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「コーチ」も「インディペンデントコントラクター」も、さっぱり浸透しない日本(私は好きだけど)。

週末、#コーチング に関する原稿を書いておりました。

インタビュイーさんは私よりずっと若い方なので、
「日本にコーチングが入ってきた頃」の話は、歴史として知っておられるだけなのかなぁと思いつつ聞いていたのですが、
だからこそ客観性があるご意見だなと感じたのが、

当時の社会情勢に合う、「上り坂のコーチング」だった
というご指摘。
たしかに、そうだわ。

証券会社に勤めながら、余暇に読書を楽しんでいた私は、
心理学の書棚でディスカバー21(現在のディスカバー)の伊藤守さんが書いていた、「プクティ・ムクティ」ってシリーズにハマったのです。

あれから20年以上の時が流れたにも関わらず
日本におけるコーチング市場って
成長していませんよね。

2019年に「1億ドルコーチ」という本が出て、話題になるかと思いきや、そうでもなく・・・。

2020/5/8付日本経済新聞 朝刊の記事をはっておきますが #日経会社情報

米では1兆円市場なのに、日本では300億円程度(コーチング大手のコーチ・エィ調べ)ということです。比較になりません。

コーチと同様に、私た「これ、面白いやん!」と思ったのに
まったく広がる気配がない…のが、

#インディペンデント・コントラクター #IC  です。

協会もあるし。

ライター仲間の中でも、わり実績を上げている人がICを志向している印象があったので、フリーランスの上位職?みたいな感じで広がっていくだろうと思っていました。

でも、私自身、

「協会に入るほどでもないな」

というのが正直なところでした。
日本の商習慣に合わないというか・・・法人を相手に年間契約の業務委託みたいな形で仕事をしようと思ったら、合同会社でもNPOでも一般社団でもいいから法人にしておいたほうが「組みやすい」と言われるのが現実ですし(たぶん、社内稟議が通りやすいとか、そういう話。実力は関係ないと思います)。

それを気にしない相手なら、べつに「IC」を名乗らなくても、
単なる「フリーランス」のままで、何の問題もないので、
お金を払ってまで協会に所属する意味が、ほとんどなかったりします。

(セミナーの内容は、面白そうだなと思うこともしばしばなので、ICを謳わずに告知したら、フリーがわんさか集まるかも?と思ったり)。

2022年4月から、組織に属して働いておりますが、
終身雇用制が崩壊したといいながら、まだまだ日本人が企業に帰属する意識って、

ものっっっすごく、強いっっ!!

って思います。
だから、会社員の人たちが
#副業 #複業  や #社内起業  になら関心を示しても
独立やICまでいくと、別にいいや~ となる感じ、少し理解できるようになりました。

むしろ逆方向から
がっつり法人化してやっていたけど、もう年齢もアレだし
従業員を雇って、その人と家族に対しても責任負うのが重たいから
ICにでも「降りていく」とするかぁ・・・

というルートのほうが、リアリティがあるように思います。
コーチングも、上り坂コーチングではなくて
下り坂コーチングが必要な時代。

ビジネス書も、
イケイケな自己啓発書(フォレストとかダイヤモンドとか)に混じって、脱力系の、がんばらない起業本が頭角をあらわすようになったような。

国が「新・資本主義」とか言ったので、脱・成長の流れも来てますし、哲学系の書棚にいっても、坂を下り始めている感に満ちています。

というわけで、
イケイケ路線で広まらなかった、
「コーチング」と「インディペンデント・コントラクター」ですが、
思い切って呼び方を日本の感覚に合うように変えて、
かつ、下り坂伴走路線に切り替えれば、
一気にブレイクするかもよ?!

って思ったりしています。

コーチングの、馬に引っ張られてグイグイ💪行く感じも
インディペンデントのキラキラ野心に満ちた感じ✨も

いまの日本の気分には、フィットしてませんので。

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