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ユーザーにお願いをするなら、サービス体験後の一番アツい時が良い

いきなりですが、皆さんはZoomを使ったことはあるでしょうか。

Zoomとは、ざっくり言えばWeb会議サービスのひとつです。

そんなZoomが実施する施策において、気になることがひとつあります。

それがサービスの体験終了後にユーザーへ、とある提案をするというもの。

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私がZoomでWeb会議を行う場合、下記のプロセスを踏みます。

・まずは、Zoomでミーティングをセット
・参加用URLを、Chromeの検索窓にペースト
・ChromeからWebプッシュ通知が表示され、Zoomアプリを立ち上げる
・目的のWeb会議を一定時間行い、Zoomを終了

これらが完了すると、下記のような画面がChrome上に現れます。Zoomを使ったことがある方なら、見覚えがあるかもしれません。

(※表示には複数パターンあるようです。)

Zoomのリファラル施策

簡単に言えば、こちら、知人や同僚へZoomを紹介するリファラル施策です。

余談:メールアドレスを直接記入するフォームがある以外に、CTAボタンの下に「招待状をコピー」「メールによる招待」があるのも、ユーザー行動を予測していて素晴らしいなぁと思えます。チャットでコピーした招待状URLを送るケースだってあるでしょう。

このリファラル施策を見て、ふと思い出したノウハウがあります。

それがいちばんやさしいグロースハックの教本に記載されている、こちらの一節。

“何かユーザーにお願いをするときは感情が最も高まっているタイミングを選ぶのがセオリーです"

どういうことか。

例えば、マイカーのシェアサービスにおいて「ユーザーの招待を促すポップアップを表示するタイミングを、予約完了時ではなく、乗車が完了したタイミングに変更する。というのも、このサービスの真のAHAモーメントは予約完了時ではなく実際に借りた車の乗車体験が完了したときであり、そのタイミングでシェアを促せば招待率は上がるのでは?とパターン分析を通して考えたから」

こんな趣旨のことが記載されています。「え?つまり、どういうこと?」と詳細が気になる方は、本書をご覧ください。

Wherebyのサービス完了画面では、有料プランへのアップグレードを提案

一方、Zoomの類似製品であるWhereby(旧Appear.in)はどうでしょうか。

WherebyにもZoom同様、サービス体験完了後の画面に、とある提案が表示されます。

それが、Proプランへのアップグレードの提案です。

要はWherebyはアップセルの機会として、サービス完了画面を位置付けていることが推測できます。

紹介した上記3つに関して共通するのは、

・サービスの体験終了後に、ユーザーに何かを依頼している点

です。

Zoomやマイカーのシェアリングサービス(書籍上の架空の設定)では、それがリファラルですし、Wherebyでいえば有料プランへのアップグレードです。

まとめ

・ユーザーに何かをお願いするなら、サービス体験後の一番アツい時が良い

このメソッドは、Webサービスであれ他のサービスであれ、何らかの形で活かせるメソッドだと感じました。特にサービスへの満足度が高いものであると、より効果的だろうなと。

ドンピシャではありませんが似たケースに、資料請求フォームのサンクスページにおいて、請求した資料をサンクスページ上で見れるようにしたり、他のお役立ち資料を提案したりする、このメソッドと似ているなぁと。

フォーム入力後は「ふ〜〜、面倒な入力が終わった...」とユーザーの気が一瞬緩む瞬間だと思うので、そこに空かさず別の提案を差し込むという手法です。

formrunなら、サンクスページに資料ダウンロードのCTAボタンも置くことができるので、興味があれば使ってみてください。

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今回は以上です。

「気張らず、ラフに、なるべく短いnoteを書く」これが最近のテーマなので、主にBtoBサービスから考えたことを、今後もnoteに記していこうと思います。引き続きよろしくお願いします。

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