【こんな展開ある?】ロシア バフムトで完全失速【ウクライナ戦況図】占領直前に深刻な弾薬不足【ウ軍に神風】軍幹部が責任逃れの行動つぎつぎ表面化する【5月2日】
0:00 はじめに
0:28 全般的な事柄
1:07 この日のニュース
1:15 ロシア元司令官プーチン大統領に反乱が起きると警告
2:56 ウクライナ人がボリスジョンソンを装い飲酒運転で捕まる
3:56 ロシア軍で兵站・補給担当の最高幹部を更迭
4:55 クピャンスク方面スバトベ・クレミンナ線の戦況
5:27 バフムト方面の戦況
9:01 ドネツク州アウディーイユカ、マリンカ、ブフレダールの戦況
10:21 ザポリージャ州ヘルソン州の戦況
11:18 ロシア兵の消息不明相次ぐ 親族尋ねるも軍担当者逃げ回る
日頃調べている最新のロシア軍とウクライナ軍の状況、情勢をコンパクトにまとめてお伝えします。
最新の情報をお届け!その日のレポートをその日に動画にしています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめ、英語とウクライナ語で字幕を提供しています。
●過去の動画は再生リストへ
https://youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
■より快適に見るには
・字幕が2重→YouTube側の字幕を消去
・方位は赤い針が北
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍側 青:ウクライナ軍側 オレンジ:係争中
・一辺10kmの正方形が所々あります
・畑の大きさ:1kmX1.6kmほど
●距離
スバトボ・クレミンナ45km/クレミンナ・バフムト55km/バフムト・ドネツク65km/ドネツク・マリウポリ100km/マリウポリ・メルトポリ170km/メルトポリ・ヘルソン200km
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表で不明
●noteに内容を日本語、英語、ウクライナ語で掲載
https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。
※サブチャンネルで投稿主がニュースと視聴者様のコメントを読んでいます。
https://www.youtube.com/channel/UCNu9XVGZ4CEwmyj7TBwsn_w/
#ウクライナ
#ゆっくり
#プーチン大統領
みなさんこんにちは。
今日も最新の
ウクライナ情勢についてお伝えします。
ロシアがキーウに侵攻してから
およそ433日、
この動画では、
本日公表された
戦争研究所のレポートなどをまとめて、
その日にいち早くお伝えしています。
過去の動画も、
再生リストからあわせてご覧ください。
■まずは全般的な事柄です。
ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日、ロシア軍の損失は
兵士460名
戦車1両
装甲戦闘車1両
砲9門
防空システム3基
UAV1機
巡航ミサイル15発
その他車両7両
となっています。
この日戦線全体で、
20回以上の地上戦が
報告されています。。
■この日のニュースを簡単にお伝えします。
YouTubeのチャプターで
必要なところを見ることもできます。
1番目.
ニューズウィークによると、
元ロシア軍事情報部門の将校で、
ウクライナ東部の
親ロシア派武装勢力の司令官を務めた、
イーゴル・ガーキンによると、
プーチン大統領は、
民間軍事会社ワグナーからの「反乱」に
直面するかもしれないと警告しました。
ガーギンはテレグラムで、
最高司令部の同意なしに
前線からの撤退をするのは、
「反乱以外の何物でもない」と投稿しました。
ワグナーは、
バフムトの戦いで
大きな役割を果たしてきた一方、
ロシア軍からの
弾薬の支援が不十分として、
ロシア国防省を批判してきました。
また、
ワグナーの創設者プリコジンは、
「28日までに
弾薬の供給不足が解消されなければ、
ワグナーの部隊を
バフムトから撤退させる」と警告したことについて、
「ロシア上層部に対する
公然とした脅迫である」とも述べました。
最後にガーキンは、
現在のバフムトの情勢について、
「ロシア軍部隊もワグナーと共に
前線から撤退する必要がある」とも述べました。
その理由として、
「補給路の再編成をおこない、
前線の突破に向け
戦略的な方法を構築する必要がある」と
指摘しています。
反対に読めば、
「ロシア軍の補給線は脆弱で、
ただ闇雲に
突撃だけをおこなっている」
ということかもしれません。。
2番目.
