SUKIMAKI ANIMATION
アニメーションのことを知ってもらえる機会をもっと増やしたいなとの思いから、不定期でフリーペーパーを発行しています。アニメーションの制作日記や日々感じていること、映画評などを綴っています。本当は実際に手に取っていただけるのが1番なのですが、なかなか全国にお届けできるのが難しいので、オンラインでも読んでもらえるようにしました。
『LUNATIC PLAN(e)T』は宇宙を舞台にしたSFファンタジーです。現在は脚本の骨組みが完成し、アニメーションの制作に取り掛かり始めました。スキマキアニメーションがこれまで培った技法を総動員し、鋭意制作中の最新作アニメーション作品です。 このマガジンは2021-2023年にパトロン限定に配信した『LUNATIC PLAN(e)T』の制作日記です。古い内容になりますが、制作は現在も続いており、制作のプロセスや作品の世界観を感じていただけると思います。 *リアルタイムの制作日記はパトロンにご入会いただいた方に配信しています。 *春頃に前年の記事を追加していく予定です。
子だぬきを産んで、政治が気になり出した母たぬきの一コマ漫画。
「パロル」第7号 2024年6月発刊 レトロ印刷 スクレ 表2色/裏1色 800枚 ・・・・・・・・・・ 表絵 無題 ひろしまアニメーションシーズン2024 絵本『ねこはねこのゆめをみる』原画展@長谷川書店 あしゆらvol.6 マルチプレーン撮影台のクラムボン(鋤柄真希子) ニワトリ3羽とウサギ1羽(鋤柄真希子) 『散歩する無意識』-松村康平映画評vol.2- 『悪は存在しない』(2023) 濱口竜介 ・・・・・・・・・・ こちら↓からpdfをダウンロー
「パロル」第6号 2024年4月発刊 レトロ印刷 コニーラップ 表2色/裏1色 500枚 ・・・・・・・・・・ 表絵 『ねこはねこのゆめをみる』 イメージ画 『ねこはねこのゆめをみる』原画展&トークイベント 『ねこはねこのゆめをみる』制作日記#4 言葉を産む言葉(花田睦子) 『ねこはねこのゆめをみる』制作日記#5 アニメーションと絵本、制作の差異(松村康平) 『散歩する無意識』-松村康平映画評vol.2- 『オッペンハイマー』(2023) Christoph
「パロル」第5号 2023年8月発刊 レトロ印刷 クラフト紙 表2色/裏1色 2000枚 ・・・・・・・・・・ 表絵 絵本イメージ画 「えほん館」出版Project!!『ねこはねこのゆめをみる』 上映のお知らせ みちくさ映画祭 こま井亭×スキマキアニメーション 「えほん館」出版プロジェクト 絵本とは、読んでもらう本である。(花田睦子) 絵本『ねこはねこのゆめをみる』(鋤柄真希子) 『散歩する無意識』-松村康平映画評vol.2- 『TAR』(2022) Todd
「パロル」第4号 2023年4月発刊 レトロ印刷 クラフト紙 表2色/裏1色 550枚 ・・・・・・・・・・ 表絵 無題 メタモルフォーズの往復書簡 LUNATIC PLAN(e)T 制作日記#04 「宇宙のはじまり」 Small island(book) Big Song (允子) 境界と融解 川内倫子M/E展と新作絵本『ねこはねこのゆめをみる』(松村康平) ・・・・・・・・・・ こちら↓からpdfをダウンロードできます。
「パロル」第3号 2023年1月発刊 レトロ印刷 わら半紙 表2色/裏1色 350枚 ・・・・・・・・・・ 表絵 『LUNATIC PLAN(e)T』chapter12 イメージ画 『LUNATIC PLAN(e)T 原画展(仮)』 LUNATIC PLAN(e)T 制作日記#03 「輪廻」 『散歩する無意識』-松村康平映画評vol.2- 『NOPE/ノープ』(2022) Jordan Peel おしっこと青首大根 ・・・・・・・・・・ こちら↓からpd
「パロル」第2号 2022年8月発刊 グラフィック コート紙 500枚 ・・・・・・・・・・ 表絵 『LUNATIC PLAN(e)T』イメージ画 LUNATIC PLAN(e)T 制作日記#2 「ものごとの内と外がひっくり返る」 『散歩する無意識』-松村康平映画評vol.2- ホン・サンス『それから』(2017)に寄せて 畑の流れ ・・・・・・・・・・ こちら↓からpdfをダウンロードできます。
アニメーションのことを知ってもらえる機会をもっと増やしたいなとの思いから、フリーペーパーを発行することにしました。アニメーションの制作日記や日々感じていること、映画評などを綴っています。本当は実際に手に取っていただけるのが1番なのですが、なかなか全国にお届けできるのが難しいので、オンラインでも読んでもらえるようにしました。 こちら↓からpdfをダウンロードできます。ぜひ読んでみてください〜! 「パロル」創刊号 2022年2月発刊 レトロ印刷 わら半紙 表:ラムネ/ 裏:濃
宇宙が誕生する前の世界はどんな色だったんだろう?
