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ウクライナに異変 武運に陰り?【ウクライナ戦況図】バフムト占領「あと1メートル」ロシア突撃【5月16日】モルドバ CIS脱退決定情勢緊迫化【最新】イギリスF16訓練提供へ

ドイツで武運陰る?【ウクライナ戦況図】バフムト占領「あと1メートル」【5月16日】モルドバ CIS脱退決定情勢緊迫化【最新】イギリスF16訓練提供へ

0:00 はじめに
1:12 全般的な事柄
1:50 最新ウクライナ情勢ニュース
1:59 イギリス「F-16パイロットの訓練」実施へ
3:58 重病説のルカシェンコ大統領 公の場に出る
5:01 隣国モルドバ女性不安定化 ロシアの安全保障から脱退決定
6:32 クピャンスク方面スバトベ・クレミンナ線の戦況
9:10 バフムト方面の戦況
15:01 ドネツク州アウディーイユカ、マリンカ、ブフレダールの戦況
15:19 ザポリージャ州ヘルソン州の戦況
15:41 ハンガリー ウクライナへの送金阻止

日頃調べている最新のロシア軍とウクライナ軍の状況、情勢をコンパクトにまとめてお伝えします。
最新の情報をお届け!その日のレポートをその日に動画にしています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめ、英語とウクライナ語で字幕を提供しています。
●過去の動画は再生リストへ
https://youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
■より快適に見るには
・字幕が2重→YouTube側の字幕を消去
・方位は赤い針が北
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍側 青:ウクライナ軍側 オレンジ:係争中
・一辺10kmの正方形が所々あります
・畑の大きさ:1kmX1.6kmほど
●距離
スバトボ・クレミンナ45km/クレミンナ・バフムト55km/バフムト・ドネツク65km/ドネツク・マリウポリ100km/マリウポリ・メルトポリ170km/メルトポリ・ヘルソン200km
●ウクラ軍の損失は?
 データ非公表で不明
●noteに内容を日本語、英語、ウクライナ語で掲載
 https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。
※サブチャンネルで投稿主がニュースと視聴者様のコメントを読んでいます。
https://www.youtube.com/channel/UCNu9XVGZ4CEwmyj7TBwsn_w/

