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死ぬほど売れたハンバーグのせいで作ることもままならなかったスペアリブ

10年前までしてたレストランでは

『牛泣かせのハンバーグ』

というネーミングのハンバーグが死ぬほど売れてまして、

ほぼ!

ハンバーグ専門店でした。

もちろん他にもカレーなどもありましたしカレーも焼きカレーも売れてました。


でもでも、ハンバーグだけはケタ違いなのです。

はっきり言ってハンバーグもカレーもだいたいどこのお店でも家庭でも作り方はそう変わらないし、うちも同じく玉ねぎ、肉、卵、パン粉、スパイスを捏ねて作ってたのであえてここでハンバーグの作り方と書くほどのことではありません。


どこでググッても出てくる普通のレシピです。

じゃあ何が人気の理由だったのかと言うと、肉がめちゃくちゃ美味しかったんです🥺

どうやってそんな美味しい肉を手に入れられたのかと言うと、30年近く前に移住して知り合いもいないので地元の人に教えて貰った草原に建つ畜産協同組合がやってる販売所を教えてもらいました。

そこに地元の方が肥育されたブランド牛を買いに行ってたのですが、数年後閉鎖することになり、直接肥育農家さんから買ってくれと紹介してもらいました。

だから美味しかったんです


スーパーで売ってる国産牛や和牛(どこの誰が作って本当に和牛なのかも不明)ではなく育てた本人が(屠殺場に持って行って)売ってくれるので美味しかったんです。


これは田舎に住んで地元のツテがないとなかなかに難しいことで、普通に売ってる肉とは訳が違ったんです。

信頼出来る和牛を謳ったハンバーグ屋さんをするのであれば畜産協同組合がやってる直売所で買うことをオススメします。

で、毎日毎日毎日毎日朝からハンバーグの仕込みをし、日中は営業してハンバーグがなくなり、閉店後はまた翌日のハンバーグの仕込みをするのです。

でも中には他のメニューを目指して来られるお客様もいるんです。

それがスペアリブでした


スペアリブファンはハンバーグファンとはまたちょっと層が違ってて、スペアリブ愛が凄すぎて何百キロ離れてても来て下さるんです!

はるばるスペアリブを目指して来て下さるのですが、ハンバーグがあまりにも多すぎるのでスペアリブなんて作る暇が無いんです!

毎度毎度欠品し断るのも申し訳ないし、

そうだ!スペアリブを漬け込んでるタレを販売すれば良い!そしたらスペアリブ目当てのお客様だけでも減る!!


となんとも罰当たりなことを考えまして、漬け込んでたタレのみの販売を始めたんです。

がしかし!!


ハンバーグが忙しすぎて結局タレなんて作る暇もなく😂


ほとんど作ることも売ることもなく店は終わりました(;・∀・)

という訳でキョーレツに愛されてたスペアリブのタレのレシピを販売しよかなと思います☺️


そのタレを使ってこんな戦略で店をしたらどうかの提案もありますのでご参考まで☺️

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