すまあかし

すまあかし

マガジン

  • オリックス

    オリックス・バファローズ(オリックス・ブルーウェーブ時代も含む)をまとめてます。

  • 阪神タイガース

    阪神タイガースをまとめてます

  • 広島東洋カープ

    広島東洋カープについてまとめてます。

最近の記事

2005年 ヤクルトスワローズ(4位)

2024年のプロ野球も終わってすっかりシーズンオフ(とはいえプレミア12はあるけど)になりました。 振り返ってみると今年は名選手の引退が相次ぎました。 オリックスだとHR王を獲得したT-岡田、守備の名手・安達了一や最後のダイエー戦士の和田毅、そして個人的にはこの選手の引退には衝撃を受けました。 青木宣親。2004年にヤクルトに入団すると翌05年には200安打を達成。以降はリードオフマンとしてチームの柱となると2012年にMLB挑戦。 チームが96敗を喫し圧倒的最下位となった

    • 2004年 オリックス・ブルーウェーブ(6位)

      2004年といえばプロ野球にとっては大きな転換点でした。 近鉄の身売り問題を発端となりオリックスが近鉄を吸収合併。 そのうえ経営陣の1リーグ10球団構想に反対した選手会が行ったNPB初のストライキ決行など明確にこの年以前・以後ではプロ野球の形態が大幅に変わったと言えるでしょう。 以前2004年の近鉄の記事について書きましたが、今回スポットライトを当てるのはその近鉄を吸収合併したオリックス・ブルーウェーブについて。 当時のオリックスは2年連続最下位。あまり語られませんが青波末

      • 2007年 西武ライオンズ(5位)

        埼玉西武ライオンズは球史で見ると強豪球団で1982年に優勝してからずっとAクラスを維持してきました。しかし2007年。その連続Aクラス伝説は26年でストップしてしまいます。 ちなみにこの年は「西武ライオンズ」としての最終年。そんな最終年はオフシーズンまでかなり凄いことになってます。ある意味西武の1つの転換点と言えると思います。 06年オフ満を持して監督となった伊東勤の下、04年には優勝日本一を経験。ただ翌年は3位も勝率5割を切り、06年は80勝するも同年の日本ハムに及ばず2

        • 1988年 近鉄バファローズ(2位)

          プロ野球において熾烈な優勝争いが展開されることはよくあります。 場合によっては最終戦までもつれることもあり、前回の10.8決戦はその一例です。 1988年のパ・リーグは今回紹介する近鉄と西武は激しい優勝争いを繰り広げ、近鉄の最終戦となった川崎球場でのダブルヘッダーは「10.19」として語られています。この年の近鉄を見ていきましょう。 仰木近鉄前史近鉄は79年80年に連覇するもののそこから優勝争いとはほぼ無縁の時代に入ります。80年の優勝後、西本幸雄、関口清治、岡本伊佐美が計

        マガジン

        • オリックス
          2本
        • 阪神タイガース
          2本
        • 広島東洋カープ
          2本

        記事

          1994年 読売ジャイアンツ(優勝・日本一)

          2010年にNPBはプロ野球の歴史を彩った名勝負を監督やコーチ、選手にアンケート調査をしました。そのアンケートの結果、1位に選ばれたのは 「10.8決戦」でした。 今年であの試合から30周年となります。そんな記念すべき試合ですが、今の若いファンからしたら「知らない」っていう人も多いのではないでしょうか。今回の記事ではその10.8決戦を制した1994年の巨人を取り上げたいと思います。 球団創立60周年1934年に創立された日本で1番歴史のある球団、読売ジャイアンツは1994年

          1994年 読売ジャイアンツ(優勝・日本一)

          2001年 阪神タイガース(6位)

          1987年から続く阪神暗黒時代。この期間はBクラス15回のうち最下位10回という惨憺たる時代でした。そんな阪神暗黒時代に光が差し始めたのかなと思える年がこの2001年です。実際これ以降2018年まで最下位はありませんしね。今回は2001年の阪神タイガースを見ていきたいと思います。 「4位赤星、ハァ?」99年から野村克也監督が阪神を指揮していましたが、以降2年間は最下位。 さらに00年オフは戦力の流出が目立ちました。00年の阪神で二桁HRを放ったのは新庄剛志(28HR)、大豊

          2001年 阪神タイガース(6位)

          2012年 中日ドラゴンズ(2位)

          現在暗黒時代ど真ん中の中日ドラゴンズ。ただそんな中日、2000年代は落合博満監督のもと、4度の優勝に輝いていました。現に前年の2011年にも優勝を果たしていますが落合監督はこの年限りで退任。後任は「ミスタードラゴンズ」高木守道でした。一般的に中日暗黒時代は2013年からと言われますが、今回はその前年、現状球団最後のCS出場となった2012年シーズンを見ていきましょう。 ジョイナス ~ファンと共に~落合監督期は徹底した勝利至上主義のもと黄金期を築き上げていましたが、観客動員数

          2012年 中日ドラゴンズ(2位)

          1998年 横浜ベイスターズ(優勝・日本一)

          「マシンガン打線」恐らく野球ファンなら一度は聞いたことがあるでしょう。1998年の横浜ベイスターズは強力打線を擁し、1960年以来の優勝、日本一を掴み取りました。この年以来25年間優勝のない横浜DeNAですが、この年はどのように優勝・日本一を掴み取ったのでしょうか。 権藤博監督就任1993年にマルハがチームを買収して横浜ベイスターズとなってからチームは5位→6位→4位→5位→2位と推移。近藤昭仁監督(’93~’95)時代は苦しみましたが、’96年から大矢明彦監督が就任。ドラ