#ウクライナ
#ゆっくり
#プーチン大統領

みなさんこんにちは。
今日も
最新のウクライナ情勢についてお伝えします。
ロシアがキーウに侵攻してから
446日、
この動画では、
きょう公表された
戦争研究所のレポートなどをまとめて、
いち早くお伝えしています。
そのため、
地図の記号は簡略化しています。
過去の動画も、
再生リストからあわせてご覧ください。
■まずは全般的な事柄です。
ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日、ロシア軍の損失は、
兵士580名
戦車3両
装甲戦闘車11両
砲21門
防空システム2基
ドローン24機
巡航ミサイル3発
その他車両19両
となっています。
この日は戦線全体で
37回の地上戦の報告があります。
■この日のニュースを簡単にお伝えします。
YouTubeのチャプターで
必要なところを見ることもできます。
1番目.
イギリス政府はこの日、
ウクライナへの
軍事支援パッケージを公表しました。
今回の提供内容は、
・数百発の対空ミサイル
・数百機の射程200キロの新型無人攻撃機
・パイロットの訓練となっています。
このうち
「パイロットの訓練」について説明します。
イギリスはすでに2月の段階で、
西側のF16への転換訓練プログラムを
開発することを表明しています。
F16は
1978年に運用が開始された
アメリカの多用途戦闘機で、
すでに5000機以上生産され、
世界20カ国以上で運用されています。
すでに40年経過していますが、
段階的な改良により
現在でもその能力を維持し続けています。
今回のイギリス政府の公表資料によると、
この夏にかけて
ウクライナ空軍のパイロットに
訓練を実施することが表明されました。
そして、
この公表資料をわかりやすく言い直すと、
F16戦闘機が
どこかの国からウクライナに提供されることを想定し、
その訓練を
今から実施することを意味します。
そのとき問題となるのは、
パイロットの操縦訓練に
どのくらいの期間が必要になるか?ですが、
これは以前の動画でお伝えしたことがありますが、
数ヶ月前に
ウクライナ空軍のパイロット2名が
アメリカに渡り、
2週間のF16の操作訓練を
受けたことがありました。
その結果、
標準的なウクライナ軍のパイロットが
F16へ機種転換する場合、
数ヶ月で完了するとの記事がありました。
2番目.
様々な行事を欠席し
重病説、
死亡説までが流れていた、
ベラルーシのルカシェンコ大統領の
近影が公開されました。
スカイニュースによると、
ここ1週間、
おおやけの場に姿を見せず、
病気との憶測が高まっていた
ルカシェンコ大統領について、
ベラルーシの国営ニュースチャンネルが
その映像を公開しました。
また、
この日ルカシェンコ大統領は、
空軍の中央司令部を訪問し、
軍から報告を受けました。
ペラルーシ大統領府は、
軍人から敬礼を受ける
軍服姿のルカシェンコ大統領の写真を
公開しましたが、
写真では、
左手に包帯を巻いているように見えます。
また、
SNS上に投稿された映像を分析した
AP通信によると、
「声はかすれ、
弱々しかった」としています。
3番目.
タス通信によると、
モルドバの
イーゴル・グロス国家議長はこの日、
旧ソ連諸国で構成される
安全保障の枠組みであるCISから
脱退する決定をしたことを発表しました。
同氏は会見で、
「モルドバ共和国の
CIS諸国議会協定からの
離脱を開始することを決定した」と述べ、
「CISは
モルドバにとって役に立たない」と続けました。
この決定は、
「国民、
与党、
サンドゥ大統領との協議を経て下された」といい、
加えて
「ロシア政府がモルドバに
非友好的な政策をおこなっている」と
ロシアを非難しました。
日本の外務省の情報によると、
モルドバとウクライナの国境では、
ロシア系住民が入植し、
ロシア軍が駐留する
トランスニストリア地域があり、
1990年にこの地域が
「独立」を宣言したことをきっかけに
トランスニストリア紛争が起きました。
現在は停戦状態にありますが、
モルドバ政府の実効支配が
及んでいない地域とされています。
モルドバ軍は約3250名の規模ですが、
この地域には
1500名のロシア軍部隊が駐留し、
加えて数千名と言われる
トランスニストリア軍も存在しています。。
■それでは、各地域の戦況です。
●北東部 クピャンスク方面
ウクライナ軍の参謀本部によれば、
この日ロシア軍は、
マシュキフカ、
シンキフカに攻撃をおこないましたが、
これらの攻撃は
ウクライナ軍が撃退しました。
さて、
複数のロシアのミルブロガーは、
ロシア軍が
マシュキフカに突撃をおこない、
ここを占領し、
ここ2日間の
ウクライナ軍の反撃にも耐えて、
オスキル川の対岸に
橋頭堡を築いたと主張しています。
その分析によると、
ロシア軍が
活発な活動をしてこなかったため、
ここを防衛していた
ウクライナ軍の第20ライフル大隊は
虚を突かれた格好となり、
対応が遅れたとも報告しています。
ロシア軍は今後はしけを用意し、
オスキル川の対岸に
兵士、
物資を運ぶ予定とのことですが、
マシュキフカ付近のオスキル川は、
標高70メートルほどにあり、
すぐ西は標高150メートルの高台となっています。
ここで本当に渡河作戦をおこなった場合、
高台から狙われて
壊滅的な被害が出ることが容易に予想されるため、
事実ではない可能性もあります。
しかしロシアのミルブロガーは、
バフムトの失敗を覆い隠さんばかりの勢いで、
繰り返し
詳細にこの件を報告していまして、
ウクライナ軍も小規模な部隊しか
配置していなかった可能性もありますので、
確認できたら戦況図に反映します。。
一方、
こちらのニュースは
フェイクニュースの可能性が高いのですが、
ロシアの情報筋によると、
この日もストームシャドウを用いて
ルハンスクにある
ロシア軍の訓練所を
攻撃したとの情報があり、
ロシア国防省は、
そのストームシャドウを撃墜したと主張し、