ガーディアンによると、
この日オランダ警察は
オランダ北部のフローニンゲンで、
飲酒運転をしたウクライナ人の男を逮捕したところ、
英国のジョンソン元首相の
偽造運転免許証を所持していたと明らかにしました。
ウクライナ人の持っていた免許証は、
ジョンソン氏の顔写真のほか、
氏名、
生年月日の記載もあり、
一見本物に見えましたが、
有効期限が「
西暦3000年末まで」となっていました。
この男は、
製造元や入手方法は
明らかにしなかったとのことですが、
オランダのロシア特派員に聞くと、
ウクライナのみやげもの屋で
簡単に購入できるとのことです。
ちなみにジョンソン氏は
この男の逮捕当時、
オランダにいなかったことが
確認されています。。
3番目.
ディフェンスエクスプレスによると、
ロシアの国防次官が、
先月末で解任されました。
ミジンチェフ大将は、
ロシア軍の兵站・
補給の責任者で、
解任の理由は
明らかにされていませんが、
就任してから
わずか8ヶ月で解任となりました。
ロシアのミルブロガーによると、
ウクライナで苦戦している
ロシアの特別軍事作戦で、
弾薬が十分に届いていないことが
原因と指摘しています。
またこの弾薬の不足が、
ロシア軍の内部分裂を引き起こし、
ロシア国防省と
ワグナーの不協和音にもつながっています。
解任すれば
問題は解決するとは思えませんが、
責任は取っていただくと言うことでしょう。。
■それでは、各地域の戦況です。
●北東部 クピャンスク方面
この方面では、
攻撃の頻度が減少したため、
今日から天気予報は、
別の方面で説明することとしました。
ウクライナ軍の参謀本部によれば、
この日ロシア軍は、
スバトベの北西にあるノヴォシェリフスケ、
それからクレミンナの西にある、
ディブロバに攻撃しましたが、
これらの攻撃はウクライナ軍により撃退されました。。
●東部 バフムト方面。
この日の天気は、はれ、最低気温3度、最高気温15度。
今日の天気は、はれの予報。
この日ウクライナ軍の
セルヒーチェレバティ報道官によると、
バフムトでは
17の戦闘があったと報告しています。
先ほど全般的な事柄では、
20回以上の地上戦とお伝えしましたので、
この日の地上戦は、
ほとんどバフムトで起きたことになります。。
○バフムト北方
ウクライナ軍の参謀本部によれば、
この日も
地上戦の報告はありませんでした。
ロシアのミルブロガーも、
おおむね偵察と砲撃のみと報告しています。
戦況図に変更はありません。。
○バフムト市街地
バフムト市街では、戦闘が続いていますが、
ロシア軍の攻撃は失速しています。
ニュースの所でもお伝えしましたが、
ここに来てロシア軍は、
弾薬不足となっている可能性があります。
しかし、
ロシア軍全体で
そんな振りをしている可能性も捨てきれません。
この日ロシアのショイグ国防大臣は、
ロシアの防衛産業が
弾薬の生産量を増加させていると述べ、
国防省は、「
ウクライナ軍に
大規模な損害を与えるのに十分な
弾薬を受け取った」と発言しました。
戦争研究所の分析では、
ロシア国防省が
前線に十分な弾薬を
提供できていないことの責任を、
自分からそらそうとしている
可能性が高いと評価しています。
そして、
バフムトの戦線は膠着し、
戦況の変化もほぼなくなりました。
その一方、
ロシアのミルブロガーは、
ウクライナ軍は、
バフムト市街地に
増援部隊を送り込み、
前線に投入していると報告しています。
その中で
お伝えできそうなことがあるとすれば、
この日ロシア軍は、
バフムト北方からバフムト市街地西部の
住宅にとりつこうとしていますが、
この攻撃は
ウクライナ軍が見つけ次第撃退しています。
ロシア軍は
数人の小規模なグループで
家から家に渡り、
ウクライナ軍の監視の目を逃れた部隊が、
1、2ブロック
浸透している可能性があります。。
○バフムト南方