          1998年 横浜ベイスターズ(優勝・日本一)

          1998年 千葉ロッテマリーンズ

          「大型連敗」 応援しているチームが大型連敗するとファンとしては気持ちも沈みますよね。(俺も阪神が開幕9連敗したときは気が狂いそうになりました。) 大型連敗すると一気に優勝争いから脱落するだけでなく、ほとんどの場合最下位、良くてもBクラスは確定ですし、そこからの巻き返しは容易なものではないでしょう。 ところでプロ野球史上最も長く連敗したチームはどこでしょう? プロ野球ファンにとっては簡単かもしれませんね。ということで今回はNPBワーストの18連敗を記録した1998年の千葉ロッ

          1998年 千葉ロッテマリーンズ

          2016年 北海道日本ハムファイターズ(優勝・日本一)

          北海道移転後は5度の優勝と2度の日本一を果たしている北海道日本ハムファイターズ。ダルビッシュ有や大谷翔平といった世界的スターを輩出している球団ですが、日本ハムの歴史を語る上でやっぱり外せないのは2016年でしょう。この年はソフトバンクに11.5ゲーム差離されながらそれをひっくり返して優勝。さらにたくさんの印象的な出来事が多くあり、かなりドラマチックなシーズンでした。そんな2016年の日本ハムを振り返ります。 2015オフ前年は2位でシーズンを終えますが、優勝したソフトバンク

          2016年 北海道日本ハムファイターズ(優勝・日本一)

          1999年 福岡ダイエーホークス(優勝・日本一)

          今でこそ常勝軍団となった福岡ソフトバンクホークスですが、その前身、福岡ダイエーホークスの初期は暗黒時代の中でした。1989年に福岡移転後も9年連続Bクラスと低迷していましたが、1998年に実に21年ぶりにAクラスになるとこの年はついに優勝さらに日本一を達成します。 するとこの年以降、ホークスは完全に暗黒期を抜け出し、99年以降24シーズンでBクラスは僅か3回という強いホークスの時代が来ます。 ホークス暗黒脱出そして常勝軍団の礎となった1999年を見ていきましょう。 長い長い

          1999年 福岡ダイエーホークス(優勝・日本一)

          1995年 近鉄バファローズ(6位)

          「球団のスター選手を監督に据えたけど失敗してしまった!」 とある名古屋の球団のファンは何となく思い当たる節はありそうですが、確かにいくら選手としての実績があるとはいえそれが監督としての能力に直結するとは限りません。 その点この年の近鉄はその典型例といっていいでしょう。300勝投手・鈴木啓示もその例外ではありませんでした。 鈴木啓示vs選手たち88年から仰木彬が監督になると在任期間全てAクラス、89年には優勝もしました。なんといっても89年ドラフトで獲得した野茂英雄の一風変わ

          1995年 近鉄バファローズ(6位)

          2003年 横浜ベイスターズ(6位)

          2024年の埼玉西武ライオンズが大変なことになっています。8月8日、オリックス戦で負け29勝68敗2分。勝率はなんと3割を切る.299。このまま勝率2割台で終われば2005年楽天に次いで平成以降では2例目となるのですが、同じ99試合消化時の楽天の勝率は.316とまだ3割はありました。 一方99試合消化時に勝率が3割を切っていたチームは2024西武ともう一つあります。2003年の横浜ベイスターズです。 まさに横浜暗黒時代が決定的となったこの年の横浜を見ていきましょう。 栄光は

          2003年 横浜ベイスターズ(6位)

          2016年 オリックス・バファローズ(6位)

          現在苦しい戦いが続くオリックス・バファローズ。2021年から3連覇していますが今年は10連敗するなどとても苦しんでおり現在5位です。 しかしオリックス自体長い暗黒時代があったチームで1996年の優勝・日本一から2021年に優勝するまでの25年のうち、19度のBクラスと長い暗黒時代の中にありました。特に2016年はオープン戦、1軍、交流戦、2軍に至るまで全て最下位という屈辱的シーズンを送ることになります。 チームが低迷している今こそ2016年のオリックスを振り返ってみましょう。

          2016年 オリックス・バファローズ(6位)

          2013年 東北楽天ゴールデンイーグルス(優勝・日本一)

          今年で20年目の節目のシーズンとなった東北楽天ゴールデンイーグルス。今年は現時点でBクラスながら初の交流戦優勝を達成していますが今後の戦いに注目したいところです。 さて楽天の歴史を語る上で外せないのはやっぱり2013年でしょう。 この年は田中将大24勝無敗伝説や楽天史上初の優勝・日本一を達成。後世にも語られるであろうこの年の楽天を振り返ります。 目指せ優勝2012年は3位ソフトバンクと僅か1ゲーム差で4位に終わりCS進出を逃した楽天、2009年以来CS出場はなく、この苦境を

          2013年 東北楽天ゴールデンイーグルス(優勝・日本一)

          2007年 読売ジャイアンツ(優勝)

          今年で90周年となる読売ジャイアンツ。リーグ優勝47回、日本一22回という常勝軍団でした。そんな巨人は苦しんだシーズンもありました。 2002年の優勝以来2006年に渡って優勝を逃し、2005年には球団ワーストの80敗を喫するなど(巨人比では)暗黒のシーズンでした。 そんなチームはこの年大型補強で5年ぶりに優勝を掴むことになるのです。この年の巨人を見ていきましょう。 2006オフの大型入れ替え2年連続Bクラスからの再起を図りたい巨人はまず横浜・門倉健をFAで獲得。しかしそれ

          2007年 読売ジャイアンツ(優勝)