あけましておめでとうございます。 昨年はおかげさまで脚本を完成させることができました。細部のまだまだ肉付けは必要なのですが、骨組みができあがったので少し達成感があります。今年はアニメーションにとりかかります! 最初に作るのはオープニングの「うさぎが恒星の周りを走っているシーン」。『LUNATIC PLAN(e)T』では重要な役割を持った動物が数種類登場します。うさぎはその筆頭。うさぎによって物語が始まります。
『LUNATIC PLAN(e)T』チャプター9は、月面に降り立ったチンパンジーからイメージが展開していきます。
映画『杜人』を観て、「大地の再生」という環境改善の方法を知った。 大地も生き物のように呼吸しているので、空気と水は常に流れていなければならない。その流れが止まってしまうと、大地が荒廃し生物が生きるには過酷な環境になってしまう。堰き止められた水はどんどん溜まり、大地が抱えることのできる水の量を超えた時、土石流となって一気に溢れてしまう。「大地の再生」とは、空気と水を通すことで、健全な循環を取り戻そうということらしい。 滋賀県能登川で「大地の再生」講座が開催されると聞いて、体力
✳︎この記事は有料マガジン「2022年『LUNATIC PLAN(e)T』制作日記」に収録されています。 Chapter7「隻眼の狼と月穴」June 29, 2022 『LUNATIC PLAN(e)T』脚本はチャプター15まで進みました。その中からチャプター7のイメージスケッチをご紹介します。
✳︎この記事は有料マガジン「2022年『LUNATIC PLAN(e)T』制作日記」に収録されています。 前回のブログで3月に京都で展示をしますとアナウンスしましたが、4月に延期になりました。展示場所は「えほん館むむむ」という児童書専門店です。上桂にあったお店が二条に移転し、リニューアルオープンします。3月オープンに向けて古民家を改装中なのですが、4月にずれ込みそうとのことです。具体的な開催日は追ってお知らせします。 現在の進捗状況はというと、、、 脚本がチャプター10ま
✳︎この記事は有料マガジン「2022年『LUNATIC PLAN(e)T』制作日記」に収録されています。 松村さんから散文詩のような脚本が上がってきた。 今、この脚本を読んで浮かんできたイメージスケッチを描き出しています。特に「宇宙の始まり母子の別れ」という小タイトルがついたチャプター2(母熊と子熊の別れが描かれている)のスケッチが多い。母熊に甘える子熊の仕草や表情を描いていると、自分の息子に見えてくる。
『LUNATIC PLAN(e)T』に2つの軸が見えてきた。ひとつは親から子へと繋ぐ種の連鎖。もうひとつは木になることで種を飛び越える命の連鎖。後者の連鎖は私が持つ輪廻のイメージに近い。輪廻というと輪を連想するが、私が考える輪廻とは糸が絡み合い「ヨリ」を作ってるような形をしている。たくさんの糸が宇宙誕生と共に生まれ、途切れることなく現在に繋る。しばらく後に「ヨリ」は解けて、他の新しい糸と再び「ヨリ」を作る。その糸とは宇宙に存在する原子のことで、たくさんの糸が集まってできた「ヨ
《LUNATIC》は2008年に鋤柄さんと制作したSFアニメーション作品で、制作期間約一年をかけてオープニングといくつかの習作カットが仕上げられた。 とりあえず出来上がったオープニングパートを海外コンペに出すことにして、〆切りギリギリまで幾度かの夜を徹して編集し終えた僕は、床で仮眠を取っている本作の監督を叩き起こし一路大阪へと向かった。 00年代、映画祭コンペの大半はまだオンラインによるサブミッションが整っておらず、DVDやHDCAMなどのブツを直接輸送しなければならず、なん