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1月7日 ロシア 停戦命令無視→突撃→占領地拡大|ウクラ軍撤退へ【ウ国戦況図】

日頃調べている最新の露軍とウ軍の戦況、情勢をコンパクトにまとめてお伝えします。
その日のレポートをその日に動画にしています。
UKR軍参謀本部、最新の戦争研究所、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめ、英語とウクライナ語で字幕を提供しています。
●過去の動画は再生リストへ
https://youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
■より快適に見るには
・方位は赤い針が北
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:RU側 青:UKR側 オレンジ:係争中
・一辺10kmの正方形が所々あります
・畑の大きさ:1kmX1.6kmほど
●距離
スバトボ・クレミンナ45km/クレミンナ・バフムト55km/バフムト・ドネツク65km/ドネツク・マリウポリ100km/マリウポリ・メルトポリ170km/メルトポリ・ヘルソン200km
●UKR軍の損失は?
 データ非公表で不明
●noteに内容を日本語、英語、ウクライナ語で掲載
 https://note.com/sumaitotoushi/
■BGM Materials

OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。
曲の使用に関しては、運営側に確認の上、規約に従った範囲で行っています。
地図はGoogleEarthを使用。

#UKR情勢
#ゆっくり
#ウクライナ情勢

■内容(字数が超過する場合はnoteに全文を掲載しています)

