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shokonote
親も間違えます。
ペダルなし自転車「ストライダー」に学ぶ教育術
14歳のとき、「えっ!お母さんが言うことって、正しいわけじゃないの?」と気づいてしまった。
親も間違える。
親の言うことがすべてでないのだと知った開放感と、物事を考える縁(よすが)を失った不安。両方があった。
この出来事が、強く頭に残っていたのかもしれない。
私は子どもが生まれてすぐに、「親も間違えますという姿を見せていこう」と決めていた。
何も高尚な理由があるわけではなく、もし自分の価値観や意思決定が間違いだったとき、子どもに影響を与えるのが怖かったのだ。
少なくとも、成人まで暮らしをともにをする以上、子が親から影響を受けないわけがないのだけど、なんというか、私と子どもは別の人間だよねという意識はつねに持っておきたかった。(それでも似てるところがあると嬉しい)
なので、子どもに対しては、私以外の大人と接する機会をつくったり、いつもの生活圏内から離れた場で、同世代や年上と関わる機会を設けるようにしていた。
今年、子どもは14歳。
お母さんはああ言ってたけど、先生はこう言ってて、友達はこんなことを言ってた。
「さて、自分はどうしようかな?」と、考えられるような人になってほしいなぁ。
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