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私の本棚(の一部)ご紹介♪
私は読書家というわけではないのであまり本を持っていないのですが、色彩関係の本の中でも
【これは特にご紹介したいな】
という本が何冊かあるので、推しポイント(?)も交えながらご紹介したいと思います
※敬称は省略します
まずは有名どころから
左が ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの【色彩論】
右が M.E.シュヴルール(シュブルール)の1839年に出版された【色彩の調和と対比の法則】、及び1861年の【色名と色の定義に関する法則】を含んだ本【シュブルール色彩の調和と配色のすべて】
どちらも色彩の勉強をしている方にはおなじみの人物ですね
ゲーテはドイツの詩人ですが自然科学者でもあり、色彩学の世界でも大いに名を残しています
そのゲーテが1810年に出した本が【色彩論】です
実は、まだあまり読んでいません・・・
洋書の日本語訳って読みづらくて苦手なんです
でも、この2冊と後にご紹介するイッテンの本はどうしても手元に置きたくて購入しました
【色彩論】は小さいですがなかなかの厚みで、中は・・・難しいです(笑)
時代も古いからでしょうか、訳注がどうやら【科学方法論】で79個、【教示編】で233個あるようです
本来【色彩論】は三部構成なのだそうですが、この本は教示編のみが載っています
本文読みながら注釈を読みながらなのでほぼ読み進めていないのですが、「論」だからなのでしょうか?文章としてまとまっている感じがします
○○は○○である
したがって△△である
という感じではなく、
○○は○○であろうか?いや、△でなければならないであろう
みたいな感じです
じっくり読みたいですね
シュブルールのほうは、すみません・・全く読んでいません
パラ読みのみです
しかしこちらの方が私は【色彩論】より読みやすいだろうなと感じました
巻頭にカラー図版があり、テキストを読んでいるようです(まだ読んでいませんが)
ただ、かなりのボリュームです
類似の調和と対比の調和が色彩検定では出てくると思うのですが、セパレーションやトライアドなどを最初に唱えたのもシュブルールです
読み応えがありそうなので、一生懸命読みます
続きましては
こちらもかなりの有名どころ
左がヨハネス・イッテンの【色彩論】
右がフェイバー・ビレンの【好きな色嫌いな色の性格判断テスト】
イッテンの著書【色彩の芸術】の要約版がこの本です
とにかく字が小さい!そして読みにくい(泣)
文章的にはゲーテと同じような感じです
テキストでおなじみのイッテンの色相環、色立体なども載っていますよ
ビレンの本は色彩学ではなく、色彩心理から見た性格判断です
この色が好きな人はこういう人で、この色が嫌いな人はこんな人
ここまではありがちですが、この本は
この色が好きでこの色が嫌いな人はこんな人
というところまで載っています
色彩心理を勉強している私にとってはものすごく興味深く面白い本でした
ちなみにアメリカの3大色彩学者 ABC ってご存知ですか?
アボット、ビレン、チェスキンのことを指しますよ
その中でビレンは、世界初のカラーコンサルタントとして安全標識の色を開発したり、国内外で多くの講演会を開くなど活躍しました
ちなみにビレンは1988年没です
同じ時代に生きていたんだなぁと思うととても感動します
ここからはグッと現代になります
左から【色と配色がわかる本】【デジタル色彩デザイン】【新版カラーイメージチャート】
三冊とも 南雲春嘉の本です
私が購入したのは 真ん中、右 左 の順なのですが、年代的に見ると 左→右→真ん中 の順番で 古→新 になっています
イメージとしては、【色と配色がわかる本】がバージョンアップしたものが【デジタル色彩デザイン】という感じです
【新版カラーイメージチャート】は、本当にイメージチャートがびっしりです
そのイメージの配色も載っているので、配色を勉強するのには良いのではないかと思います
ちなみに【デジタル色彩デザイン】【新版カラーイメージチャート】は
デジタル色彩士検定
の公式教材になっています(2020年11月6日現在)
私のホームページにデジタル色彩士検定について記載していますので、興味あるかたは過去記事をご参考ください
(デジタル色彩士検定のホームページも記事内にリンクを貼っています)
色彩検定受験経験ある人には読みやすい
左は 桜井輝子監修【配色イメージ手帳」
右は 名取和幸、竹澤智美の【要点で学ぶ、色と形の法則150】
【配色イメージ手帳】は配色だけではなく、色彩の基本や色彩心理、パーソナルカラーや慣用色名まで記載されているとても親切な本です
イラストもふんだんに使用していて、見やすく読みやすく理解しやすいと思います!
AFT認定色彩講師の資格も持っている方の監修なので、色相環やトーン図などが、色彩検定受験経験者にはわかりやすいはずです
ただし、検定試験のほうがもっと配色技法の色指定が厳しいので気を付けてください
【要点で学ぶ、色と形の法則150】は最近購入しました
これは【配色イメージチャート】と比べるとかなりカタい印象なのですが、要点で学ぶとうたっているだけあって、本当に要点をまとめた文章になっています
見開きで、半分が要点、半分がイラストや絵になっていて、とてもスッキリとしています
こちらも色の基本はもちろん、混色や対比、知覚効果に錯視まで載っていてかなりよくばりな本です
そしてこちらは 日本色彩研究所 というPCCS表色系体を開発したところが監修しているので、特にイラストがなじみやすいものになっていると思います
最後は色彩心理
左から【色彩と心理のおもしろ雑学】【色と性格の心理学】【色彩心理図鑑】
全て著者は ポーポー・ポロダクションです
私は【色と心理のおもしろ雑学】が気になって購入し、それからなんやかんやで今11冊ほどこの方の著書を持っています
雑学は本当に雑学で、日本のポストはなぜ赤いの?とか、神が選んだ色は?とかです
セミナーでお話するネタ作りに活用させていただいています
【色と性格の心理学】は、前半は色と性格・・性格診断のような感じがメインで、後半は主に色彩戦略になります
前半はビレンの性格診断を進化させたもの、後半は、対人そして対自分の攻略法といった感じです
【色彩心理図鑑】は一番最近発売されたものです(2020年10月20日第一版)
こちらは【色と性格の心理学】の姉妹本ともいえる本ですが、性格診断のような項目はとても少なく、その代わり色の基礎や色彩文化、配色イメージなど色彩心理だけではなく幅広い分野を知ることができます
物語に出てくるキャラクターの小さな物語も可愛いです
最後に
いかがでしたか?
以上がご紹介したいなぁと思った本です
もし興味がわいたら是非読んでみてくださいね!
色彩の検定について知りたい方はこちらを
数秘術、そしてそこから導き出された色の力を借りたパワーストーンブレスレットのご紹介はこちらです♪
それではまた!!
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