この日ロシア軍は、
イワニフスケ、
プレドテチネに攻撃しましたが、
この攻撃は
ウクライナ軍が撃退しました。
この日気になるニュースがありました。
ワグナーの部隊はこの日、
バフムトからイワニフスケに至る補給線で、
ウクライナ郷土防衛隊の司令官である、
タンチュラ少将を乗せた車輌を攻撃し、
車輌を破壊したと主張し
映像を公開しました。
画像では、
確かに2台か3台の装甲車両が
破壊されているように見えます。
それに対し
ウクライナ郷土防衛隊の報道官は、
「みんな元気に生きている」と述べ、
これを否定しました。。
●南東部 ドネツク州。。。
ドネツク州の戦況についてお伝えします。
○アウディーイユカ周辺
複数のロシアのミルブロガーによると、
この日ウクライナ軍は、
アウディーイユカの北にある、
トロイツケに東側から攻撃をおこない、
接触線から1.5キロほど
前進したと主張しています。
この付近のウクライナ軍は
2週間ほど前、
すぐ近くのノボセリフスケで
ロシア軍の陣地を奪還しています。
ウクライナ軍は
散発的・局所的な反撃をおこなっているようです。
また、
ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日もロシア軍は、
ペルヴォマイスケに攻撃しましたが、
この攻撃はウクライナ軍により撃退されました。
○マリンカ周辺
この日もロシア軍は
マリンカに攻撃しましたが、
この攻撃はウクライナ軍が撃退しました。
またこの日は、
ウクライナ軍が
反撃をおこなっているとの情報もあります。
戦線は、
中央の通りから少し西側で膠着しています。
●南部 ザポリージャ州及びヘルソン州
メルトポリの今日の天気は晴れ、最低気温9度、最高気温18度
今後天候は曇りの日が続きます。
ウクライナ軍はザポリージャ方面で、
メルトポリに向けて反撃作戦をおこなう可能性が高いと言われていますので、
今日からしばらく、
この方面の天気を出すことにしました。
ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日ロシア軍は
18の町に砲撃をおこなった以外、
地上戦の報告はありませんでした。
ザポリージャ州では、
ウクライナ軍はロシア軍の物流拠点を攻撃し、
ヘルソンのドニプロ川沿いでは、
ロシア軍が
ウクライナ軍に向けて攻撃をおこなっています。
これらは散発的なもので、
戦争研究所の分析では、
ウクライナ軍の反撃作戦の一環とは
評価できないとしています。
■その他
ロシアでは、
5月9日の戦勝記念日に向け、
各地で祝賀会やパレードなどの
催し物が開催される予定ですが、
今年はその規模が
縮小されることとなりました。
その理由として戦争研究所では、
ウクライナにおけるロシア兵の
死傷者の規模が
わかるからではないかと指摘しています。
クレムリンとロシア国防省では、
ウクライナで戦死したロシア兵の遺体を
輸送できていないため、
残された親族が
生きているか死んでいるかわからないとして、
不満を募らせています。
あるロシア兵の親族は、
軍に何度となく尋ねても、
担当者は逃げ回るだけといいます。
また、別の親族は、
「ロシアの塹壕には
何ヶ月も前から亡骸が横たわっているのに、
それを運び出す命令がないため
そのままとなっていて、
墓さえもない」と訴えています。
さらに、
ロシア軍の第101連隊の兵士の親族によれば、
「戦闘地域から負傷者を運搬することは
許されていないため、
戦死者や負傷者は
後方に送られず、
生き残った兵士は
毎日亡骸を見ながら、
マシンガンだけを手にして
戦車に突撃し、
立ち向かわなければならない。
精神的にも肉体的にも
疲れ果てている」と言います。
本日は以上です。
ご視聴いただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?