンナ45km/クレミンナ・バフムト55km/バフムト・ドネツク65km/ドネツク・マリウポリ100km/マリウポリ・メルトポリ170km/メルトポリ・ヘルソン200km
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表で不明
●noteに内容を日本語、英語、ウクライナ語で掲載
https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。
#プーチン大統領
#ウクライナ戦況
#ゆっくり
みなさんこんにちは。
今日も最新の
ウクライナ情勢についてお伝えします。
ロシアがキーウに侵攻してから
およそ412日、
この動画では、
本日公表された
戦争研究所のレポートなどをまとめて、
その日にいち早くお伝えしています。
今日は投稿主の都合で、
ニュースまで、
全部「合成音声で」お伝えします。
■まずは全般的な事柄です。
ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日、ロシア軍の損失は
兵士500名
戦車7両
装甲戦闘車10両
砲15門
多連装ロケット1両
ヘリ1機
UAV9機
その他車両18両
となっています。
ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日は戦線全体で
50回を超える攻撃があったとしています。
■それでは、各地域の戦況です。
よくある質問の答えは
概要欄に記載しています。
●北東部 クピャンスク方面
この日の天気は、はれ、最低気温4度、最高気温15度。
今日の天気は、くもりのち雨の予報。
○スバトベ・クレミンナ線
この日ロシア軍は、
マキイウカ、
チェルボノポピフカに攻撃をおこないましたが、
これらの攻撃は失敗し、ウクライナ軍が撃退しました。
クレミンナの南の森林地帯では、
激しい攻撃がおこなわれています。
この日ロシア軍第76親衛空挺師団は、
クレミンナの南にある森林地帯のウクライナ軍陣地に、
サーモバリック爆弾で攻撃をおこないました。
サーモバリック爆弾は、
着弾すると瞬時に爆発性の気体が放出され、
これが爆発し、
衝撃波、
熱、
無酸素状態で、
広範囲の敵を無力化するものとなっています。
TOS1Aは、
本来陸軍が使うようなロケットランチャーですが、
ロシア軍では
空挺部隊に運用させはじめました。
場所は戦況図の黄色の所となっています。
この場所に、
ウクライナ軍の陣地があることを意味しています。
戦況図を修正しました。
この方面にいる複数の空挺部隊には、
TOS1Aロケットランチャーが
提供されている可能性があります。
戦争研究所の分析によれば、
TOS1Aが決定的な優位性には
ならないと指摘しています。
しかし、
後ほど説明しますが、
バフムトのコルサンスキー通りの
防衛線の突破に使われ、
ロシア軍が
チャイコフスキー通りまで進出するのに
成功した例があります。
○シベルスク周辺
この日ロシア軍は、ビロホリフカ、
スピルネに攻撃しましたが、
これらの攻撃も
ウクライナ軍によって撃退されています。
一方、
この日ウクライナ軍の
第30機械化旅団は、
サッコイヴェンセッティに攻撃をおこない、
ロシア軍の活動を妨害するため橋を爆破し、
ロシア軍の陣地を襲撃し
ワグナーの部隊とロシア軍の部隊を殲滅しました。
この攻撃は
占領が目的ではなかったようで、
その場所をマークしておきましたが、
戦況図に修正はありません。
●東部 バフムト方面。
この日の天気は、くもり、最低気温4度、最高気温16度。
今日の天気は、くもりの予報となっています。
この日、
ウクライナ軍のセルヒーチェレバティ報道官が
ウクライナの国営テレビに出演し、
バフムトで戦っているワグナー部隊の
消耗は激しく、
このままワグナーの部隊が
戦術変更せず突撃をおこない続けると、
感覚的な話しとして前置きしながら、
ワグナーの部隊はあと2ヶ月で
消滅するだろうと指摘しました。
○バフムト北方
ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日ロシア軍は、
フリホリフカ近く、
ボホダニフカでウクライナ軍を攻撃しましたが、
これらの攻撃は失敗しました。
クロモベの北西の
O0506号線の大きくカーブした所では、
ウクライナ軍とロシア軍が塹壕戦を展開しています、
この映像は、
ウクライナ軍が
ロシア軍の掘り進めた陣地を
攻撃している映像となっています。
戦況図でちょうど
黄色で示した場所となっています。
塹壕戦のイメージがよくつかめると思いますし、
両軍は非常に近い距離で
戦闘をおこなっていることがわかります。
○バフムト市街地
ワグナーの部隊は、
ロシア軍の空挺部隊と組み合わさり、
戦線をかなり小さな部分に
集中させて攻撃をおこなっています。
1.
