春日明/好きのリハビリ中

2児の母。フルタイム勤務の会社員。多忙により自分の「好き」が分からなくなった日々から一転、職と住まいを変え、改めて「好き」を見直す毎日を綴ります。

春日明/好きのリハビリ中

2児の母。フルタイム勤務の会社員。多忙により自分の「好き」が分からなくなった日々から一転、職と住まいを変え、改めて「好き」を見直す毎日を綴ります。

最近の記事

コロナ禍で育てた、不安と向き合う心の筋肉

 先日、あれ?これは私、仲間外れにされたのかな?というちょっとした(自分の中では)事件があった。複数人で打ち合わせをし、各々解散した数分後、オフィスに戻ろうと少し寄り道しながら帰ったら、別れたはずの自分以外のメンバーが一緒に歩いている現場に出くわしたのだった。「あ」とお互いに出くわして「次の予定に向かおうとしたら、たまたま方向が一緒で」と会話して別れただけなのだが、偶然お昼時だったこともあり、あれ?これは、私抜きでランチかもしれないな、という予感。  友達でもないし、仕事仲間

    • 歩き始めて1年、その後。

       ちょうど一年ほど前から、毎日最低でも8000歩程度歩くよう意識するようになった。その数字を維持するために真夏でも通勤時に2駅ほどあえて歩くようにしていたのだが、今年に入ってからは通勤時間の短縮を優先することにして、会社の最寄り駅まで電車に変更し、通勤の際、あえて2駅前で降りてのウォーキングはやめている。けれども決して「歩く」マインドを失ったわけではない。「なるべく歩く」習慣を身につけたことは、私の心身をだいぶ逞しく、健やかにしてくれた。  歩き始めたきっかけは、コロナ禍で

      • 服も下着も「黒ではなく白」、という挑戦

        「下着がその人の印象になる」という投稿で、使い古した補正下着を捨てて、思いきってそれまでの自分にとっては高級なYueというブランドのブラとショーツを購入した話を書いたが、それ以降、私の下着熱がどんどん高まっている。 自分の下着がきれいになると、家族のものも気になり出し、年末年始でもないのに調子に乗って、夫の古いトランクスと肌着、娘たちの古いキャミソールや靴下も大量に処分し、新調した。 まるで、一つの部屋を掃除したらきれいな空間が心地よくなり、家中の掃除に取りかかりだした、みた

        • 丁寧に書く字に込められたもの 

          連休に入り、のんびりしていたら、うっかり長女が通っている学習塾の保護者会動画の視聴期限が今晩中に迫っていた。この手のお知らせは気づかずスルーしてしまうことも多いのだが、ダラダラあと数時間過ごすより、音声だけでも聞きながら家事をした方が有意義では、と思い、イヤホンを耳にする。  ながら聞きで良いか、と思っていたのも束の間、学習塾の講師はさすが話のプロで、思わず家事の手を止めてメモしたくなるような金言がポンポンと出てくる。教科別に先生方が説明してくれるのだが、どの先生も皆、一様に

          SNSから離れられない私なりのデジタルデトックス

          連休や週末になると、時折「この機会にデジタルデトックスしたら気持ちよく過ごせた」なんて投稿を見かけることがある。期間限定でスマホやPCと距離を置いて、ゆったり内省したり、これまであまり見ることがなかった景色を眺めるのは心身の健康に良さそうだ。そうは思っても職業柄、私にはあまり現実的ではないなあ、と感じ、チャレンジすることがなかった。 ところが、この1か月で、以前よりグッとSNSを眺める時間を減らすことができた。何より、SNSを見て心がざわついたり、必要以上に他人を「いいな」

          SNSから離れられない私なりのデジタルデトックス

          歩くとは調律すること

          ウォーキングを始めてから2ヶ月が経った。同じことをコツコツ続けることが苦手なので、たった2ヶ月でも自分的快挙である。1日1万歩を目標に、少ない時で8000歩、多い時で1万5000歩近く歩いている。 始めたきっかけは仕事が急に暇になったから。昨年後半の目が回るような忙しさが嘘のように、年明け状況が一変した。年末年始休みを経てなお疲れを引きずっていたため、1月こそその状況を喜んでいたが、2月半ばにもなると、段々と不安が募る。 「こんなに暇でいいのか?」「クライアントの役に立っ

          歩くとは調律すること

          小さくNOを言う練習

          ここのところ、小さな違和感を雑に扱わないよう気をつけるようになった。きっかけは、いつも人との距離感の取り方がいいな、と思っていた知人が、自身が主催するとある集まりで、小さく、でもハッキリと、「それは私は違うと思うので、今後この場所ではそういったことは控えてほしい」と発言する姿を見たことにある。 私より一回りほど年上のその人は、大人の落ち着きとナチュラルな明るさを備えていて、一言でいえば感じが良かった。 他人との適度な距離の取り方や、ポジティブな表現を心がけていると思われる言

          ひとりでも楽しい

          4月。新生活が始まる季節にいつも思い出す言葉がある。 本人はもう忘れていると思うが、当時、小学校1年生になったばかりの長女の言葉だ。 私も夫も、交友関係は、「広く浅くより」も「狭く深く」、ひとりふたり、親友と呼べる友がいれば、それで満ち足りるタイプなので、友達の数は少ない。 願ってもできないからかもしれないが、率直に言って「友達は多いほどいい」と思ったことはこれまで一度もなかった。 なので、娘が小学校に入学する際、「友達がたくさんできるかな?」ということはほとんど気にし

          下着がその人の印象になる

          ちょっと恥ずかしい話だが、この2年ほど、私はおへそまで隠れるパンツを愛用していた。 恥ずかしいというのは、別に丈だけの問題ではなくて (おへそが隠れる丈でもシンプルで洗練されたデザインのショーツはある)それが、補正下着だったという点にもある。 ことの始まりは、「下着の買い付けが得意なバイヤーさんに取材したら この補正ショーツがヒップアップにいい!と太鼓判だったらしい」という噂から。 仕事仲間の間でジワジワその評判が広まり、 私も履いてみる!との声が相次いだ。 体型悩みが尽き

          下着がその人の印象になる