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3/5(sun) Life is beautiful〜東日本大震災を覚えていく〜

2023.3.5 #46

「12年前の自分に伝えたいこと」


2011年3月11日午後2時46分
東北地方太平洋沖地震による災害、およびこれに伴う福島第一原子力発電所事故による災害がおこりました。

1月第五週のゲスト、所太郎さんが番組内でおっしゃっていましたが、「東日本大震災を覚えておく」ということを前提に、12年目を迎え、振り返る、未来を考える、など、リスナーの皆さんと考える回にしました。

当時の様子

紀子:12年前の私は千駄ヶ谷にあった企業の広報を一部担当していて大会議中でした。人がいっぱいいてとても温かいメンバーだったので、そういう意味では心配ありませんでした。娘は学校にいるはずだし、夫は某テレビ局のスタジオにいたので、「これはもう絶対安全だ」と私達は3人とも思ってたんですけど...
実際は、娘は下校してるし私も結局どうやってもすぐに帰れない。余震が結構続いてたので、社長がすぐにコンビニでおにぎりを買ってきて、「もう会議しようって」言って会議を続けて、帰ろうってことで出発したのが23時。千駄ケ谷駅から歩いて世田谷の自宅まで、3時間かけて歩きました。

みっちゃん:私は、この時はまさに仙台駅の近くの駅ビルの10階で働いてました。いきなり、もう考えられないようなものすごい揺れに襲われました。実はその日の3日前ぐらいに大きな地震があって、東京からのお客様との商談中に「なんかこの間地震がありましたね」なんて言ってたら、もういきなり大きな地震が来てびっくりしちゃって。とりあえずもうみんな外に出てって言って。そしたら紀子さんから電話がかかってきたんです。

紀子:私は広報でその時Twitterをずっと見てる担当だったんです。Twitterで「震源地宮城県仙台市」って出た瞬間にこれはやばいと思って、みっちゃんに携帯電話したら...繋がったんだよね!

みっちゃん:もうびっくりした!

紀子:「おねえちゃん」っていう声が思った以上に落ち着いてる感じがしたのでよかったんだけど...お互いまだ余震が続いてるからどうしようと思ってたら、すごく冷静に「親に私は大丈夫って言っといて、多分これから1週間ぐらい連絡が取れないと思うから」って言われて、電話切ったんだよね。

みっちゃん:それから、もう全然誰からもどこからも電話が通じなくなっちゃった。

紀子:私とあなたが喋ったのはその1週間後ぐらいだったと思うんです。父と母は3日後ぐらいに喋って。父は1ヶ月後ぐらいに「まだ道が繋がってない」って言ってるのに、その道を何とか行くって言って娘を奪還しに行くって聞かなかった。でも帰ってこなかったんだよね。
みっちゃん:新幹線が通るまで帰ってこなかったんです。

リクエスト曲はこちら!

紀子セレクト

「覚和歌子と丸尾めぐみ」「ほしぞらとてのひらと」

以前ゲストで出演していただいた丸尾めぐみさんが、作詞家の覚和歌子さんと一緒に、東日本大震災をうけて作った曲。

わたしたちはもう何度も全てを失くして、
真冬の暗闇、うずくまった。
風がすさぶ荒野から歩き出したとき、
聞こえた歌を忘れない。

ほしぞらと手のひらと

そんな歌詞にも注目ください。

みっちゃんセレクト

「大橋トリオ」「贈る言葉」

みっちゃん:私が震災に遭ったときに東京で暮らしている友達のQちゃんが救済物資としてCDを自分で作って送ってくれたんです。その中にあった曲で、もうちょっと泣いちゃいました。当時彼女はお子さんを2人抱えて東京で暮らしてらっしゃって、ご自身も非常に大変なときだったと思うんです。でも私の事を気遣ってくれて「みっちゃんの好きそうな曲まとめておいた」といって、送ってくれました。

メッセージ紹介

紀子:いい話だね。まだ予告編しか見てないけど、やっぱり10年経って、いろんな映像ドキュメンタリー映像が形になってきてます。その中で大川小学校で子供を失った親御さんたちが裁判をして、なぜ学校で子供たちは死ななければならなかったのか何で何でっていうことを、すごく追求して確認してすぐ近くに山があったのに、そこになんで行かなかったのかっていうことを突き詰めていくドキュメンタリーが2月18日から新宿で始まってるんですね。
タイトルは生きるいろんな形の角度で物事を言うかもしれないけど、ぜひもしよかったら見てください。

放送を振り返って

みっちゃん:12年前に仙台市で実際に震災にあった私にとって、東日本大震災のことを思い出すことは、心にエネルギーを要することです。でも、今回はリスナー様達からメッセージをいただき、冷静に、そして心温かく受け止めることができました。12年前に仙台のラジオで情報を得て、その後、東京でもラジオを通じて生きるエネルギーを頂いた私が、今、防災ラジオであるコマラジに関わっていることに、12年の時間を感じると共に、「覚えていく」ことの重要さを改めて受け止めました。皆様、ありがとうございました。

紀子:いつも何かを話す時、自分はどんな立場で話すのかを考えていますが、この番組は妹とゆっくり話す時間というスタンスなので、その分、自分の気持ちを伝えられると感じてます。阪神大震災から20年経ってもその話をしたくない人もいれば、東日本大震災を忘れないでと言う人もいる。だから、私には「覚えていく」と言うスタンスがとてもしっくりくる。覚えて、語ることでその時を想像する事ができるんだなと改めて実感し、これからも「覚えていく」事を大事にしたいと思います。みなさま、ありがとうございました。

次回は、2023年3月12日(日)午前8時から。
紀子さんと坂本さんによる
エンタメ番組「エンタメ2タイム」です!
お楽しみに~!

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「健やかラジオ」は、
お越しくださるゲストの方の健康法を伺い、
みんなにシェアして、
みんなで健康になろうという企画です。

「健やかラジオ」はさらに爆進します!
2023年1月より放送が毎週になりました!

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セットリスト

「ほしぞらとてのひらと」覚和歌子と丸尾めぐみ
→紀子さんリクエスト

「贈ることば」大橋トリオ
→みっちゃんリクエスト

「アンタッチャブル」大江戸捜査網テーマソング
「If you leave me now」 Chicago
「Dust in the wind」 Kansas
「Norwegian Wood」 The Beatles
「Hey Jude」 The Beatles
「Reminiscing」 Little River Band


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