天皇杯千葉J戦展望 海賊警報発令
海賊(ビークラッペ)の皆さん、いよいよ新シーズン開幕ですぞ。勇輝がアメリカに旅立ち、世間のビーコル評価は中地区下位。でもビーコル大好きな皆さんなら知ってるはずです。新生ビーコルがとても熱いということを。今季は将来に向けて継続的に強いチームを作るために基盤を固めるシーズンとなるのは間違いないでしょう。それでも、プレシーズンマッチで披露したスピードと全員が足を動かして相手の裏をつくラッシ新HCのコレクティブバスケットボールは、河村勇輝を中心にして個々のサポーティブな役割を規定した昨季のチームとは全く違うチームになっており、誰が活躍するかわからない、何をやらかすかわからない、そんなワクワク感があります。ヒャッハー!今日もバックドアー炸裂!裏をかくのめっちゃ楽しいぜ!千葉ジェッツ相手でも期待せずにはいられないッピ!🐸🐸🐸
というわけで、今日は天皇杯広島会場で2日目に対戦する千葉ジェッツとの対戦を展望していこうと思います。結論から言うと、私はビーコルは千葉ジェッツに勝てる(かもしれない)と思っています。
新生千葉ジェッツのメンツ
それにしても今季の千葉ジェッツのメンツはかなりヤバい。日本代表キャプテンの富樫、日本代表候補の金近、原、河村勇輝の盟友の小川、リーグトップレベルの外国籍センター・ジョンムーニー、リーグトップレベルの外国籍シューター・クリストファースミス、そこにNBA選手の渡邊雄太、オーストラリアNBLのゴートゥーガイ・DJホグが加入した千葉ジェッツは、スター選手揃いのドリームチームとも言えるでしょう。そりゃジェッツのブースターさんもウキウキしますわな。今季は千葉ジェッツのためのシーズンだ!三冠間違いなし(ところで三冠って天皇杯、Bリーグともう一つはなに?)って思うのも仕方ないわ。でも私が考える千葉の落とし穴がまさにそこにあると思います。スター選手揃いだということです。
予想スタメンマッチアップとキーベンチプレーヤー
キーファーラベナ 🆚 富樫勇樹
キング開 🆚 原修太
須藤昂矢 🆚 渡邊雄太
ゲイリークラーク 🆚 DJホグ
マイクコッツァー 🆚 ジョンムーニー
キーベンチプレイヤー
横浜: 松崎弘樹、森井健太、ダミアンイングリス
千葉: 金近廉、クリストファースミス
千葉ジェッツのプレシーズン及び天皇杯鹿児島戦のこのスタメンを見た時に、ビーコルが勝てる可能性があるかもしれないと思いました😎😎😎
ビーコルが千葉に勝てると考える3つの根拠
ジェッツのチームビルディングが未成熟
プレシーズンの千葉ジェッツを見る限り、天皇杯時点でのチームの熟成度は40%くらいだと思います。特にスタメンには富樫、渡邊雄太、DJホグ、ムーニーという普通のチームなら誰もがチームのエースとなるべき選手が4人同時にコートに立ちます。ムーニーは以前から富樫とやり続けているから大丈夫としても、新加入の渡邊雄太、DJホグが自分のチームの中での役割を明確にし、それをチーム内に確立していくにはそれなりの時間がかかるでしょう。千葉ジェッツも富樫もそれは重々承知しているはずで、チームケミストリーをシーズンを通じて作っていく方針だと思います。
富樫もプレシーズンマッチ後のインタビューで渡邊雄太について以下のように述べています。
「NBAから日本のBリーグに戻ってきて、気持ちが昂りすぎてしまうことがあると思うので、そこは彼らしく、彼中心にチームを作って行けたらいいなと思っています。彼がチームに大きなものをもたらすことはもちろんですが、6年間NBAでプレーした日本人が日本に、Bリーグに、戻ってきてくれて、彼の強みを最大限を生かせるようにやっていけたらと思っています」