クロモベから湖の戦線では、
この日は戦闘の報告はなく、
戦況図に変化はありません。
2.
バフムト市街地の北側では、
戦闘の報告はありますが、
ロシア軍は占領地を増やすと言うより、
ウクライナ軍を攪乱させる目的で
攻撃をおこなっているようで、
前進はしてはいません。
戦況図に変化はありません。
3.
バフムト貨物駅は、
最新の衛星写真によると、
当時ここにあった
背の高い建物(エレベーター)は大きく破壊され、
一時線路を越えて、
この付近までワグナーの部隊が
攻め込んできたことが明らかとなりました。
現在は南北に走る線路が接触線となっています。
4.
バフムト中央駅の付近は、
ロシア軍が激しく攻撃をしていますが、
依然としてウクライナ軍が
線路の東側に出て防衛しています。
先ほどの衛星写真では、
駅の北東にある
公共施設の周辺の画像もありますのでご覧ください。
4.
その南の競技場については、
位置情報がわかる映像により、
ロシア軍が占領したことが明らかとなりました。
戦況図を修正しました。
5.
コルサンスキー通りでは、
この日も両軍が接近戦となっていますが、
戦況図の状態で戦線は膠着しています。
6.
チャイコフスキー通りは、
ウクライナ軍が保持していますが、
昨日の動画で
ウクライナ軍が反撃して奪還した部分について、
ロシア軍が占領したときの攻撃方法が
判明しましたのでお伝えします。
クレミンナの戦況でも触れましたが、
この付近でロシア軍の第98空挺師団は、
TOS1Aサーモバリック爆弾を用いて
ロケット攻撃をおこない、
その後ワグナーの部隊が入り、
ここを支配したことがわかりました。
現在は戦闘の報告はありますが、
戦線は膠着しています。
○イワニフスケ方面
この日もロシア軍の攻撃はありませんでした。
まとめると、
バフムトは市街地の西側をウクライナ軍が保持し、
東側をロシア軍が占領し支配しています。
当面の戦闘の中心は、
バフムト中央駅とコルサンスキー通りとなります。
この日係争中だったコルサンスキー通りの競技場は、
ロシア軍が占領したことが明らかとなりました。
一方、
ロシア軍の攻撃は狭い範囲に集中しており、
その範囲も日に日に小さくなっている傾向があります。
今後もウクライナ軍はバフムトを防衛し、
ロシア軍に消耗を強いるものと思われます。
●南東部 ドネツク州。
ドネツク州の戦況についてお伝えします。
ドネツク方面では、
ロシア軍の地上攻撃が減少傾向にありますが、
その一方、
新型誘導爆弾を使った航空攻撃が目立ってきました。
後ほどニュースのコーナーで説明します。
○アウディーイユカ周辺
この方面でロシア軍は、
アウディーイユカの包囲を目指しています。
1.
位置情報付きの画像によると
この日ロシア軍は、
ノヴォカリノベの方向に攻撃をおこない、
その一部が高速H20号線に到達し、
この場所のウクライナ軍陣地をわずかに占領しました。
戦況図を修正しました。
2.
この日はアウディーイユカに攻撃しましたが、
この攻撃は単調なもので、
いつも通りウクライナ軍により撃退されました。
3.
アウディーイユカの南側では、
ペルボマイスケ、
ネベレスケに攻撃をおこなっていますが、
これらの攻撃はウクライナ軍が撃退しています。
○マリンカ周辺
ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日ロシア軍は
マリンカに攻撃をおこないましたが、
この攻撃はウクライナ軍が撃退しました。
●南部 ザポリージャ州及びヘルソン州
この日はこの方面でロシア軍は、
19の町に砲撃しましたが、
地上戦の報告はありませんでした。
本日は以上です。
このあと合成音声ですが、
この日のニュースをお伝えします。
ご視聴いただきありがとうございました。
■それでは、
この日のニュースを簡単に紹介します。
1.
