「人生の大事な選択」を迷った時の考え方
このところ、育休中の方や教員の方からの個別相談を多くいただいています。
「復帰 or 育休延長」
「異動 or 異動しない」
「フルタイム or 時短勤務」
といった、人生の大きな選択に関わるご相談です。
あなたは、こういった選択の場面でグルグル回ってしまったら、どうしますか?
直感で決めるもアリ
エイヤー!と、「直感」で決めるというのも、アリだと思います。
実は、直感というのは、単なる“勘”ではなく
「自分の経験や知識を土台にして生み出されるもの」
であると言われているからです。
メリット・デメリットを書き出す
とはいうものの、大事な岐路に際しては、後悔しないためにも、いったん「思考」してみることも大事だと思うのです。
まずは、それぞれのメリット・デメリットを書き出してみましょう。
・・・と、ここまでは、ほとんどの方ができるはず。
メリット・デメリットに「分析」を入れる
けれども、書き出したところで、さぁどうしようとなることはありませんか?
ここで大事なのは、書き出したメリット・デメリットに「分析」を入れるということ。
特にデメリットと思っていることに対して
・「自分の努力で変えられること」と「努力ではどうにもならないこと」を分ける
・デメリットだと「思い込んでいること」はないか?という視点で見直してみる
・別の方法で工夫することで、デメリットを小さく(あるいはデメリットではなく)することはできないか?と考えてみる
などをしてみるのです。
こういう視点で見直すことで、思い込みに気づいたり、自分が本当に大事にしたいことが見えてきたり。
自然と答えが見つかることも。
でも、これってなかなか一人ではできないことが多いですよね。
・・・そんなタイミングで、思考の整理をお手伝いさせていただいただく機会をいただいています。
「1ヶ月モヤモヤしていたのが、久しぶりにワクワクしてきました!」
「スッキリしました!このタイミングでお話しできてよかったです」
とのご感想をいただいています。
たとえ同じ結論になっても
この作業をしておくと、どんないいことがあるかというと、「デメリットを引き受けた上で選択するので、納得度が違う!」ということです。
「考えるのが面倒くさいからこっち」と選んだ場合、たとえ同じ結論だったとしても、うまくいかない場面に遭遇した時に、「やっぱりあっちにすればよかった」となりかねません。
ですが、分析を入れて決めた場合、デメリットも承知の上での選択なので、たとえうまくいかない場面があったとしても、誰かを責めたり、後悔したりすることがありません。
あるいは、「もし、こうなってしまったらこうしよう」という対策まで立てておくこともできれば、冷静に対処することができますね。
たとえ同じ結論になったとしても、全く心持ちが違うと思いませんか?
終わりに
人生に何度か訪れる大きな選択。後悔のないよう、納得して決められるといいですね。
私でよければ、そのお手伝いをさせていただきます。