正しいと思います。まずは渡邊雄太やDJホグといった新加入選手がやりやすい形をポイントガード、キャプテンとして模索していくということです。昨季までの富樫とムーニーを中心とした千葉ジェッツに彼らを合わさせるのではなく、渡邊雄太を中心とした新しく千葉ジェッツを作っていくという富樫さんの宣言と受け取りました。ただこれ、時間かかります。これが成功するとおそらくどのチームも倒せない最強千葉ジェッツが爆誕しますが、それには年内いっぱい時間がかかると思います。またこのチーム作りの期間中に富樫がポイントガードとして周りを活かすという意識を強く持ってくれると相手からすると助かります。富樫の怖さはパス回しからのゲームメイクではなく、あくまで富樫自身の驚異的なシュート力にあると思います。周りを活かすことを意識するが故に彼自身の最大の長所を一度たたむことになる可能性があります。そして現時点では、オフェンスもディフェンスも個々の力で押し切るしかないという状況ですが、誰がどこまでやっていいのか、そのケミストリーが十分にできあがっておらず、B1チームのしっかりとしたディフェンスに対峙した時に戸惑うのではないでしょうか。まぁそれでも勝てるとは思いますが、シーズン序盤は足を掬われるケースも出てくるのではないかと思います。今回、ビーコルが突きたいのはまさにそこです。
新生ビーコルと新生ジェッツの相性
千葉ジェッツのプレシーズンの試合を見る限り、個々の身長の高さと能力の高さを活かしたハーフコートバスケットを展開しているように見えます。全員が足を動かして早い展開を繰り広げるラッシの新生ビーコルとは対照的です。タイプの異なる2チームの対戦でどちらが有利になるか、現時点ではビーコルに有利に働くと私は見ています。現時点ではビーコルの速いコレクティブバスケットに千葉ジェッツは対応できないと思います。今日も松崎、キング開のバックドアカットが炸裂すると思います。ただし才能溢れる千葉ジェッツですから、試合の後半には対応してくる可能性もあり、またビーコルはイングリス不在でオン1の時間帯が長くなると思いますので、後半に足が止まってハーフコートでまともに千葉ジェッツを相手にする展開となると太刀打ちできなくなるでしょう。ビーコルは明日の仙台戦のことは考えず、この試合に全てをかけて走り抜く覚悟が必要です。一方で、千葉ジェッツは怪我をしないように、また仙台戦も見据えて戦ってくださいね🙃
来るか?ゲイリークラークの覚醒!
これまでのプレシーズンマッチでは、昨季のオーストラリアNBLの1stチームメンバーとは思えないほど控えめなスタッツに甘んじている今季の海賊エース・ゲイリークラーク。ラッシHCのバスケットを体現するために完全にチームの駒になってますね。本当に素晴らしい献身性を待った選手です。NBA170試合を経験、オーストラリアでベスト5という実績を考えれば、もっとオラオラした感じになるのかと思ってましたが、全くその気配がありません。そしてそのチームへの献身性が故に、自分自身のシュートの調子もまだまだ上がってきてないように見えます。ただ以前もツイートしたように(👇)、このレベルの選手になると本番でガラリとパフォーマンスが上がってくることが多いです。
ゲイリー、今日は待ちに待った本番です。戦闘モード全開、覚醒しちゃっていいですよ。期待してる!!!
ゲイリー: 今日の試合の最後にも皆さん見たと思うが、良いチームワークができて、誰もセルフィッシュじゃなく、ラッシHCの作り上げた誰がシュートを打っても大丈夫なシステムが本当に自分たちにフィットしてきている。
というわけで、千葉に勝てるかもしれない3つの要因を書いてきましたが、そうは言っても相手は千葉ジェッツですし、正直ダミアンイングリスが天皇杯に間に合わなかったのは私の中での大きな誤算でした。ビーコルが勝つには足を動かし続けてラッシのバスケを体現すること、そしてキーになるのはウイング陣のスリーポイントの確率でしょう。4割超えてくると勝てる可能性が出てくると思います。昨日の三重戦の3割程度の確率だと、ダミアンイングリスの欠場が響いてきて(リバウンドが苦しいということ)、千葉ジェッツの個の能力に押し切られてしまうと思います。でも昨日の三重戦はスリーのシュートタッチが悪かったので、なんとなく今日は来るような気もしてるんですよね😍
というわけで、今日全国のブースターが注目するであろう横浜対千葉の天皇杯、中地区最下位予想されているビーコルが最強千葉ジェッツにどこまでやれるのか、14時の試合開始を楽しみにしましょう!行くぞ!ゴービーコー!!
勇輝、海賊は大丈夫だよ。
安心して行ってらっしゃい👋
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