その写真を公開しました。
ロシア軍のこの手の発表は、
国内向けの情報操作の可能性が高く、
例えば昨年9月、
ロシア国防省は
「ウクライナに到着する前の
ブラッドレー歩兵戦闘車を
4両破壊した」と公表したり、
「実際にウクライナにいる数を超える
HIMARS車輌を破壊した」と
公表したことがあります。。
●東部 バフムト方面。
この日の天気は、はれ、最低気温8度、最高気温23度。
今日の天気は、くもりの予報。
この日もウクライナ東部軍の
セルヒーチェレバティ報道官が、
ウクライナのテレビに登場し、
「バフムトではこの日、
34回の戦闘、
ロシア軍による
479回の砲撃と空爆があり、
ロシア軍は149名が死亡、
60名が負傷、
6名が捕虜になった」と述べました。
ロシア軍は
砲撃を増加させることで、
ウクライナ軍の攻撃を
止めようとしている可能性があります。
さて、
視聴者様から
質問が来ると思いますので、
あらかじめお断りしますと、
この動画の最初の「全般的な事柄」では
地上戦が37回と
報告していますので、
計算上では
ほとんどバフムトでの戦闘となりますが、
地域の戦況報告では、
より詳細に
回数を数えているものと思われます。
○バフムト北方
この日はウクライナ軍に対して
ロシア軍が陣地を取り返そうと
積極的に攻撃を仕掛けています。
ウクライナ軍の参謀本部や
ロシアのミルブロガーの情報をまとめると、
この日ロシア軍は、
フリホリフカ、
ボホダニフカの
ウクライナ軍陣地に攻撃し、
ここを奪還しようとしましたが、
これらの攻撃は
ウクライナ軍が撃退しました。
○バフムト市街地
ワグナーの部隊は引き続き突撃をおこない、
市街戦が継続しています。
1番目
複数の情報を総合すると、
西側の住宅地では、
前日に引き続き、
ワグナーの部隊が突撃をおこない、
残すところ、
市街地の端まで
あと1ブロックのところまで
前進した可能性があります。
ワグナーの部隊は
この方面の突撃を強化し、
バフムトの補給線を
再度狙っている可能性があります。
この場所は、
チャシフヤールに至るO0506号線、
コンスタンチノフカに至る
T0504に抜ける道の分岐にあり、
ウクライナ軍にとっても
重要な場所となります。
戦況図を更新しました。。
2番目
第12学校の周囲では、
西側のレベネフスク通り沿いに
ワグナーの部隊が
さらに100メートルほど前進し、
市街地の端まで
あと300メートルとなりました。
現在前線は
スーパーマーケットの南の
フラワーショップとなっています。
ワグナーの部隊は
この場所に攻撃を集中し、
ウクライナ軍の防衛の分断を図り、
次で説明しますが、
この作戦は一定の成果を収めました。
戦況図を更新しました。。
3番目
そして、
最新の情報では、
この日の夜、
ワグナーによる
レベネフスク通りの分断作戦が
成功した可能性があり、
包囲の危険を感じたウクライナ軍が
後退した結果、
ワグナーの部隊は
第12学校を占拠し、
東側のアパートも
確保したとの情報があります。
ウクライナ軍は、
第12学校の南にある
ディスカウントスーパーと
ナイトクラブを拠点として抵抗しています。
この区画の大部分を係争地として更新しました。。
4番目
引き続きこれに伴って、
チャイコフスキー通りの北側では、
ワグナーの部隊が前進し、
バフムト工科大学を
再度確保した可能性があります。
この部分を係争地として更新しました。。
○バフムト南方。
いくつかの情報を総合すると、
この日ロシア軍は、
奪われた陣地を奪還すべく、
クリシチフカから
北と西の方向に
攻撃をおこないましたが、
これらの攻撃は
ウクライナ軍が撃退し、
ロシア軍は成果がありませんでした。。
まとめると、
市街地では、
ワグナーの部隊が
分断作戦をおこない、
この攻撃が奏功し、
支配地を拡大した可能性があります。
主なウクライナ軍の支配地域は、
第12学校の西側にある
第18学校を中心とした部分となっています。
ウクライナ軍にとっては
バフムト撤退作戦の終了、
ワグナーにとっては
バフムト占領が視野に入ってきました。
ワグナーのプリコジンは、
この日のワグナーは
130メートル前進し、
ウクライナ軍には
あと1メートルしか残っていないと
表現しています。
市街地の郊外では、
ロシア軍は、
奪われた陣地を奪還しようとしましたが、
こちらは
ウクライナ軍が撃退しました。
今後、
ワグナーの部隊は
バフムト市街地の占領に向け、
最後の攻勢をおこない、
占領された場合、
ウクライナ軍は
西側の高台からバフムトを砲撃して
ロシア軍の戦力を削ることが考えられます。
●南東部 ドネツク州。。。
ドネツク州の戦況についてお伝えします。
この日ロシア軍は、
マリンカに複数回攻撃しましたが、
この攻撃はウクライナ軍が撃退しました。
●南部 ザポリージャ州およびヘルソン州
メルトポリの今日の天気はくもりのちはれ、最低気温10度、最高気温24度
今日の天気ははれの予報。
この日この方面では、
戦況図に影響のある情報はありませんでした。
■その他
ウクライナのプラウダによると、
ハンガリーは、
EU加盟国でつくる欧州平和基金が、
ウクライナに送金する予定の
5億ユーロの支払いを
阻止したと伝えています。
欧州平和基金は
ウクライナへの軍事支援に伴い、
財政的にもウクライナを支援する仕組みで、
これまで
7回の支援をおこないました。
またEU以外にも、
モザンビーク、
ジョージア、
モルドバ、
マリ、
ソマリア、
ニジェール、
ヨルダン、
ボスニア・ヘルツェゴビナ、
レバノン、
モーリタニアなどが
この仕組みを利用して、
ウクライナを財政的に支援しています。
記事によると、
ハンガリーは、
この基金が
ウクライナの武器支援に
使われない保証が必要だとして、
来週の月曜日におこなわれる予定の
8回目の送金を阻止したと伝えています。
本日は以上です。
ご視聴いただきありがとうございました。

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