自己否定からの解放ー自分を知り荒波を乗り越えたワタシの半生記28.昭和のお仕事:お茶くみ
あ。そういえばワタシが就職したころはちょうど平成に入ったタイミングで、昭和じゃなかったわ。
すっかりウソをついていました、、、
でも、じゃあ平成かというと、行っていたことは紛れもなく昭和のものだったと思うのです。平成ってもう少し違うと思うんだよね。
というわけで、昭和ならではのお仕事「お茶くみ」をご紹介しようと思います。
今もやっている会社、あるのかしら? まさか、この、令和の時代に!?
あったら教えていただきたいです。
ワタシの入った職場は、当時、株式一部上場企業の、まあまあ有名な会社の支社で、ワタシは営業事務でした。
”お茶くみ”業務はあさイチ。どんな仕事よりも先に、文字通りお茶をくむお仕事。
誰に?
営業のヒトに。
自分が配属されている課の営業さん全員に、お茶を出すのが大事な任務だったのですね~。
入社して、たくさん覚えることあったけど
「〇〇課長は、コーヒーで砂糖とミルクね、●●係長はコーヒーで砂糖だけ。△△さんはブラック・・・」
おいおーい、この知識、無駄じゃね!?
朝の朝礼が終わったあとに、せまーい給湯室に女子がわらわらと集まり、カップの争奪戦(笑)いまでも柄を覚えている。出遅れると古いヘボいカップになってしまって、出すのが気まずい(だれも気にしてなさそうだったが)
いやぁ、のどかだったな・・・
自分たちは何を飲んでいたのだろうか。
確かまだペットボトルのお茶なんて、なかった気がするし、スタバもドトールもなかったよなーそもそもコーヒー飲めなかったし。
でもきっと、何かドリンクも提供されていたのではないだろうか。もしくは誰かがやかんでお茶つくってた、とかね!笑
あの頃からくらべると、オジサンたちの立場はどんどん低くなっていったんだな。あの頃は課長とか部長あたりは、フツーに席で新聞を読んだりしていたもんだ。今ではありえないのではないだろうか。
お茶くみという制度は、本当に男尊女卑の最たるものだった。今もし「やって」と言われたら、百歩譲って、お茶を入れて差し上げてもいいと思える上司にだけだろう。
だけど、なんだかちょっと、ユルくて呑気な時代だったなと思ったりもする。オジサンがまだ威厳を保てていた時代。女子たちがまだ(表向き)大人しくしていた時代。
そんな時代にワタシは(なんか違う)と思いながら生きていたのだった。