ウクライナにいる、
ウクライナ人のロシア正教会の司祭20人が、
ロシアのパスポートを持っていることが
明らかになりました。
ロシア正教会は、
ロシア政府とのつながりが指摘されています。
キーウインデペンデントが
プラウダの記事として伝えるところでは、
ウクライナのロシア正教会の
オレスト・ベレゾフスキーという世俗名を持つ人物は、
少なくとも今から10年前の2002年3月20日に
ロシアのパスポートを受け取っています。
このことは、
この人物が
ロシアの市民権を持っていたことを意味します。
プラウダが
ロシアのパスポートを持っている
司祭にインタビューしたところ、
いずれもコメントを拒否したとのことです。
一方、
モスクワ総主教庁の
ウクライナ正教会のレビドメトロポリタンは、
2つの高級住宅と高級車を所有し、
宗教家でありながら、
ウクライナのキーウ州と
チェルニーヒウ州で農業会社を営んでいます。
その家は、
イタリアとイギリスの高級家具、
チェコのシャンデリアに大理石、
ドイツの寄せ木細工の床がある
贅沢な作りとなっていて、
サウナ、
プール、
エレベーターがあるとのことです。
プラウダの取材では、
その価値は100万ドルはくだらないと言います。
今年4月、
ウクライナ治安局はこの人物を、
「宗教間の憎悪を扇動し、
ロシアの武力侵略を正当化した」として起訴しました。
2.
ロシアは今年から、
航空機から投下する新型の誘導爆弾を使っています。
この爆弾は、西側のJDAMと同様のもので、
旧来の500キロ無誘導爆弾に、
ロシア版のGPS誘導キットを取り付けたものと
なっています。
ロシアはこの爆弾を
アウディーイユカへの攻撃に使用していて、
射程は50キロ、
誤差は約10メートルと正確で、
Su34とSu35から投下でき、
1発あたりのコストは
200万ルーブル(約360万円)と安いこと、
さらにロシアは
無誘導爆弾を大量に保有しているのが特徴です。
3月には、
GPS誘導機能がある
1500キロの爆弾がアウディーイユカに投下されました。
これに対処するには、
遠距離の地対空ミサイルで
投下前に航空機を撃墜するしか方法がありませんが、
ウクライナのミグ29をはじめとする戦闘機のレーダーでは
遠すぎて補足できず、
これに対抗する地対空ミサイルは、
米国が提供するパトリオットと
フランスのSAMP/Tしかなく、
現在、ウクライナ軍は
これに対処する方法がないとのことです。
3.
バフムトの最前線で戦う兵士の
インタビューの記事が、
キーウインデペンデントに掲載されました。
記事によると、
このウクライナ軍の兵士はバフムトの郊外で、
敵から500メートルの最前線で
塹壕戦を戦い続けているとのことです。
その中で、
ワグナーの戦術について
触れている部分があるのでご紹介します。
この兵士によると、
ワグナーは
最初3人から4人のグループで
ウクライナ軍陣地に近づき、
陣地に近づくことができたことを確認し、
さらに人を呼び寄せて、
側面から攻撃するとのことです。
さらに襲撃は夜おこなわれるため、
そのときどの方向から攻撃されているか、
部隊に何が起きているか
わからないと言います。
もし赤外線ビジョンを備えたドローンがあれば、
この状況を改善できるとも言います。
そして、
ワグナーの部隊は量で攻勢を仕掛け、
3列の波で攻撃し、
第1列を撃退しても、
次に第2列、
第3列と攻撃が続くとのことです。
そして、
これは以前も紹介したことがありますが、
インタビューでは、
「ワグナーの兵士は
何かの薬を与えられているはずだ」とのことです。
「私は、
兵士が足に重◎を負いながら、
体には30発のライフルが◎ち込まれているのに、
まだ倒れず、
さらに前進する兵士を何人も見ている」
とのことです。
本日は以上です。
ご視聴いただきありがとうございました。