分かり合う〇1つもなくても
本当に分かり合うためには、?が必要なのかも
YouTubeってとても便利ですよね。よく聞く音楽から、連動してプレイリストを勝手に作成してくれるので、おすすめを聞くだけで音楽の幅が広がっていきます。
今日も新しい音楽を聴いていたら、耳に残る音楽がありました。
それがこちら、「ずっと真夜中でいいのに。」の『秒針を噛む』です。
最近流行りのバンド名か曲名か分からない系アーティストですが、音楽はキャッチ―で耳に残りメルヘンなMVと非常にマッチしています。
そして、何より歌詞がいい。
僕が生きるために欠かせない君と、僕は分かり合えない。いや、分かり合うことが怖い。そんな、憤りと悲しみが伝わる内容です。
私が個人的に好きな歌詞は、
分かり合う○ 1つもなくても
という部分です。
流して聞いたときにはわからなかったのですが、この曲には「」で表現している会話文に『。』がついているものが多くあります。
例えば、
1回言った「わかった。」戻らない
確信犯でしょ? 夕食中に泣いた後
や
消えない後遺症「なんでも受け止める。」と
言ったきり もう帰ることはない
と言ったように、『。』が会話のラストにつきます。そして、『。』が付くものの共通点は、形だけで取り作っている言葉、つまり分かり合おうとしていない言葉なのです。
〇と。をかけて使っているのを見ると非常にオシャレだと思いました。
ちなみに、歌詞の中に何度か『?』も出てきますが、こちらは
「疑うだけの 僕をどうして?」
救いきれない 嘘はいらないから
という様に相手に答えを求める=相手を分かり合うための言葉と対比のように使っています。
本当に相手と分かり合うための言葉は、『。』で会話を終わらせるのでなく
『?』で会話を続けることが大切なのかな
そう深く考える歌詞でした。
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