斎藤和義「売れたきっかけは納得のいく曲が作れたこと。セールスではない」からクリエイターが考えるべきこと
「バズ」よりも大事な事があると感じたので、書いてみます。ブログに限らず、すべてのクリエイターに当てはまる話なので、読んでみてください。
バズコンテンツよりも大切にしたい事
書いた記事がバズるのは本当に嬉しい事です。ネット上で自分の書いた記事が拡散される快感はたまりません。しかし、バズることばかり意識するのも考えものです。
そうなると、アクセスの稼ぎやすいコンテンツを作ることに躍起になってしまいます。
それが書きたい事に一致しているなら問題ないのですが、そうでない場合は自分の首を絞める事になります。
バイラルメディアが流行っていましたが、「アクセスを集める」という発想だけで記事を作り続けて残っているのは数える程度です。
さらに、バズるものなんて正直誰にもわかりません。これはイケる!と思って出したものがスベったり、逆に意識せずに出したものが拡散されたりします。
ヒットコンテンツを予測するのは至難の技です。プロブロガーであるイケダさんでも見極めるのは難しいとおっしゃっていました。
さらに、バズばかりを意識しているとプレッシャーを感じて、記事を書く事に対して及び腰にもなってしまいます。
なので、そうならないために本当に大事なことを考えるべきなのです。
必要なのは「作り手としての納得感」
大切な事とは「バズらなくても納得のいくコンテンツをつくる」という事です。
そのコンテンツとは、「結果がどうであれ、自分が納得できるほど真心を込めて丁寧につくったもの」。
こうした作り方をしているのが、有名アーティスト・斉藤和義さんなのです。
「歌うたいのバラッドで自信を持てた」
詳し作り方は、千原ジュニアさんとケンドーコバヤシさんのトーク番組『にけつッ!!』で語られました。
「クリエイターが売れるきっかけ」というテーマでトークをしているとき、千原ジュニアさんが斎藤和義さんのエピソードを話し始めたのです。
斎藤さんが売れるきっかけについてこのように語ったのだそうです。
「自分の納得できるすごく良い曲が出来たときに「俺は売れる!」と感じた。
この曲が作れたので『俺はミュージシャンとしてやっていける』と自信が持てた。
この曲が売れる売れない関係なく、俺は凄くこの曲に納得が出来る。
そんな感情が生まれた曲が「歌うたいのバラッド」なのだそうです。正直、歌うたいのバラッドは大ヒットした訳ではありません。
しかし、のちのち著名アーティストがその魅力に気づき、カバーしていくことで多くの人に届けられています。
この「納得いくまでやりきった体験」が斎藤さんの活躍を支えているのです。
「納得いくまでやりきる」ことで見えてくるもの
この話を聞いたときから、記事を書く際「納得できるまでやりきる」ことを重視するようになりました。
結果、納得のいく記事が書けるようになりましたし、その記事がバズらなくても落ち込む事はなくなりました。
こうした姿勢を貫くと、安易にアクセスが稼げる麻薬的コンテンツに走らなくなりますし、自分の書きたい事を素直に書けるようになります。
なので、みなさんも「納得いくまでやりきる」ことを意識して記事を書いてみてください。
そうすれば、良い記事を生み出せるようになります。そうすれば「バズ」は自然とついてきます。
まずは焦らずに「納得いくもの」をつくっていきましょう。
なお、これはブログ記事に限らず、クリエイターなら自分の創作活動に当てはめられるはずです。
ぜひ意識してみてください。