みなさんこんにちは。

今日も最新のウクライナ、

宇の国の情勢についてお伝えします。

ひまわりが国花の国と、

青空とひまわり(小麦畑)がモチーフとなる国旗を持つ

2つの国の争いは、

欧州全体の政治・経済・人々の生活に

大きな影を落としています。

また、

多くの方のコメントをいただきありがとうございます。

いただいたコメントはすべて読んでいますので、

多くの皆様に

ご愛顧いただける動画にしたいと思っています。

とりあえず、宇の国とか露の国とか、

防衛側とか攻撃側とかで

説明したいと思います。

いい表現があれば、

またコメントください。

この動画では、

本日公表されたISWの公表レポートなどから、

公開情報をいち早くお伝えしています。

そのため、地図の記号などは簡略化されています。

過去の動画は

再生リストから見ることができますので、

あわせてご覧ください。

■まずは全般的な事柄です。

ウクライナ軍参謀本部によると、

この日、ロシア軍の損失は

兵士530名

戦車23両

装甲戦闘車16両

砲8門

多連装ロケット5両

戦闘機1機

ヘリ1機

その他車両38両

となっています。。

この日のニュースを簡単にお伝えします。

1.昨日のプーチン大統領の停戦命令は、

前線では守られていないことが判明しました。

露のこの分野で有名なブロガー、

イゴール・ガーキンによると、

「この停戦はロシア軍の敗北と降伏に向けた決定的な一歩」として、

クレムリンを批判しています。

また、

別のブロガーによると、

「停戦は攻撃側の兵士をかえって危険にさらしている」

と批判しています。

2.ゼレンスキー大統領は、この日演説を行いました。

この中で、

直近の外交の成果について強調しました。

具体的には、

新しい防衛支援パッケージについて説明がありました。

主なものとしては、

・アメリカのブラッドリー歩兵戦闘車、

・ドイツのパトリオット地対空ミサイル

・同じくドイツのマルダー歩兵戦闘車40台

の供与が明らかになりました。

日本については

今年のG7の議長国として、

「日本は自由と法の秩序の支配において、

アジア諸国のリーダーになりました」と述べ、

発電機の供与について

感謝の言葉を述べています。

3.後ほど紹介しますが、

バフムト北部でロシア軍は前進し、

防衛側のウクライナ軍は一部撤退しています。

■それでは、各地域の戦況です。

方位は左上の赤い針が北になります。

また、一辺10キロの正方形が、

いくつか地図上に置いてあります。

●ウ北東部

○ルハンスク州 クピャンスク方面

この日の天気は晴れ、最低気温-14度、最高気温4度。

今日の天気は晴れの予報。

○北東部国境方面

ロシア軍は

ストリレチャ、

クラスネ、

ゼレネ、

ブルヴァトカ、

ハティシチェ、

アンバルネ、

オドラドネに砲撃をおこないました。

この日は、

停戦期間ということもあるせいか、

小さな村への砲撃が行われました。

○クピャンスク北東方面

防衛側の参謀本部の発表によると、

この日、

フィホリフカ、

タビジャンカ、

ドヴォリチナ、

ヴィルシャナ、

シンキフカ、

クピャンスク、

キスリフカ、

コトリャリフカ、

タバエフカ、

クロフマルネ、

ベレストヴェ、

クゼミフカ、

ノボセリブスケ、

ステルマヒフカに砲撃しました。

また、

ステルマヒウカに攻撃しましたが、

防衛側が撃退しました。

○スバトベ周辺

ロシア軍の軍事ブロガーによると、

スバトベ周辺では

お互いに陣地を構築し、

陣地越しのにらみ合いとなっているとの情報があります。

この方面でロシア軍は、

第1親衛戦車軍の第27独立自動車化ライフル旅団と

第20連合軍の第3自動車化ライフル師団が

スバトベを防衛しているとの情報があります。

ロシア軍の第1親衛戦車軍は名前の通り、

この国を代表する陸軍戦車部隊で、

第2次世界対戦で

数々の功績を残しています。

現在は、キセル・アレクサンドロヴィチ中将が、

司令官となっています。

○クレミンナ周辺

この方面で、ロシア軍は

マキイフカ、

プロシュチャンカ、
ディブロヴァ、

クゼミネに砲撃をおこない、

この日、ロシア軍は

マキイウカに攻撃をおこないましたが、

撃退されました。

プロシチャンカでは、

戦闘となっています。

攻撃側は、

プロシチャンカの南西の方向に攻撃を仕掛け、

占領地を拡大しようとする動きがあります。

そうなると、

プロシチャンカはロシア軍が確保している可能性が

高くなりますが、

状況図は係争中のままにしておきます。

クレミンナ周辺では、この日

大きな動きはありませんでした。

○クレミンナ南方

ビロホリフカでは、

この日も

ロシア軍が攻撃を仕掛けましたが、

防衛側が撃退しました。

●ウ東部 アルチェモフスク(バフムト)方面

○バフムト北部。。。

この日ロシア軍は、

ヴェルフノカムヤンスケ、

スピルネ、

ベレストヴェ、

ビロホリフカ、

ヴェセレ、

ヤコヴリフカ、

ソルダー、

クラスナ ホラ、

バフムトに砲撃をおこないました。

また、スピルネに攻撃をしましたが、

これは防衛側が撃退しました。

冒頭でもお伝えしたように、

ソルダー、

バクムツケ、

ピドホロドネで、

この日動きがありました。

攻撃側は、

とにかく

人海戦術で突撃を繰り返しおこない、

昼も夜も攻撃を続けています。

そのため、

ウクライナ軍が押され、

撤退するところがいくつか出てきました。

まず、ソルダーでは、

攻撃側はソルダーの駅まで進出し、

守備側は

町の北側に後退しました。

以前紹介したことがありますが、

ソルダーの駅の地下には塩鉱山があり、

ここもロシア軍が確保したとの情報があります。

また、バクムツケからもウクライナ軍は撤退しました。

戦況図を修正しました。

ピドホロドネでも、

ロシア軍は進撃をしています。

ウクライナ軍は、

この方面から歩いて撤退している映像が、

公開されています。

ただ、町のすべてを確保したのか、

一部だけなのかがまだ不明ですので、

一部を

ロシア軍が確保したとして、

係争中としておきました。

○バフムト周辺

バフムトでも、同様の突撃をおこない、

ロシア軍がわずかに占領地を拡大しています。
1.

