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凸凹を補完しあえる世界は理想でしかないのか…

先日娘と「撮りためた映画をみよう」という話になり、”ALWAYS 三丁目の夕日”の続編をみていた(なぜか”続”しかなかったの)。

途中まで見進めているうちに、なんだかある違和感を覚えていたのだが、そのときちょうど娘が「ねえ。そんなにお金があるなら、お金はだしてあげたらそれでいいんじゃない?」と言ったのだった。

「え!やっぱり!?だよね???」

それがまさに、ワタシの違和感の正体だった。

ビンボーなだけで、自分の子でもない子どもを愛情かけて育ててくれる男に、なぜ父親かもしれないがカネでしか人間の価値をはかることのできない男があれほどズケズケと暴言を吐けるのか。あそこはもういっそのこと「じゃあ悪いけど、育ててやってくれないか。そのかわり養育費は十分出すから彼のしたいようにさせてやってくれ」でいいんじゃないのか。

なぜ、ひとりに全てを求めるのだろう。
今の時代もそうだ。離婚するとなぜ、片親に経済力も子育て力も求めるんだろう。

子育てが上手なヒトは子育てを担当し
お金を稼ぐのが得意ならそっちを担当する
凸凹を、補完しあえる関係がどうして成立しないのだろう。
なぜお金儲けの下手な人間に「もっと金を稼げ」「金を稼げないヤツは子育て失格だ」と言うのだろう。人間はみんな凸凹なのになぁ。

えっと、、、付け加えておくと、ワタシこれ大好きな映画なんですよ。毎回みると泣いてたし、だから今回も泣く気満々でみはじめたの。それなのにあれっ!?て感じで自分でもビックリ。

ワタシの価値観が、前回視聴時からものすごい振れ幅で変化したのでしょうね。

それにしても若干15歳でそこに気づく娘、今の若者はすごいです。てか若いからこそそう思えるのかな。若い感性大事にしないと。


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