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米から帰ってきた息子がエモかった

留学で渡米してた息子が2年半ぶりに帰ってきた。

帰ってくるまではソワソワして
「空港で会ったらハグしちゃうぞ~」
なんて思っていたら
(かれはそういうのがニガテ)
なんと
ワタシが来ないかと思って友だちに迎えを頼んだという…

何も言わなくても行くだろうが!!
と思ったが、
そっか、言わなきゃわからない国USAから帰ってくるんだなと、自分を慰め

そこは大人しく娘ととんぼ返りした。
そのときは
「そうだよ、こういうヤツだった」
「ったく人の気も知らないで!」
と、二人でお気に入りの鳥○族で焼き鳥食べまくりながら、愚痴っていた

が。

次の日からの彼がなかなかにエモかった。

朝起きてきて
「これ…ゴニョゴニョ」
と言いながら持ってきたのが
スタバ1号店のボトルとカップ。
いまの大学に移る前、コミュニティカレッジにいた頃に買ってずっと持っててくれていたらしい。


Seattleが近かったので買ってきてくれたんだろうな

普段ほぼ贈り物などない彼だが、ここぞというときの心臓の掴み方は心得ているので、しばしばそれにウッとやられる母。

次の日は、バイトもできなくて無一文なはずの彼がドラッグストアで食器用洗剤を買ってきてくれたので「あれ?おカネは?」と聞いたところ

「はじめに渡米するとき、何かあったときのために持っていきなと渡された2万円をずっと大事に持っていた」という。いつか日本に帰国するこのときのために使おうと、これには絶対手をつけなかった、と。

実はワタシのほうはそんな出来事をすっかり忘れていて。
(そういえばあの頃、おカネに苦労してたもんな)とか他にもいろいろな面でまだ心がザワザワしていた頃だなぁと、懐かしく思い出し、そして(そんな中でもできることをして送り出したことを、きちんと忘れずこうして思い続けてくれたんだなぁ)と、目頭が熱くならずにいられなかった。

超物価高のアメリカで、思い通りにおカネを使うこともできず、安いスーパーマーケットや日系スーパーに行こうにも車がないため誰かに頼らざるを得ない生活で、確実に苦労しているハズなのに、いや、だからこそなのだろう
(好きなサッカーをやらせてもらってるから)
と、これまでも事あるごとに感謝の気持ちをLINEで送ってきていた。

ホントに子どもって勝手に成長するし、ほっといてもちゃんと見るとこ見てて、受け取れるチカラさえあれば真っすぐ育つんだなと、少し感動した2024年の師走。彼らを取り巻く周囲の大人界隈ではいまだに「大学どこいった」だの「就職先はー」だの、あれこれ古い意識での会話が飛び交うけれど、彼らはこれからの新しい時代に大きく羽ばたき、日本を、そして世界を明るく照らしてしてくれる、光の存在。
どうか、古い大人の思考に縛られないでほしい。
自分の思った道を信じて進み続けて欲しい。

彼が帰ってきたおかげで、彼の同級生たちにたくさん再会することができてより一層その思いが強くなったよ。
母は嬉しい。
ありがとね~!!

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よっしー@自分軸セラピスト
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