東側交差点付近では、

地下陣地が完成したとの情報があり、

ウクライナ軍の砲撃程度では壊されることがないため、

ロシア軍は

ここを拠点に攻撃を進めることができるようになりました。

2.

その南の工場地帯では、

すでに破壊されたワイン工場の窓越しに、

ロシア軍の兵士が活動している映像が公開されています。

したがって、ワイン工場まで進撃したものとして

戦況図を修正しました。

3.

その南の倉庫についても、

ロシア軍が取り付き、

防衛側が砲撃したとしても全部を無力化できず、

そのうち、

残った兵士とまた突撃してたどり着いた兵士が合流して、

少しずつ拠点化されています。

4.バフムトの南

イヴァンヘラド、

オピトネでも、

戦況図に変更はありませんが、

激しい戦闘が続いています。

○バフムト南方

ロ軍は、

クリシチイフカ、

ビラホラ、

クルデュミフカ、

ディリーイフカ、

オザリャニフカに砲撃をおこない、

クリシチフカ、

クルデュミフカに攻撃をおこないました。

これらは、

いずれもウクライナ軍が撃退しています。

●ウ南東部 ドネツク州

先程のバフムトとドネツクの距離は

およそ65キロとなります。

この日の天気は晴れ、最低気温-27度、最高気温-21度。

今日の天気は晴れの予報となっています。。。

この方面でこの日は強烈な寒さとなっており、

その後もマイナス10度を下回る日が1週間程度続く予報で、

活動が低調となっています。

○アウディーイユカ周辺

ウクライナ軍参謀本部によると、

この日ロ軍は、

クラスノホリフカ、

アウディーイユカ、

ネベレスケに砲撃をおこない、

ペルボマイスケに攻撃をおこないましたが、

ウクライナ軍は撃退しました。

○ドネツク南部。。。

攻撃側は、

ヘオリイフカ、

マリンカ、

ノヴォミハイリフカに砲撃をおこない、

マリンカでは、

戦線は町の真ん中で膠着しています。

また、ポピエダでは、

ロシア軍が攻撃をしましたが、

ウクライナ軍はこれを撃退しています。

●ウ南部 ザポリージャ方面。。。

メルトポリの昨日の天気はくもり、最低気温-6度、最高気温8度

今日の天気はくもりの予報となっています。。。

この日ロ軍は定期的に砲撃を行なっています。

ロ軍は、

ミキルスケ、

バルダー、

プレチスティフカに砲撃をおこないましたが、

この日も地上攻撃の報告はありませんでした。

●ヘルソン州。。。

先程のメルトポリと、

ヘルソンの距離は約200キロあります。

この日の天気はくもり、最低気温-2度、最高気温7度。

今日の天気はくもりの予報となっています。。。

この日も

ロシア軍とウクライナ軍はドニプロ川の中洲を巡って、

小競り合いとなっています。

また、攻撃側に近いブロガーが、

様々な情報戦を行なっています。

あるブロガーは、

ロシア軍がキンバーン砂嘴で防衛力を高めるための、

陣地構築を行っているといい、

別のブロガーは、ウクライナ軍がキンバーンに侵入し、

偵察活動していると主張しています。

ポチョムキン島では、

ロシア軍の特殊部隊が

ウクライナ軍の陣地に発砲している映像を公開しています。

一方、ウクライナ軍は

この方面で後方の陣地を攻撃しています。

ウクライナ軍は、

パブリフカドルハで

ロシア軍の集結地を攻撃し、

兵士100名が重症を負ったと報告しています。

■その他

今日は、そのソルダー駅付近の地下の様子を

動画の最後までご覧ください。

以前もいちど紹介しましたが、

ソルダーの名前の通り、塩鉱山がいくつかあります。

ウクライナ軍とロシア軍は、

このような場所で戦っています。

本日は以上です。

次の動画でお会いしましょう。

ご視聴いただきありがとうございました。

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