確定給付制度を学んでみた
2種類の確定給付制度
退職給付は支給方法や積立方法によって、次の2つの制度に分けられるみたい。
①確定給付制度
②確定拠出制度
事前に払う金額が決まってる制度
①の確定給付制度ってやつは、働いた年数や給与水準に応じて事前に金額が決まってる退職金制度。(めっちゃシンプルに考えると、勤続10年で給料50万円だったら、〇〇円みたいな)
一括で払ってくれる制度
そんな確定給付制度も調べたらいろんな種類があるみたい。
そのうちの1つが「退職一時金制度」
→一時金っていうのは、「一括で払いますよ」って意味。
そんでややこしいのが、退職一時金制度にも何個か種類があるみたい。
自由度高く、社内で積み立てる仕組み
何個か種類があるうちの1つめが、「社内積立型」っていう仕組み。
簡単に言うと、他の制度を使わずに、給付のための原資を企業独自に積み立てていいですよっていう仕組みのこと。
→それぞれの企業で自由に制度を作っていいよとなってる。
しかも積立金の運用手段にも法的制約がないのが大きな特徴。
→給付の原資(積立金)を事業を回すお金や投資などの他の用途に使うことができる。
自由な反面、受ける制約がある
だけどなんでもかんでも自由じゃないのが現状。
何が自由じゃないかって言うと、制度は自由に作れる代わりに税制優遇は得られない。
しかも労働基準法の「退職手当」ってやつには該当するみたい。だから労働基準法の適用を受けることになる。
場合によっては、受け取れないリスクも
従業員側の視点から見ると、給付原資が外部で保全されないから、退職金を受け取れる確実な保証はない。だから極端な話、会社の業績が悪くなって自分の退職積立金が会社の運転資金に使われる。それでも業績が回復せず、退職金給付原資が確保できない。それでいざ退職する時に、もらえるはずだった退職金を満額もらえないパターンとか出てくるかもしれない。