「エロは世界規模だと文化になる」について
世界の『エロ』が集うと偉大なカルチャーとなる
愛媛県宇和島市にある多賀神社を訪れて『エロ』は単体だと不純だが、それが世界規模で集うと 人類が誕生した瞬間から文明と共に続いてきた文化だと思い知らされた。
多賀神社は神功皇后の時代に鎮座された宇和島最古の社だが、境内に『凸凹神堂』と呼ばれるミュージアムが併設されている。
ここには先代の多賀神社八代目宮司であった久保凸凹丸(あいまる)さんがアジア、ヨーロッパ、南米など世界中を自ら廻って集めた「性」にまつわる書籍や絵画、造形物 約5万点が展示されているのだ。
ここに入るまではエロ関連の展示ということでニヤニヤしながら見れるのかと思っていたが、3フロアもある広い館内に(天井にまで)びっしりと埋め尽くされた展示物に圧倒され、決してイロモノでは無い文化財に真剣な眼差しで向き合うこととなった。展示物の多くに凸凹丸さんの解説文が掲示されており それをきちんと見て回ったら1日あっても足りないだろう。
ここは面白半分に複数人で訪れてはいけない。必ず一人で訪れて「性の文化歴史」と真剣に向きあわなければならない場所なのだ。
館内は撮影禁止なので画像は無いので、宇和島に行くことがあれば多賀神社に寄ってみてはいかがでしょうか。真の大人のミュージアムがここにある。