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vol.7 すき焼き記録アプリを作った

これまであちこちのすき焼きを食べに行っては食材や調理の流れを記録してきている。記録方法はお店の方にお断りをしたうえで写真や映像に収めていたのだが、写真を撮るにしても1時間弱の食事で数百枚も撮るのであとで見返すのがものすごく大変で、映像に至っては1時間の映像を何度も見返す必要があるし、よく見えない部分があったりで結局もう一度食べにくことも少なくないのだ。

食べる側にいるとそれほど動作が多くないように思えるが、実際にはこまめに火力調整しゲストの取皿に気を配りつつ次の食材を鍋に入れ、割り下が焦げ付かないように差し水をしたりと、仲居さんが1時間ずっと動き続けることであの美味しいすき焼きが食べられているのだ。

しかもすき焼きはハレの日の食事と言われるだけあってお値段もそれなりにする。何度も気軽に行ける値段ではないので行ったらきっちり記録したい。抜けもれなく食材1つ1つにナンバーを振って追跡管理したい、そんな思いが募ること10年。そんなアプリを作ってみた。

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すき焼きを記録する専用アプリはおそらく世界初だろうし、ニーズも多くはないだろう。しかし個人的なニーズを叶えるためだからこそ、超特化した機能が満載なのである。

インターフェイスは個人的な気分を盛り上げるためにすき焼き鍋とザク皿を用いたデザインにした。食材は鍋に投入するタイミングでそれぞれナンバーを割り振り、それ以降の返しと配膳を追跡管理することができ、最終的にどのゲストに配膳されたかも一目瞭然なのだ。なによりも待望の機能としては、食事が終わると同時にログがCSVで吐き出せるというところである。これでSUKIYAKI Notationをもっと気軽に作ることができるようになるだろう。

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